・鑑賞後は女性の欲と業について、考えさせられる。

・A24独特のクセの強い刺激的な映像、演出、不気味でカッコ良い音楽に引き込まれて期待より面白かったが、家族と一緒に絶対に見ることができない。

・あんな研修生(インターン)とCEOはいそうでいないと思うんですが、設定は面白い。

・“美魔女"🇺🇸ニコール・キッドマン(1967-)と魔性の男を演じる🇬🇧ハリス・ディキンソン(1996-)の圧巻の演技が凄い！

・filmarksに表示されているジャン・レノは見つけられませんでした。どこに出てた？


【余談】
公開3日目の日曜朝10時の回は6.7人の客だった。
21年ぶりの恵比寿ガーデンプレイス・シネマは雰囲気がおしゃれ🎩で空いてて穴場ですね。
また来よう。


🈲🚫⚠️ネタバレキーワードは欄外へ記載

誘われる女。



ちょうど30年前。
オーストラリア🇦🇺からやって来たニコール・キッドマンがハリウッドで単独初主演作となった'95年の作品「誘う女」。
あれから30年。
今度は『こっち側』に。😱
今年で58歳。その輝きはほぼ色褪せる事なく今尚 ハリウッドの第一線で主役を張れる大スター！
同じ頃にスターだったデミ・ムーアが今年アカデミー賞で初ノミネートを果たした。
ニコール・キッドマンも一緒にノミネートされてもよかったのでは？
とは言え本作でヴェネチア国際映画祭で女優賞を見事受賞！
貫禄たっぷりなニコール・キッドマン‼️
ご堪能あれ😯


さて本作　⚠️ネタバレあり⚠️


「ベイビーガール」じゃなくて『グッドガール(いい子だ！)』ってタイトルのほうがよかったんじゃない？

あの一言が 強烈 だった。

21世紀の「クルーシブル」 るつぼ。 😱
なんとも挑発的！
幸せな家族、地位、名誉、富。
全てを手に入れた女性が地の底まで堕ちていく・・・
何においても欲望、官能には勝てないのか。
まるで完璧な自分を壊すことで満ち足りていくような自虐の性。
『己の殻を破る』とは こうゆうことなのか・・・

とにかくあの若い にいちゃん が腹立つ！
IQの高い男性ってみんなあんな感じなのかな？
良かった！ 私バカで。😅
あんな人間が職場に一人でもいたら 会社はもうめちゃくちゃになっちゃうね！
女性のフォロワーさんたちはあの青年のようなキャラクターをどう評価するのだろう？

そして。

ニコール・キッドマン演じた女性に感情移入できるのだろうか・・・

ニコール同様、スペイン🇪🇸からハリウッドに渡って来て30年！
アントニオ・バンデラスもこんな損な役柄をこなす年齢になったんですね。
見た目はセクシーだけど 妻を満たせない。しかし嫉妬に怒り狂うという この難しい役柄を完璧に演じ切っていた！

少なくとも「アノーラ」よりかは こちらの方が全然良かった。

『ひざまずけ！』『四つん這いになれ！』
そして床に置かれた皿にあるミルクを犬のように飲むCEO。

ここで興奮するのは変態の証か

それとも・・・

いやぁ。なんとも困った作品でした。😅


2025年 4月1日 13:35〜
TOHOシネマズ池袋screen 5
💺119席
客入り　40〜50人くらい。

今日から4月だというのに降り続く雨☂️
一日中 底冷えするこの日。
ファースト・デイなのにお客さんはパラパラ😞
一人鑑賞の オジサン ばっかり。😅
鑑賞後、出社🚶‍♂️‍➡️☂️

やめないで。

ハリナ・ライン監督、脚本、ニコール・キッドマン主演によるドラマ。
大企業のCEOとして働く主人公が、インターンの青年に誘惑され、パワーバランスが逆転していく姿を描く。
主人公となるロミーをキッドマン、インターンの青年サミュエルをハリス・ディキンソン、ロミーの夫ジェイコブをアントニオ・バンデラスが演じているほか、ソフィー・ワイルド、エスター・マクレガー、ヴォーン・ライリー等が登場。
物語は「A24」のいつものロゴが、女性の喘ぎ声とともに映し出されるという、何とも艶かしい雰囲気で幕を開け、本作品の世界観が示されることに。
以降、舞台演出家である夫のジェイコブと二人の子どもに囲まれ、日中はAmazonかのような会社であるテンサイト社のCEOとして第一線で働くロミーの誰もが羨むような日々が描かれる中、インターンとしてサミュエルが燦然と登場。
親子ほど年齢が離れているジェイコブを自然に目で追うロミー、そんな視線を弄ぶかのように焦らすジェイコブという構図となり、どちらが人生経験が豊富かわからないような展開を見せるのだが、とりわけ、中盤にある、ロミーの性癖が暴かれるホテルの二人の密会シーンは、下手なAV以上にマニアなものとなっており、これは一体何を見せられているんだろうと思うことに。
その後は、てっきり二人の関係が逆転し、ロミーが仕事を追われたり、家族が破滅したり、はたまたジェイコブが成り上がっていったりという流れになるかと思いきや、そうはならず、思いのほかスケール感が小さく、カオスな状態になりそうでならなかったのは、エンタメとしては少々物足りなく感じた次第。
また、ダニー・フィリッポウ、マイケル・フィリッポウ監督『TALK TO ME／トーク・トゥ・ミー』で主演を務めたソフィー・ワイルドや、ユアン・マクレガーを父に持つエスター・マクレガー等、これからが楽しみな若手俳優が登場していたのは見逃せないポイント。
流石に、時々あるドアップのシーンでは50代後半という実年齢は隠せなかったものの、キッドマンの美貌は健在であったのだが、結局のところ、そのキッドマン演じるロミーの性癖をひたすら見せられる内容にお腹いっぱいになったとともに、キャスティングされていた中、登場シーンが全てカットされたと思しきジャン・レノが不憫でならない一作。

野心と道徳を混同しないで。