三四郎

危険な関係の三四郎のレビュー・感想・評価

危険な関係(1959年製作の映画)
3.5
監督自らこれから始まる物語を語るキザさ笑
しかしなんと不道徳な映画なんだろう。ジェラール・フィリップが粋でハンサムでスマートに演じる為、なぜか奥行きのある芳しい映画のように見えてしまうが、やってることは最低最悪ですよ!
長身のジェラール・フィリップが洗練されていて羨ましいくらいカッコいい。女性を落としていく姿も全然嫌らしさがないから凄い。アラン・ドロンにはこんな繊細な表情も優雅な演技もできないだろうね。何と言っても彼はその透き通る瞳が美しい。

この物語が辛うじて唾棄されるものでないように仕上がっているのは勧善懲悪だからだろう。とは言え、人を弄び人生を狂わせていく恐ろしい夫婦でした。

不道徳な映画で、さらに登場する女優が全員タイプじゃない為、普通なら退屈だったと1.0にするだろうが、この映画が公開された2か月後に、36歳の若さでこの世を去った偉大なるフランスの貴公子ジェラール・フィリップの演技に敬意を表し3.5にする。
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    三四郎

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    1930〜50年代のクラシック映画が大好き! 大学卒業して映画業界へ!

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