同監督の前作『幻土』がおもしろかったのだが、全然ダメだった。
「監視社会におけるカメラ」というテーマは興味深いのに、変にヒューマンドラマぽくしようとしたり、テンポも悪く、筋もわかりづらく、中途半端極…
映画『黙視録』
東京フィルメックス
シンガポール、台湾、フランス、アメリカ
幼い娘が行方不明の夫婦。送られてくる娘の映像。そして、妻を監視する謎の男。中盤事件が解決して、また新たな展開が。
す…
[家のカーテンは絶対に閉めよう] 70点
2024年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品。ヨー・シュウホァ長編二作目。狭い国土にマンションが乱立する関係で隣近所との物理的距離が近くなるシンガポール…
監視社会の話、承認欲求の話、家族愛の話、どれも興味深いトピックスだが、本作の落とし所はミステリーなので、鑑賞中に冗長で混乱を感じてしまった。
鑑賞後に咀嚼し直すとやっとピックアップできたくらい、リ…
東京フィルメックス2024、2作目🎞️
“明るい北朝鮮”と呼ばれるシンガポール在住の監督が、日常生活の中で見かけるありとあらゆる場所に置かれた監視カメラから着想を得た「視ること/視られること」につ…
第25回東京フィルメックスにてヨー・シュウホァ監督、浦田秀穂さんのQ&A付きにて鑑賞。
今の警察は映画とは違う。
そう言われるくらいには(舞台のシンガポール以外でも)"監視カメラ社会"と化している…
行方不明の幼い娘を探す夫婦の元へ、2人を盗撮したDVDが届いて始まるシンガポール・ノワール、幻土↑の楊修華第2作。
動機不明の男演じる李康生の“生身感”が、監視社会を内面化した人々の平衡感覚へ異を…
【第25回東京フィルメックス コンペティション部門出品】
『幻土』ヨー・シュウホァ監督の新作。ヴェネツィア映画祭コンペに出品された。
これはなかなか好みの作品だった。『幻土』同様に難解な物語が賛否…
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