ドキュメンタリーみたいな作品だった。神様は貧しい人々をなぜ苦しめるのか…という言葉が全てだった。苦しんでるのになぜ手術してくれないの?治療費を分割にてくれって旦那さん言ってるじゃん。ひどいよなぁ。色…
>>続きを読む激情的な演出を避け、静かに、しかし確実に怒りを積み重ねていく。ナジフの表情には、社会の理不尽さに対する諦念と、それでも家族を守ろうとする決意がにじむ。台詞は極めて抑制されているが、その沈黙の中にこそ…
>>続きを読む手持ちカメラで粘り強く主人公の夫婦を追うタノヴィッチは、どうしようもない貧しさをありのままに描きだす。彼らは抗議の声を上げることなど考えにも及ばず、ただ一日一日を生き延びてゆく。冬のくすんだイメージ…
>>続きを読む「ノーマンズ・ランド」のデニス・タノヴィッチ監督が、
ボスニアでささやかな生活を営む家族の日常を、
実際の当事者を出演させて9日間で撮り上げた物語。
鉄くず拾いで生計を立てるナジフの妻セナダが腹痛…
まじで「生活」って感じの。
日々サバイブするために生きることも、それも一つの生き方だ。
「止められた電気がつく」ってことそれだけでも人生の一つの輝きとか喜びとも言えるのではないか。おれはそういう映画…
戦争って、一般市民も兵士になって、何年も闘って、その間、教育も受けられないし、普通の仕事の技も積み上げられない。戦争終わっても市民は生活保護ももらえない。ホントに鉄くず集めしか仕事がない、みたいな状…
>>続きを読む【第63回ベルリン映画祭 審査員グランプリ、男優賞】
『ノー・マンズ・ランド』ダニス・タノヴィッチ監督作品。ベルリン映画祭コンペに出品され2冠、アカデミー外国語映画賞ショートリストにも選出された。
…
映画の背景が分からなかったため調べたところ、ボスニア紛争後の傷跡を描いたものである。Wikipediaでちょっと調べたくらいじゃ、とてもこの地域の紛争背景は理解できないのだけど、わかったことは自分が…
>>続きを読む戦争が遺した傷跡からいまだ立ち直れないでいるボスニア・ヘルツェゴビナ。
妊娠中の妻と幼い2人の子供たちと共に貧しいながらも慎ましく暮らしているナジフは、廃品置き場から鉄くずを拾い集めそれを売って生活…