ほのぼの世界名作劇場からの垂直落下式バックドロップ(´д｀|||)ド鬱…

いやあ想定以上の急角度で落ちていきます(*_*;
どのくらいすごいかと言うと…
「後藤達俊の殺人バックドロップ」くらい(;゜∇゜)
※すみませんググってください

1943年夏、病気と交通事故で両親を立て続けに亡くした二人のちびっ子姉妹が、フィレンツェの伯父夫婦に引き取られる。

イタリア、1943年ってことで、まあ嫌な予感がしますが、とどめで「伯父はユダヤ人」と数え役満です(/ー￣;)

いわゆる子ども目線での、ナチスドイツくそ野郎映画です。

つらいのは、イタリアの小説家ロレンツォ・マッツェッティが、幼少期の自身の体験を記した小説の映画化という。
※日本でも「ふたりのトスカーナ」というタイトルで出版

つまり、ほぼ映画が事実なわけです(´д｀|||)
違う点は、伯父が○○した時期だけ。
※映画と史実と1年ほど時期がずれてる

ナチスがらみ悲惨戦争映画は多々あるんですが、こちらの特筆点は…

・8割方、平和であたたかいゆるゆるヒューマンドラマ(;゜∇゜)

ほんとに戦争映画かと思えるほど、二人の姉妹はいたずらし放題のやんちゃな生活を送ります(*´-`)

年が近いいとこ女子はちょいといじわるですが、伯父夫婦、使用人たちと超いい人たちばかり(;゜∇゜)

これは「赤毛のアン」「若草物語」「ハイジ」か!?くらいのほのぼのとした田舎生活を送ります(*´-`)

フィレンツェの自然美やあたたかい人たちとの交流。
こえだめに落ちたり、泥まみれになったりと姉妹のいたずらやんちゃぶりに笑ってしまいます(’-’*)

また姉妹のかわいいことといったら…
お姉ちゃんベニーは世界でも有数な三つ編が似合う正当派美少女!

妹ベビーはちっちゃいので、とにかくかわいい(っ´ω`c)♡

平和ほのぼの展開が、だんだん、様相がおかしくなって、ラストで極限の奈落に急転直下→→→↓↓↓

この落差はきつい！:(´◦ω◦｀):

尺の7割方かけて、いいように主要キャラに感情移入させてから、一気に落とす!

これぞド鬱の美学(;゜∇゜)

最初から鬱展開よりダメージがでかい！

戦争映画かと思って観ると、あまりにドラマ部分が長いんで、?となる方もいるかと思いますが、戦争映画の隠れた良作です( ；∀；)

ラストショットの美しさと皮肉さが絶品( ノД`)…

イタリアも枢軸国側ですが、普通の市民たちは「さっさと戦争負けちまえ!」とドイツ嫌いだったのが伝わってきます(； ･`ω･´)

• #イタリア祭り
• #ド鬱
• #垂直落下式
• #子ども目線戦争映画
• #ちびっ子かわいすぎ

二人の姉妹は両親を亡くし、伯父夫婦の元へ引き取られる。

伯父夫婦は姉妹を自分たちの娘同様可愛がり、素敵なおうちで暮らす理想の家族となる。
そして姉妹はまるでトスカーナ版さつきとメイのようだった。賢くしっかり者の姉とひたすら可愛らしい妹。
美しいトスカーナの自然の中、天使の様な姉妹が遊ぶ姿を見ていると天国ってこんな感じなのかなとすら思ってしまった。

そんな光溢れる美しい世界が一気に一転する。
実はこの作品は第二次世界大戦末期が舞台、そして伯父はユダヤ人。

前半の家族の描写が細やかで素晴らしかった分すっかりこの家族に感情移入してしまっていたので、突然の悲劇が一層無残に感じる。

実話であり子供目線で見た戦争映画はより心が痛むけど、観るべき作品でありとても良作だと思います。

231/2016

• #a_discas

イタリア映画。
相次いで両親を亡くした二人の幼い姉妹が、裕福な伯母夫婦の家に引き取られるシーンから映画は始まります。
映画はこの姉妹の純粋な子供目線を中心に進行していくのですが、時代背景は第二次世界大戦中のイタリア。
主要登場人物の人種も不明なまま、大戦が進行するイタリアの情勢も描かれていきます。
終盤の襟章が印象深い。
対比の効いたラストシーンが余韻を残す映画でした。