だれのものでもないチェレの作品情報・感想・評価

『だれのものでもないチェレ』に投稿された感想・評価

セルマが裸足で逃げ出すほどの胸糞話で震えた。

各シークエンスにド級の鬱展開があるけど、一番見ていて傷ついたのは、一度は引き取ってくれそうだった優しい若夫婦が、実子ではないと知りチェレを突き放すとこ…

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救いのないストーリーだが、自然主義リアリズムで最後まで見せ切る。「木靴の樹」で新婚夫婦が授かった孤児がチェレになったような感じ。
大毎地下にて。

いままで、
映画の中でたくさんの薄幸の子供たちを見てきたが、
この作品の主人公チェレは、
どの作品の子供たちより強くて哀しい。

この物語が、
ほぼ史実にのっとって作られているということを聞いて、

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孤児として引き取られ、母親が迎えにきてくれることを待ちながら、ひたすら引き取り主の大人たちからの仕打ちに耐え続ける少女チェレの物語。

ここまでどん詰まりの様をひたすら見せられると、正直「かわいそう…

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mare
3.5

チェレのあまりの救いのなさにどん底まで沈むほどの鬱映画。ホルティ独裁政権下で貧困に喘ぐ農民、労働力として人権すら尊重されないまま引き取られる孤児、養親の思い通りにならないと虐待が待ち受ける。救いの手…

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このレビューはネタバレを含みます

 児童虐待ムービー。具体的にいつ頃の設定かはわからないが労働力にカウントされてた時代。学校に行かせず児童労働(最初は服さえも与えない)なんて現代で発覚したら保護者は社会的な死を免れない。憲兵に告げ口…

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このレビューはネタバレを含みます
チェレは全ての子供たちの身代わりになった。
二度とこのような子が現れないようにと祈りを込めて…。

なんかすごいものみた。

サイレント映画の「雀」を彷彿とさせるがもっと重苦しく暗い現実。

フランコ政権下のスペイン然り。
独裁政権の犠牲者が描かれる。

原作小説は実際に孤児だった少女の話を元にし…

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人間
4.0

廃盤DVDが高騰しまくっていることで有名な本作、宅配レンタルにてついに視聴。
まずこの時代だから撮影出来たのか、冒頭から主演の女の子が素っ裸なのが衝撃。
支給金のために養子にされ、服も与えてもらえず…

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1976年ハンガリー(チュレ=みなしご)
監督/ ラースロー・ラノーディ
出演/ ジュジャ・ツィンコーツィ(チュレ)/ ヨージェフ・ビハリ(老人ヴェン・イシュテン)/ アンナ・ナジ(最初の養母)/ …

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