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ふつうの子ども

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ふつうの子どもの作品紹介

ふつうの子どものあらすじ

上田唯士、10才、小学4年生。 生き物が好きな、いたってふつうの男子。 そんな彼が恋をした。 相手は、“環境問題・意識高い系女子”の三宅心愛。 彼女に近づこうと、心愛が夢中になっている“環境活動”を共にすることに。 そこにクラスのちょっぴり問題児・橋本陽斗も加わり、3人が始めた活動は思わぬ方向に――

ふつうの子どもの監督

呉美保

原題
公式サイト
http://kodomo-film.com/
製作年
2025年
製作国・地域
日本
上映時間
96分
ジャンル
ドラマ
配給会社
murmur

『ふつうの子ども』に投稿された感想・評価

背骨
4.0
子どもの演出に定評のある傑作製造マシーン呉美保監督による子ども映画

『海辺へ行く道』が芸術ならこちらは環境問題。てか環境テロ。しかし子どものする事と笑うなかれ。まさに子どもは大人の鏡で、濱口竜介ばりに最高に気まずくなるシーンでは胸が苦しくなったなぁ。そのシーンは笑っちゃうんだけど、よく考えると笑えないという絶妙なバランスで作られていて、呉美保監督は子どもについて真剣に考えてるんだなと思わされました。母は強し!

でもここまで読んでこの映画を「子どもの映画だろ?」と思って観に行かないのはもったいないです。だってこの映画は子どもを映しながら大人の世界を語ってるのですから…
4.1
“ふつう”であって普通でない
10歳の子ども三人を中心にして起きる日常の延長線上の事件。
令和の空気や世界観はあるのに、なんだが過去の自分も掘り返されるような気がして生生しい。

小学4年生の唯士(ゆいし)
作文発表でクラスメイトの心愛(ここあ)が「地球温暖化は大人のせいだ」と訴えるのを耳にする。
大人顔負けに環境問題を語る心愛に惹かれた唯士は、ちょっと問題児の陽斗(はると)を加えた3人で“行動”を始める。
ビラを作り、町に貼り、少しずつ周囲を巻き込みながら、遊びとも本気ともつかない活動が広がっていく。
けれどその行動はエスカレートしていき、やがて学校や家庭を巻き込み、大人社会との摩擦を生んでいくーー。

SNS世代なのに、町内で大騒動。
もし本当に現代の子どもが「大人にメッセージを届けたい」と考えるなら、まず選ぶのはSNSや動画サイトだろう。
だけど唯士たちの手段はビラ貼り。
手作りの犯行声明のようなビラを、車や商店の店先にゲリラのように貼っていく。
なんだかんだ活動は町内の騒動に終始する。
(ニュースにはなるけど)
リアルさを欠くようでいて、逆に観客に“自分の子ども時代”を呼び起こす仕掛けになっていた。

監督が語った「日本でショーン・ベイカーをやりたい」という言葉通り、ドキュメンタリーのように子どもを撮りながら、フィクションとして物語を“変な方向”へ転がす。
その絵の取り方は確かにショーンベイカー監督の『フロリダ・プロジェクト』を想起させる。
子役の子達の演技の凄さもさることながら、撮影のナチュラルさも凄い。引き込まれてしまう。


教師役に風間俊介、母親役に蒼井優、そして心愛の母を瀧内公美が演じる。
どの演技も素晴らしいが、あまりに有名な俳優が顔を揃えることで、無意識に「この人たちは決して突き抜けて壊れないだろう」という安心感を感じる。

もし無名の俳優だったら、家庭の不穏さや教師の無力さはもっと生々しく刺さったかもしれない。
芸能人の起用は観客を引き込む力を持つと同時に、作品の危うさを“安全圏”に収める作用も働いていた。
悩ましい問題だなあと映画好きとしても思ってしまう( ´~`)



