賢すぎる妻たちの作品情報・感想・評価

賢すぎる妻たち1921年製作の映画)

TOO WISE WIVES

製作国:

上映時間:85分

3.3

『賢すぎる妻たち』に投稿された感想・評価

編み物をして洋服の買い物をして(生活水準の差も見せつけられながら)夫の振る舞いに少し傷ついたりする女性の生活を描くという点では、『ジャンヌ・ディエルマン』にかなり先駆けたフェミニズム映画と言えるので…

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【詳述は、『毒流』欄で】後半は話術の巧さが勝るが、前半の対照的に見えて実は裏表の、二組の夫婦の冷めたを·押し戻せない夫婦関係の、細部·リズム·位置取りからの説得力と、似て非なるも表す切替えと戻しは、…

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貞操妻の独りよがりな愛情から生ずる絶妙な噛み合わなさ、器用妻の立ち回りの巧さとその行き過ぎ感。
同じ女性だから描けるものなのかはわからないが、観ていて「あ〜これこれ」と溜飲の下がることがしばしばあっ…

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Jimmy
4.0

シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。
(勝手に4本立ての2本目)

夫を愛して献身的に尽くす貞淑妻、そして夫の「想い人」だった金持ち男と結婚した奔放妻の対比を描きながら、「夫を愛する妻の姿は様々…」というあ…

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一
-
貞淑でひたすら夫に尽くすのが逆に若干煙たい妻と、奔放だけど愛され系の妻との対比。買物シーンにおける女同士のマウント取り合いとかも結構面白い。女性監督による1921年イマココの結婚/ジェンダー観として。
Gocta
-
100年前の映画。現代にも通じる部分はあるが、妻は良い家庭を持つことが幸せという当時の価値観を体現しているのも確か。
ひる
3.7
頭で180度ルール破って夫婦関係の崩れる兆しを暗示しとる。出来上がりつつある古典期映画のルール破り。

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