シナリオ:予告篇の構想を配信している動画配信サービス

『シナリオ:予告篇の構想』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

シナリオ:予告篇の構想
動画配信は2025年6月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

シナリオ:予告篇の構想の作品紹介

シナリオ:予告篇の構想のあらすじ

ジャン=リュック・ゴダールから、映画界への最後の贈り物。2022年9月、彼が自ら選んだ死の前日に完成した、本当の遺作。コラージュ技法による18分の本編と、ゴダール自身が制作ビジョンを語るドキュメンタリー映像の2部で一つの作品として構成されている。時代を超えた美学と革新的な映像表現を追求し続けた巨匠が、映画と私たちに贈る最後のメッセージとは——。

シナリオ:予告篇の構想の監督

ジャン=リュック・ゴダール

原題
Exposé du film annonce du film “Scénario”
製作年
2024年
製作国
フランス日本
上映時間
36分
ジャンル
ショートフィルム・短編

『シナリオ:予告篇の構想』に投稿された感想・評価

3.9
【肉体を解放し映画に魂を封入する作劇の特異性】【東京国際映画祭】
■あらすじ
ジャン=リュック・ゴダールから、映画界への最後の贈り物。2022年9月、彼が自ら選んだ死の前日に完成した、本当の遺作。コラージュ技法による18分の本編と、ゴダール自身が制作ビジョンを語るドキュメンタリー映像の2部でひとつの作品として構成されている。時代を超えた美学と革新的な映像表現を追求し続けた巨匠が、映画と私たちに贈る最後のメッセージとは――。

■みどころ
Scénariosという遺作、その遺作より前のメイキングを撮影した2本のお話。
前半はDNA/MRIという章立てがされており、MRIにおいては随所に死を連奏する映画シーンの引用が多用されると同時に死と矛盾したある概念が封じられているが…

一言でまとめると深淵な作品だった。
安楽死を選択・実行したゴダール監督の当時の心境・境遇を反映したような作品であり、映像作品として貴重な1本だと思う。
肉体は亡くなるが新生する的な…

堀潤之先生の解説あって内容の大枠が掴めたものの、それでもかなり難解な作品でした。
観れた事自体が重要で、Roadsteadによる配信や公開も恐らくされる作品だと思うので気になる人は鑑賞してみてはいかがだろうか?
東京国際映画祭で既に鑑賞していた「シナリオ」を7/5のル・シネマでの先行上映で再鑑賞。Filmarksが実は2本の作品からなるこちらを分けて表示してくれているのでこちらにも投稿。(半分告知です!!)
感想は「シナリオ」の方にまとめて書いた。「シナリオ」は9/5から公開。これが本当の遺作となる。

この先行上映は実は僕が実行委員長を務め、7/4から開幕しているゴダール展@新宿歌舞伎町王城ビルと配給のねこじゃらしとの共催という形で開催された。スペシャルトークイベントとして、黒沢清監督と展覧会のために来日中のファブリス・アラーニョの対談を実現させた。(黒沢清監督の大ファンである自分はそれだけで、大満足であったし、忘れられない日になった。)

黒沢監督がゴダールについて気になっていることをまっすぐ質問してくれて、ファブリスがそれに応えていく流れ。ゴダールとの出会いからその仕事ぶり。パソコンでのデジタル編集は一切やらなかった話など。
登壇時には言ってたなかったけど、2002年9月13日に出会い、2022年9月13日にゴダールはこの世を去った。ファブリスはちょうど20年彼と仕事をしてきたという。彼だからこそ語れるエピソードや、彼との仕事や自身の展覧会についても語った。沁みる対談には胸が熱くなる瞬間が多々あった。

ゴダール展は、椅子に座って時系列に沿って映画を楽しむ体験から開放されて、自分の好きなように空間に多層的に映し出される映像の中に紛れ込み、思考とイメージの森に迷い込んで時を過ごす体験になる。
「イメージの本」を元にしたインスタレーションだけど、作品を観ていない人にも来てほしい。そこから作品が気になれば観ればいいし、引用されている作品を探ってみてもいい。既に観ている人はもちろんだが、どちらの楽しみ方も正解。
直感的に、自分の思考と向き合えるはず。
3.2
東京国際映画祭にて。

上映後に井之脇海くんが登壇するということで鑑賞しました。
そのためジャン=リュック・ゴダール監督のことは今回初めて知りました。

前半は映画を見ているというより、美術館で絵画を見ている気持ちになり難解ながらも心地よさを感じました。

後半部分のドキュメンタリーは正直ちょっとつまらなかったです。

本のページですったもんだやっているゴダールの姿を「少年の様」と井之脇くんが言っていた気がします。

ゴダール監督は本作品を遺したあとに安楽死を遂げており、特に前半部分は「死」そして「生」がテーマとなっているそうです。

そうやって見ると死を連想させるシーンや生きてこの世に残る人物が描かれていたような気がします。

前半部分でも「DNA」と「MRI」に分かれていてそれにも意味があるみたいなのですが、1回の鑑賞だけでは難しかったです。

前半から後半ドキュメンタリーにかけて時間が巻き戻っているので、前半が終わったあとまた生前のゴダール監督を見れるみたいな構成ともとれるらしいです。

自身の「死」を納得して決めたからこそ撮れた作品という解説もあったきがします。

難解だった分トークショーでの解説は聞き応えありましたね。

トークショーのおかげで本作品がちょっとだけ理解出来た気持ちになれました。

『シナリオ:予告篇の構想』に似ている作品

シナリオ

製作国:

上映時間:

18分
3.9

あらすじ

ジャン=リュック・ゴダールから、映画界への最後の贈り物。2022年9月、彼が自ら選んだ死の前日に完成した、本当の遺作。コラージュ技法による18分の本編と、ゴダール自身が制作ビジョンを語るド…

>>続きを読む

ニックス・ムービー/水上の稲妻

製作国:

上映時間:

87分

ジャンル:

3.7

あらすじ

ヴィム・ヴェンダースは名匠と名高い映画監督、ニコラス・レイが書き溜めていた脚本を映画化させてもらうため、彼のもとを訪れる。しかし、レイの余命は残りわずかだった。それを見たヴェンダースはレイ…

>>続きを読む

イメージの本

上映日:

2019年04月20日

製作国:

上映時間:

84分
3.6

あらすじ

何ひとつ 望み通りにならなくても、希望は生き続ける---。88歳を迎えてなお、世界の最先端でエネルギッシュに創作活動 に取り組むジャン=リュック・ゴダールが新たに撮り下ろした子どもたちや美…

>>続きを読む

ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)

上映日:

2023年09月22日

製作国:

上映時間:

105分

ジャンル:

配給:

  • ミモザフィルムズ
3.7

あらすじ

1950年代末から60年代のフランス映画界で革新的な映画運動、「ヌーヴェル・ヴァーグ」を先導し、常に独自のスタイルを開拓・探究しながら最前線を駆け抜けたシネマの巨人にして鬼才、ジャン=リュ…

>>続きを読む

ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー

製作国:

上映時間:

97分
3.5

あらすじ

フランス、そして世界の映画史を塗り変えた2人の監督、フランソワ・トリュフォーとジャン=リュック・ゴダール。1968年の5月革命後、歴史と政治によって引き裂かれた2人の友情、そして「ヌーヴェ…

>>続きを読む