この映画を観ながら、すっかり忘れていた自分の子ども時代の記憶が甦った。

ド田舎の小学生だった私は、学校の帰りに友達から
「ビワ食べに行こう!!」と誘われた。
既に5人ほどの児童がよそ様の家の木のビワを食べていた。
リーダー格の上級生のS君が木に登り、下の子ども達にふるまっていた。
たぶんS君の家なのだと思っていたけど、アホだったので、そんなに深く考えていなかったとおもう。
ビワはとてもおいしかった。
人生で初めての、そして一番おいしいビワだったように思う。
今でもビワは好物だ。(*‘∀‘)

・・・だが、話はそれで終わるわけがない。

月曜全校児童集会で校長先生が「小学生にビワを食べられたと近所の人から苦情がきた」と言われる。
校長の口調が本気で怒っていたように見えた。
心当たりがいる者は申し出なさいと続く。
心中はバクバクである。ヾ(・ω・`;)ノ

だからこそ、今作の気持ちが痛いほどわかった。

私を呼んだMちゃんは集会中に目くばせをしてきた。
そう、黙っていればバレることはないと。

だが、木登りし「猿蟹合戦」の猿のようにビワを我々に与えてくれた主犯格のS君が罪悪感かなんなのか、さっさと泣きながら自白したので、ビワを食べた全員が校長室呼び出しになった。
そこには自首をしたら、無実のような気持ちで我々を糾弾するS君がいた。

こういう時にどう弁解していいのかわからず無言になる私だったが、
「S君(主犯)に呼ばれていっただけだ」
と反論する者がでる。
その声に共鳴するかのように、S君へ糾弾する他の児童たち。
自分はついていっただけの雑魚気分だったので怒られるのかと怯えていたが、それ以上に人間のカオスな瞬間が怖かった。

司法取引をしたから無罪のようなふりをしていたS君の泣き喚く姿を思い出してしまった。

結局そのあとどうなったかあまり覚えていない。
みんなで謝罪したけど、特にお咎めはなかったように思う。
親にすら連絡が行かなかった。
緩い時代であった。


今作を観た時、そんな忘れていたビワ事件のことを思い出した。

罪悪感とスリルの入り混じった感覚。
まさに「ふつうの子ども」が描く空気と重なって苦しくなる(;´・ω・)
子どもは大義や倫理のためではなく、友達や空気に流され、少しの背徳感と共に冒険をする。。。

そんな思い出まで思い出させる作品でした。

以下ネタバレなあーだこーだ
https://note.com/chinaco_cinema/n/n0636ad68463d?sub_rt=share_sb
子ども達に100億点。みんな可愛い。
冒頭1分で子ども達の世界に取り込まれました。この映画の何がいいかと言うと、とにかくリズム。メロディじゃなくてリズム。画に合わせて即興で入るようなドラムやピアノ。それが子ども達の動きや会話と共振して心地いい物語の推進力になっています。主人公の唯士を始め子ども達が凄くナチュラルに撮れているんですけど、子供達の動きや教室の中の音の拾い方含めて、ものすごく計算されていると感じました。子供達なりの倫理観、社会に対してのアプローチ、正義の暴走も微笑ましく見ましたし、自分が起こした行動には責任が伴う事もちゃんと描けてる。低いカメラアングルと被写界深度の浅さは『playground校庭』と同じアプローチですが、子供の目線で世界を捉えるという意味で効果的でしたね。ラスト含めて学校と家庭、大人と子どもの立場、どちらに比重が行く事ないバランスの良さ。子どもも、かつて子どもだった大人もどこか欠けていて不完全。だからこそ愛おしい。そんな気持ちが伝わってきました。夜のシーンも良く撮れてましたね。子ども達のドキドキがこちらにちゃんと伝わってきました。面白かったのがデジタル時代の子ども達なのにチラシの文字切り貼りとかロケット花火とかやる事なす事、全て手作業でアナログな所。いい感じ。大人組は風間俊介も蒼井優も良かったんですけど、瀧内公美が全部持ってっちゃいましたねー(笑)。メイちゃん大好き。キャベツ太郎。うまいよねー。多幸感。かなり笑ったし楽しかったです。

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