“私たちはお互いを感じながら生きていく。”

突如人々の五感が無くなる。しかも一気にでなく嗅覚、味覚、聴覚、視覚と徐々に…。そこらのホラーやパニック映画よりも格段に恐かった。どうしてイギリス映画ってこうも哀愁漂うというか、後味悪いというか…。

嗅覚が無くなって初めて空の匂いを考えたり、聴覚が無くなってアンプに耳をつけて振動を感じるようになったりともう恐い。当たり前のようにある五感に改めてありがとう。まぁ、救いのない映画なのでエヴァグリーンとユアンマクレガー目当て以外だったらおススメできないかな。この後に“ヘアスプレー”を観て鬱を回復させたのは内緒（笑）。

• #London(UK)
• #ハンディキャップ映画録

◎Filmarks3.5以下は、要注意。

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あらすじを読んで、「面白そう」と思ったものの、いざ本作を観始めたら、「なにこれ…？」と冷めた目に。

映像も、音楽も、役者のビジュアルも、すべてが完璧かのように思えましたが、最も重要な"脚本"が、自分に全く合わなかったのです。

要は、設定に全くついていけませんでした。ツッコミどころも多く、取ってつけたような急展開に、置いてけぼりにされてしまいました。。。

⚪概要とあらすじ
人間に備わる五感を奪う謎の感染症がまん延し、人類存亡の危機に陥った世界を舞台に、危機的な状況下で巡り合った男女の恋の行方を描く恋愛ドラマ。

“SOS”と命名された原因不明の奇病が世界中で爆発的にまん延し、感染者たちは嗅覚や味覚、聴覚などの五感を次々と喪失し、人類は存亡の危機にひんしていた。そんな状況の中で出会ったシェフのマイケル（ユアン・マクレガー）と科学者のスーザン（エヴァ・グリーン）は、謎の病に侵されたまさにその瞬間、互いに惹かれ合う。しかし、謎の病の前に人類はなすすべもなく世界は終局を迎えようとしていた...。

⚪感想
「重症嗅覚障害症候群(SOS)」

喜怒哀楽や不安や憎しみ、幸せを感じたした後に五感が次々と失われていく。
悲しみが広がり嗅覚を失い、不安に支配され味覚を奪われ、憎しみに支配され聴覚がなくなる。描き方が上手くてこの後感覚がなくなってしまうんだなというもの寂しさと現実を突きつけてくる。
こういう設定がかなり好きなので面白かった。

失われていった世界メインというよりはユアン・マクレガーとエヴァ・グリーンが演じる主人公の男女2人のラブストーリーがメイン。でも、五感の消失の原因やその結果についてそれぞれの国がどうなってるかも少し描かれていたりしてリアリティがあった。

嗅覚がなくなるぐらいならって思ったけど、食べ物とか匂いで食べてる部分もあって、思い出も意外と香りと結びついてたりするんだなって思った。好きだった人の石鹸の匂いとかハンカチに残った洗剤の香りとか人によって懐かしさとか感じるニオイってあるよね。

全体的に無慈悲というかただ残酷。原因は一切分からずただただ運命に身を任せるのみ。考えさせられる。

分からないけど感動した。凄く好きな作品だった。

2人のマスク越しのキスは可愛くってふふっってなった。ああいうのなんかキュンとする。

聴覚がなくなった時に急に音がなくなって私自身も変な気持ちになった。
たまに周りがすごく静かになる時はあるけど全くの無音ってなかったり。

ユアン・マクレガーとエヴァ・グリーンの2人も美男美女で好きだった。
2人ともスタイルが良くてびっくり、胸とかおしりとかさらけ出してる。

五感がどれかひとつなくなってしまうならって考えたけど、どれも大切なんだなと。嗅覚がなくなれば思い出の香りが、味覚がなくなれば食事が、聴覚がなくなれば音楽や声が、視覚がなくなれば誰かを見ることが、触覚がなくなれば...。
五感の一つ一つがなくなるごとに今持っている五感の素晴らしさを感じ、大切にする感じが良かった。食事なら食感、音楽なら振動とか。

なんかものすごく自分にハマってしまった映画だった。

切ないなぁあああ。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。

• #GyaO!2019