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アロイーズ
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『アロイーズ』に投稿された感想・評価

reb
3.4
「EUフィルムデーズ2026クラシック•セレクション」国立映画アーカイブで鑑賞。
日仏学院の坂本安美さんの講演あり。

統合失調症のスイスのアウトサイダー•アーティスト、アロイーズ•コルパスの人生を、イザベル•ユペール(10代)とデルフィーヌ•セリッグ(それ以後)が演じる。

1886年スイスのローザンヌで生まれたアロイーズは、学業は優秀で自分の美しい声に自信を持っていて、オペラ歌手になることを夢みていた。
まだ21歳ぐらいのイザベル•ユペールは、ふっくら頬でかわいいが、思いつめたような強い眼差しが印象的。
歌手になる夢を諦めさせられ、家庭教師となってドイツへと渡る。

その後はデルフィーヌ•セリッグにバトンタッチ。
この突然の交代はちょっと戸惑った。
なんせわかっちゃいたけど、2人は全く似ていない。でも観てるうちに、セリッグの演技に引き込まれてすぐに慣れる。

ドイツ時代に宮廷で働き、皇帝カイザー•ヴィルヘルム2世に激しい恋心を抱いたらしいが、それは本作では描かれず。やっぱ思い込みの激しい人だったんだなぁ。

第一次世界大戦が始まりスイスへの帰国を余儀なくされる。帰国後、支離滅裂な行動が多くなり、統合失調症と診断される。
1920年にラ•ロジェール精神病院に入院させられ、そこで44年間を過ごすことに。

森で突然歌い上げたりダンスを踊り続けたり、突発的な行動と頑なな沈黙。
トイレに籠って包み紙に文章を書きなぐり、ベッドの下の隅に隠れて絵を描く。
正気なのか狂っているのか。
その危うい揺らぎを、セリッグが上品に優雅に演じている。
才能に溢れていながら、時代にそして家族に閉じ込められ、望む人生を送ることが出来なかったアロイーズ。
彼女が残した色鮮やかな絵画は、オペラや宮廷の世界の華やかさや、愛への憧れに満ちているが、人物の表情は無くその目は閉じられて悲しげである。

坂本さんの講演では、セリッグが1975年に「ジャンヌ•ディエルマン」「インディア•ソング」そして本作という、3人の女性監督の作品に関わった重要性など、とても興味深いお話を聞くことができた。

アロイーズも、ジャンヌと同じく裁縫やアイロンがけなどは得意で完璧主義。
家事をちゃんとこなす真面目さと狂気は背中合わせなのか‥。
yuzu
-
なんと、デルフィーヌ・セイリグのかの「ジャンヌディエルマン」と「インディアソング」と同い年の作品とのこと!

しかも彼女の若き頃を演じるのが…我らがイザベル・ユペール様だ!予想以上にほっぺたがふっくらめ。表情と声はまさしくユペール様なのだけどね。

映画自体はようわからんかった…というか事前に何の情報も入れずに観たら時代設定すらいつだろう?って感じだったわ!

ちなみに上映後の解説によると、このリリアーヌ・ド・ケルマデックは監督業以前は映画のスチール撮影とかをやってたらしいのだけど、「5時から7時までのクレオ」のスチール撮影も手がけてたらしく!自分のスマホの壁紙、まさにそれなもんでびっくり!
mi
2.5
淡々としすぎちゃいないか。
あえての表現のひとつひとつのどこでもノレず。

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