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ルノワールの作品紹介

ルノワールのあらすじ

1980 年代後半のある夏。11 歳のフキは、両親と3人で郊外の家に暮らしている。ときには大人たちを戸惑わせるほどの豊かな感受性をもつ彼女は、得意の想像力を膨らませながら、自由気ままに過ごしていた。ときどき垣間見る大人の世界は、刺激的だけどなんだか滑稽で、フキは楽しくて仕方ない。だが、闘病中の父と、仕事に追われる母との間にはいつしか大きな溝が生まれていき、フキの日常も否応なしに揺らいでいく―

ルノワールの監督

早川千絵

原題
公式サイト
https://happinet-phantom.com/renoir/
製作年
2025年
製作国
日本フランスシンガポールフィリピンインドネシア
上映時間
122分
ジャンル
ドラマ
配給会社
ハピネットファントム・スタジオ

『ルノワール』に投稿された感想・評価

ぶみ
3.0
うれしい、楽しい、寂しい、怖い
そして「哀しい」を知り、少女は大人になる

早川千絵監督、脚本、鈴木唯主演による日本、フランス、シンガポール、フィリピン、インドネシア製作のドラマ。
11歳の少女・フキの、あるひと夏の日常を描く。
主人公となるフキを鈴木、フキの両親をリリー・フランキー、石田ひかりが演じているほか、 中島歩、河合優実、坂東龍汰等が登場。
物語は、何人もの子どもが泣いている映像をテレビで一人見ているフキの姿でスタート、次には、自分が死んだことを想像して書いた作文を授業で発表と、冒頭でいきなりフキが感受性豊かな少女であることが示されることに。
以降、闘病中の父、仕事に追われて殆ど家にいない母の三人で暮らすフキの日常が綴られていくのだが、父が救急車で運ばれるシーンにおいて救急車を俯瞰したショットがあり、その駐車場に止められていたクルマが軒並みセダンであったり、はたまたフキがブラウン管テレビで、「超能力者ヴェリー・マイコラス」なる怪しげな人物の生放送番組を見ていたりと、其処彼処に時代的な違和感を感じたところ。
明確に何年かは語られていなかったような気がするが、どうも設定自体は1980年代のある夏であり、タイトルでもある『ルノワール』は、作中で登場する絵画の作者、ピエール=オーギュスト・ルノワールから由来しているようで、実際に監督である早川自身が幼少期に父からルノワールの絵画をもらっていること、またその父も同様に彼女が幼少期の頃に亡くなっていることから、監督の自伝的要素が多分に含まれているのは想像に難くない。
そう考えると、監督の前作『PLAN 75』が明確に死に対する制度を問うものであったのに対し、本作品ではフキを通じて、其処彼処に死を匂わせる作風であったのも合点がいくもの。
ただ、それはそれとして、シーンが切り替わる寸前に思わせぶりなショットが多く、登場するキャラクターもそんなに多くない中で、結局何を伝えたかったのだろうというエピソードもあったため、観る側に考える余地を与えると言えばそれまでなのだが、あまりにもボールを投げっぱなしな要素が多かったのは少々残念だったのが正直な感想。
反面、前述のように80年代を舞台としていて、あまり監督と年齢が違わない私からしたら、ブラウン管テレビや花柄ポットを筆頭に、ルームランナー、林間学校で流れる曲がYMOの『ライディーン』、固定電話による伝言ダイヤルに怪しげなセミナーと懐かしさ満点なのだが、鉄道好きの視点からすると、途中二回ほどガッツリ登場する電車が、明らかに私が住んでいる愛知県を中心に走る名古屋鉄道の最新型通勤型車両9500系で、ツリ目のLED型ライトは、全くもって80年代にマッチしておらず、時代考証はどうなっているのかとズッコケた次第。
同時にクルマ好きの視点からすると、中島歩演じる男性の愛車が、BMWの初代5シリーズと思しき520iであったのは見逃せないポイント。
感受性豊かで少女から大人への階段を登りつつあるフキのひと夏の出来事は、蒸し暑くもあり、危うくもあり、そしてそんな彼女から見た大人の得体の知れない気持ち悪さが印象に残ったとともに、行間が私には若干広すぎて咀嚼しきれない部分が多くあったのに加え、笠松競馬に長良川の鵜飼と、ロケ地でもある岐阜県のご当地作品のような雰囲気も携えた一作。

マスターの気を受け取りましょう。
5.0
本当に夢でよかったなと思う。

1987年、岐阜
小学5年生の少女・フキは、世界中の子どもたちが泣いている姿ばかりを集めたVHSビデオを観ている。
外国の見知らぬ子供たちが次々に涙を流し、顔をくしゃくしゃにして泣くその映像は、ドキュメンタリーなのか、あるいは誰かの個人的な収集なのか、はっきりとした背景はわからない。
フキはその映像にじっと見入っている。
表情は無表情に近いが、そこには強い「観察者」としてのまなざしがあった。

