「不思議な浮遊感」
ベネズエラを舞台にした浮遊感のある音楽作品
落ち着いたトーンの芝居と、謎の2人の黄色いキャラクターがマッチして、独特の浮遊感を持つ作品となっていた。
◆バンドを辞めた主人公…
バンドを脱退した青年が謎の存在「ビースト」とともにソロアルバムを制作する話。
不安に満ちた世界で正気を保つため、音楽に没頭するのか。
映画の中から漂ってくる鬱屈とした雰囲気と主人公の上手くいかない日…
楽曲制作パートでの幻想的でふわふわした世界観と、日常パートでの不安感や閉塞感との対比が効いておりますね。
絶望するほどではないけど現実的で地味にしんどい不幸の数々に苦笑い。
主人公はこの先も同じ…
“君たちが何者か、俺にはまだ分からない。”
»経済危機に瀕して混乱状態に陥った2016年のベネズエラで、研究所で働きつつミュージシャンでもある男性がソロ活動のアルバム制作に情熱を燃やす姿を描く。
…
優しい色彩と音楽がとても綺麗で観ていて気持ちがよかった。その反面作中では治安の悪さやうまくいかなさはやベネズエラの社会情勢を描いているのかなと。でも演出自体は穏やかで、これが「悲劇」ではなくベネズエ…
>>続きを読むベネズエラのオルタナティブミュージック
ベネズエラの情勢はあまり詳しくなかったが、今作から見るにかなり権力は腐敗しているようだ。その上で、研究員兼ミュージシャンの主人公はいろいろと悲惨な目に見舞わ…
初ベネズエラ映画。
独裁と経済危機により国を出る者が続出する彼の国。ワンマン志向の音楽家である主人公はバンドメンバーからクビにされるが、不思議な二人の音楽家と出会い、レコーディングを始める。
幻想的…
(C)Bendita films/Cinemago