(別媒体から感想を転記)
2023/06/17造船所で働く18人の若者と、その監督を任された男。大人数をさらっと画面に収めてしまう撮影の巧さが際立つ。最近、いまだに労働が存在することが許せない。
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皆川敏夫原案、吉田喜重が脚本・監督した青春ドラマ。
瀬戸内海に面したK市のY造船所。島崎宗夫はK造船所の下請工場、大和田組の社外工であった。ある日、厚生係長村田から寮の管理をすれば特別給与も出すと…
まずもって言わなければならないのは吉田喜重は「場」の発見に極めて長けているということ。
で、めっちゃくちゃ面白い。労働者映画、メロドラマ、サスペンス、ヴァカンス、青春が一つの鍋で煮込まれて怪異的な映…
蘆屋雁之助のサングラスを三原葉子(だったのね!)がかけるあたり異様にゴダールしとる。こんだけ野郎が出てて、しかし男の顔不足があいかわらずすさまじいこの人の映画はちょっと異常。「男が撮れなかった」って…
>>続きを読むカープの試合が見られて良かった笑
この頃は12年後にカープが優勝するなんて広島市民でさえ思ってなかっただろうなぁ。
社会のはみ出しものを描いた作品はあまり好きじゃないんだよなぁ。皆それぞれ問題を抱…
1963年製作公開。原案皆川敏夫。脚本監督吉田喜重。
嵐を呼ぶ、って付ければ客が入ったんだろうか。造船所。社員作業員と非正規作業員。労働組合がサボタージュするんで非正規に働いてくれよなんて、資本家…
十八人の非行少年が共同生活をする寮の管理を任される若者。
少年達を指揮するのも現役のチンピラだから始末に置けない(笑)
香山美子がまだ垢抜けてない感じで可愛らしい。
度々主人公たちを呼び出す兄…
造船所のかまぼこ型の寮をとらえたショットに映る電柱が十字架にしか見えないと思っていたら、終盤に教会が出てくることで改めて意味を見出せる。寮は墓場のような薄暗い場所でありながら、結果的には主人公や十八…
>>続きを読むこの設定、裕次郎ぽいけど吉田喜重がそうなるわけがない。子どもらとの距離感寄せずに等身大で怒鳴り散らしたり怒りに震えたりまったく説教臭くならない早川保さん。18人の不良たちがゾロゾロ動くシーンは全部イ…
>>続きを読む松竹株式会社