む、むずかし…ガビを中心に物語は展開するけど、コミック、記録映像(?)、写真などの複雑なモンタージュ。歴史観ってやっぱりいわゆる「歴史」ではなくてここでは死者が出てくるように死んで語られることのなく…
>>続きを読む1943年スターリングラード戦で戦死した兵士の膝が「書物だけが歴史ではない。潰えてきた屍体にもその資格がある」というような事を語る。これは歴史教師の脳内像かも知れんが征服者の歩みの集積のみを歴史とす…
>>続きを読む「歴史教師のガービは、ドイツ史の教材に疑問を抱き、今日もシャベルを手に「歴史」を掘り起こしに出かける。戦争映画やニュース映像、絵画、コミックなどが混沌とした「歴史」を浮かび上がらせる。」アテネフラン…
>>続きを読む美しいシーン、印象的なシーンはいくつかある。たとえば前者は最後の降りしきる雪、後者は公安の仕事をするかたわら夜は女性の部屋を覗き着替えなどを盗み見ている男性を焦点人物の歴史教師の女性ガビが見つけ、話…
>>続きを読む歴史を知っているのは死者であるから、死者と対話するために土を掘り起こす、そしてそれをひとりの女性に託すという構成自体は面白いです。本に穴を開ける行為も、歴史を批評することの表象として機能している。
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題名からして『愛国女性』と来た(原題はDie Patriotin)。チラシを見ると歴史教師のガービはドイツ史の教材に疑問を抱き、今日もシャベルを手に「歴史」を掘り起こしに出掛ける、とあるがどんだけガ…
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