劇伴音楽も優れている。映像とよく調和している。 バルトーク、バッハなどの古典的な厳格さと、キャロライン・ショウの現代的楽曲との相性が心地いい。 特に聖書詩篇「and the swallow」のクワイアの清洌さは、大きなアクセントになっていたし、最後に流れる弦楽四重奏曲「Plan & Elevation: V. The Beech Tree」の和音の離散的な使い方は、むしろ不協和音的でミニマル的であった。 これらのノートと映像の不安定なゆらぎのせいか、2人は閉塞したようにもみえ、しかし希望はまだ残っているようにも思えてくる。 まさに、The New Yorker好みのシックでニヒルなエンディング。