人類が食糧難にあえぐ終末世界。
ジョルジュ、アンヌ、エヴァ、ベンの4人家族が物資を持って別荘を訪れると、そこには見知らぬ家族がいて、その中の男に銃を向けられる。夫のジョルジュが説得を試みるも射殺され…
◎ 個人的な不幸の奈落へ真っ逆さま、似たような境遇のコミュニティへ遭遇。思いやりもへったくれもないような隣人たちの中で時々垣間見える希望のかけら。
何度も'街'という言葉が出てきて、自分の生きている…
極限状況下に置かれた人間達の様子を観察する様な作品。ハネケ監督らしさは、随所に感じられました。しかし、終盤はいつもより優しく思えた。ラストはやはり、問いかけます。そして、余韻であの後を妄想する楽しさ…
>>続きを読むこの作品はもっと評価されていいと思う。極限状況に置かれた人間を描かせたらハネケの右に出る監督はいない。
本当の非常事態というのはきっとこのような感じになるのだろう。情報もなければ見通しもなく、ただ不…
「外に出よう/恥じるために」
特典映像ハネケ監督インタビュー
「ヒューマニズムなき芸術は存在しません/それこそが芸術家の最も深遠なる存在理由です/意思の疎通こそ人間的でそれを拒むのはテロリズムで…
ハネケが描く終末のディストピア。災害か何かが起き、水や食糧が不足したヨーロッパ。理由は一切語られない。近い将来、日本でも起こるのでは?と思える状況だった。
人々がどう行動するかを淡々と見つめる作品…
【ミヒャエル・ハネケ】
2010年発、存命する最高の映画監督ランキング 50人 (米誌「PASTE」 発表)第32位。
【パトリス・シェロー】
SCREEN・ONLINE
2017年フランス…