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Waves(英題)
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『Waves(英題)』に投稿された感想・評価

Omizu
3.7
【第97回アカデミー賞 国際長編映画賞ショートリスト選出】
俳優としても活躍するイジー・マードル監督の長編三作目。カルロヴィヴァリ映画祭で観客賞を受賞、アカデミー国際長編映画賞チェコ代表に選ばれショートリストに残っている。

プラハの春、そしてソ連の侵攻をラジオ局員たちの目線から描いたポリティカル・サスペンス。正統派によくできた作品、硬派なテーマを過不足なく緊迫感をもって描いている。

少し長めの尺ながらテンポ良く進むストーリーテリングがいい。特徴的な演出は特にないが、全体的なクオリティは高い。演者たちの演技も素晴らしく、抑圧されるラジオ局員たちを上手く演じている。

最後まで自由を求めて闘うラジオ局員たち、抑圧してくる政府やソ連、そういった重いテーマをよく描けていると思う。当時の風俗を再現した美術や衣装もよく、撮影もダイナミックでいい。

このテーマを描くならそりゃ長くなるよね。歴史的な転換期を正統派な演出で紡いでいく。ショートリストに残ったのも納得、変わったことをしているわけではないがよく出来た秀作。
シアトル国際映画祭にて。

アカデミー賞国際長編部門チェコ代表。
堅い歴史モノかと思いきやスリラーっぽくて面白かった。
ジャーナリズムのあり方やお仕事映画としても見ごたえあり。

プラハの春の数年前からワルシャワ条約機構のチェコ侵攻までを架空の兄弟を通して描く。
両親を亡くした兄弟、兄トマスと弟パヤ、トマスが親代わりでパヤの面倒を見ているが、性格は対照的で、激動の政治に受動的な兄と積極的に革命運動に参加する弟。
兄が思わぬきっかけで国営ラジオ局の技術チームの一員としての仕事を得たことで、モラルを問う選択を迫られる。
メディアが検閲され、流れるニュースはプロパガンダ混じりの恣意的なものばかりの中、国家の方針に反しても真のジャーナリズムを貫く局長(?)ウァイナーの姿勢は、絶大な尊敬を得ているのも納得。

彼の元で働くうちに政治問題ににそこまで積極的ではなかった兄が徐々に変わっていくが、やはりそこには圧力が。

尺はそれなりに長いが(2時間越え)、前半で自由を奪われた市民や抑圧下のジャーナリストたち、ドゥプチェクが就任するまでが描かれ、後半ではドゥフチェクの政策を良しとしない周囲の国々との緊張が高まりソ連とワルシャワ条約機構の軍事介入。

まるで手に汗握るスパイスリラーのようだし、クライマックスが二度ある感覚。

実際の映像とともにアーカイブ映像風のシーンが違和感なく差し込まれ、一瞬これホンモノか?と錯覚する。