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アナザー・プレイス
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『アナザー・プレイス』に投稿された感想・評価

4.5
自身が故郷を追われた経験のある監督によるヨーロッパに移住した3人のドキュメンタリー。それぞれの3年間を追っていて、それぞれの人生が色んな方向へ進んでいく。難民という簡単な言葉で表されてしまうけど、その過程はすごく複雑で、その人その人の歴史があってみんな決死の思いで国を出ている。実際に死にかけるようなこともたくさんあっただろうし、国から国に移ることがゴールじゃなくて、さらにその先で生きていかなきゃならない。そこには色んな問題がまたあって、差別の対象になってしまうのはもちろん、色んな権利を獲得するのも時間がかかるし、お金を稼いだり、人間関係を築いたり、様々なことに心身をさかなければならない。そして何より国を移るということは、もちろんそれだけが理由じゃないけど、ある種のアイデンティティーを失うことでもあって、自分とは何なのかを見失ってしまったり、不安で心を落ち着けることができなくなってしまう。それは拠点を転々とすることからもくるし、家族と離れていたりすることからもくる。でもそんな中でも色んな場所に頼ったり、同じ境遇の人々で手を取り合ったりしながら、自分の力で自分の人生を進めていく。出てきた3人それぞれが色んな努力をして、それぞれの道を作っていき、この映画の中のゴールに辿り着く。まだ彼らの人生は続いているわけだから、まだまだここから困難に立ち向かわなければならない瞬間が沢山あると思うけど、きっと彼らなら大丈夫だろうと思えるようなパワーを持っていると思う。そして自分じゃ想像しえないような不安を抱えている人が今でも数多くいると思うから、そんな人達が少しでも安心して生きていけるような世界になっていったらいいなと思う。
方眼
4.0
2024年”Another Place”@難民映画祭。シリアからデンマークに行ったハメド、アフガン-イランートルコ-ドイツに移動したザハラ、コンゴからベルギーへのルイナス、そしてイラン出身アルメニア人でアメリカに移った監督ジゼット。四人四様の人生。共通点はギリシャ。難民の移動ルートに登場し、監督自身が自分の若かった頃を”生きなおす”ことも含めてNGOに参加、本作の登場人物達に出会う場所、最悪の難民キャンプ。厳しい祖国から脱出して第三国に入ればOKなのか、安全が保障されている国でも孤独なひと、新しい出会いがあるひと、家族と共に暮らせたひともいる。
sakura
3.8
戦争や迫害を逃れて、ヨーロッパにたどり着いた3人の難民。それぞれシリア、アフガニスタン、コンゴと故郷の違うそれぞれの物語。 
自分の大切なものを、アイデンティティを失って、体1つで逃げてきた人々。そこは安全で屋根もあり、食べ物も食べることができる。
でも、それだけではない人間としての苦しみや孤独があった。言葉が通じない知らない国で、いつも見知らぬ人として扱われながら生きる。店員と話すことができても、友達はできない。
どんなに危険な国でも、体調を気遣い、愛してくれる家族、子供の頃過ごした思い出のある自分の国で暮らしたい。そう思うのは当然だと思う。 

シリアの男性が心の病に苦しみながらも自らボランティアを始め、最後はシリアに戻ったこと。コンゴの男性が愛する人と出会えたこと。これも1人のサラという女性の助けがなければ成り立たなかった。アフガニスタンの女性がやっとパスポートを手にして人生を生きる権利をもらえたと語ったこと…
自分の想像力のなさを思い知った。 
どんな人も夢や希望を持って生きる権利がある。小さな幸せを見つけて笑顔が戻っていく様は素敵でした。 

欧州では残念ながらアフリカ、中東、アジアなどの出身の難民に対し、歴史的・文化的な偏見や差別が根強く存在していて、場合によっては不法入国者として扱われることも多く、経済移民と誤解されることもあるそうだ、
一方、ウクライナはキリスト教圏、文化も言語も近いので、受け入れ側の抵抗感が少ないということを知った。
ウクライナは日本人にもわかりやすいけど、長期化した扮装地帯に住む中東の人々などは何十年も続く危機で、報道が減り、関心も低下してしまう現実。ここも大きな問題だと思う。

難民は決して貧しい人々ではない。
私たちと同じ家族や生活がある人々。
人生を、生活を取り戻すためにお金が必要なのも事実。考えさせられた。
アフガニスタンの女性が母親のスカーフを纏って写真撮影をするシーンが美しくて心に残った。

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