ビデオを見終えた後、フキはそれをマンションのごみ捨て部屋に持ち込み、そっと捨てる。

だが、そのごみ捨て部屋に大人の男が入ってくる。。
そして突然その男に、「何年生?」と声をかけられる。

こっそりビデオテープを捨てにきた自分。
(たぶん拾ったビデオを視聴して、再度捨てたのだろう)
捨ててある大人のゴシップ誌に惹かれ、ページをめくろうとしていた指先、「大人の秘密に触れようとしていた」心の欲望・・・そのすべてが見られてしまった、暴かれてしまったような感覚・・・。
誰にも言えない感情は、やがて作文という形で現れる。

ベッドで誰かに首を絞められる。
もがき苦しんでも逃げられず死んでしまう。
そして自分の葬儀で、クラスメイトたちが泣きながら見送ってくれる様を見つめる自分。
誰が一番泣いてくれるのか見つめる瞳。
「本当に夢でよかったなと思う。おわり」

そうあっけらかんと読み上げられる彼女の作文は、聴き手に笑いをもたらすようなユーモアではなく、薄暗いジメジメした妄想。

小学生が“死”について語るとき、大人はそれを空想として笑うか、子供のSOSや不安として警戒するかのどちらかだ。
しかし、フキの語りはそのどちらにも寄せずに、むしろ「見てほしい」欲望として晒しているように思う。
重要なのは、フキが語っているのが“死にたい”ではなく、“死んだわたしを見てほしい”という願望であることだ。

葬儀に参列するクラスメイトがどんな顔で泣いていたか、誰がどれくらい悲しんでいたか・・・。
その細部へのこだわりは、フキが“他人の心の動き”に過敏に目を凝らし、人が死ぬ時何故泣くのかのメカニズムを知りたいかのよう。

そんな作文は当然、波紋を呼ぶ。
担任は「11歳にしては内容が・・・」と言い、更に他の作文も気になりましてと学校に呼び出した母親にいう。
タイトル「みなしごになりたい」

私事を感想に書くのはアレではあるが、正直こんな作文を書いたら、我が家だったら問題にされた。
同じく鍵っ子の放任主義ではあったが、親を殺すなんて!とか、何か問題があるのではないかと家族会議になっていたと思う。
作文とは親や担任が好む文章をいい感じに書くことだと思っていたし、そういう空気を読むのだけは得意だった嫌な子供であったのもあったので、こんな作文を書いたらどうなるか想像するだに恐ろしい。(;´Д`)

締めの「本当に~~で良かったと思った」という決め台詞は汎用性に溢れて私も多用したように思う。
ルールがわからないフキもまた、その締めの文言だけは使いこなせるのに、内容が及ぼす人の心への影響が見えていない。


小学5年生のフキは、まだ“死”が何かを知らない。
けれど、“死んだことにしてみる”ことの効力を、闘病中の父や病院の空気で知っていた。

この冒頭は、この先彼女が出会っていくさまざまな大人たちの“不可視な心”、母、父、友達や他人に向き合っていくための、最初のステップだったように思う。

フキのひと夏の経験とは。。
今作色々考えてしまう、素敵な作品でした。

⚠️以下内容に触れます⚠️

あまりに長くなりすぎて震えたので、noteへ
https://note.com/chinaco_cinema/n/n2658ae1990ed?sub_rt=share_sb
【どん引き家族】

1980年代の夏を過ごす、11歳の少女フキちゃん。
ロケ地は岐阜が中心(長良川、柳瀬商店街、笠松競馬場など)。
超能力、ビデオテープ、伝言ダイヤルなど、昭和な流行が散りばめられます。

闘病生活で民間療法にすがる父親。
パワハラ(←当時はそんなのなかった?)研修を受講させられる母親。
オカルト好きの娘。

感情を表情に出したり、言葉にするのは苦手。
ただ、テレパシーで心と心は繋がっている。
そんなふうに信じているような、この家族にはどん引きしてしまいます。

オーギュスト・ルノワールがユダヤ人銀行家の8歳の長女を描いた「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」の引用。
林間学校のキャンプファイヤで踊るYMOのライディーン。
縁切りの呪い、催眠療法、気功などのスピリチュアル。
早川千絵監督は、日本人の日常を、日本人だけではなく、世界の人に伝えたいんだなと感じます。
是枝裕和、ジャ・ジャンクー、ポン・ジュノに通じるセンスの良さが、じんわり後を引きます。

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夏時間

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