だれのものでもないチェレの作品情報・感想・評価

『だれのものでもないチェレ』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

チェレは全ての子供たちの身代わりになった。
二度とこのような子が現れないようにと祈りを込めて…。

なんかすごいものみた。

サイレント映画の「雀」を彷彿とさせるがもっと重苦しく暗い現実。

フランコ政権下のスペイン然り。
独裁政権の犠牲者が描かれる。

原作小説は実際に孤児だった少女の話を元にし…

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人間

人間の感想・評価

4.0

廃盤DVDが高騰しまくっていることで有名な本作、宅配レンタルにてついに視聴。
まずこの時代だから撮影出来たのか、冒頭から主演の女の子が素っ裸なのが衝撃。
支給金のために養子にされ、服も与えてもらえず…

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1976年ハンガリー(チュレ=みなしご)
監督/ ラースロー・ラノーディ
出演/ ジュジャ・ツィンコーツィ(チュレ)/ ヨージェフ・ビハリ(老人ヴェン・イシュテン)/ アンナ・ナジ(最初の養母)/ …

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如月

如月の感想・評価

3.5

悪童日記、異端の鳥に続いて東欧子どもつらいつらい映画(カテゴライズ合ってる?)

この世にお前のものなんかひとつもない、あるのはその体だけ!ってセリフがなかなかの破壊力。
そして女の子であることを忘…

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y

yの感想・評価

4.0

裸で奴隷家畜同然の扱いを受ける少女。
絵一つとっても、美しい。
けれども、その少女の波乱な人生は決して絵とは裏腹に美しいものではなかった。
救いのない、悲しい道。
ヴィアドロローサを歩むひとりの少女…

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kanekone

kanekoneの感想・評価

3.8
ひたすらに辛い描写が続く。そして最悪のラスト。幼い子供にあんな事を思わせるなんてな。子供の無力さを見せつけられる。映画の出来は素晴らしいが、見返したくはない逸品。
ゆうゆ

ゆうゆの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます


1930年代のハンガリー政権下、孤児チェレの過酷な生き様を描いた物語。投身自殺しようとした少女の実話小説を忠実に描いてるとの事。

初っ端からド肝抜かれる描写。給付金目当てで引き取られたチェレは衣…

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不在

不在の感想・評価

4.0

どんな人の家にも信仰はある。
醜い人間達も教会に通う。
心から懺悔する人も簡単に死んでしまう。
神は一体何を救うというのか。
神の不在を嘆き、それでも尚信じ続ける無垢な魂か。
チェレは自らが燃え尽き…

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パン

パンの感想・評価

3.6

鬱映画を沢山観てるけど苦手なタイプの鬱映画だった。
やっぱ子供とか動物はきついよな…

物語はホルティ・ミクローシュ政権下のハンガリーが舞台。
この独裁政権によりハンガリーでは貧困が蔓延し孤児も大量…

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