【若い加賀まりこがカワイイ】
(以下は西暦2000年に、今はなき中野武蔵野ホールで「寺山修司特集」2本立てを鑑賞して書いたレビューです。)
寺山修司シリーズの一環としての上映だが、「田園に死す」…
篠田正浩監督×寺山修司脚本の4作目。加賀まりこ(当時18歳)の映画デビュー作。制作は独立プロにんじんくらぶ。
横浜。チンピラのサブ(藤木孝)は海運会社支配人の水谷(南原宏治)に命じられ港湾労務者を…
寺山修司の脚本を、篠田正治が監督。加賀まりこのデビュー作。港湾労働者の賃金をピンハネしている藤木孝は南原宏治の子分で、彼に支配されている。労働者が立ち上がっても暴力で押さえつける。そのyプな状況下で…
>>続きを読む日雇い港湾労務者から暴力でピンハネをしている「横浜のダニ」藤木孝。純真な少女を知ることによって、人間性をとり戻そうと焦った結果──。松竹ヌーヴェルヴァーグの1人、篠田正浩の凄惨な青春映画。本作で加賀…
>>続きを読むほんとだ波止場だ…いちいちキマった撮影連打でちょっと逃げ出したくなるけど、声高すぎの藤木孝のすべてが良い。くだらない金持ちたちが集まるパーティでアカペラ強要、ヨットの上で岸田今日子のために歌わされ弄…
>>続きを読む小顔と大きな目に整った鼻筋で口を尖らせていじける。肩出した私服で並んで歩く。丸い平仮名四文字の置き手紙。ライスカレーつくって待ってたのに朝まで帰ってこずエプロン姿の加賀まりこに向かって吠えるような野…
>>続きを読む篠田正浩の松竹時代のリリカルな作品。加賀まりこのデビュー作。脚本・寺山修司、音楽・武満徹。白黒シネスコ。港湾労働者を仕切るヤクザと組合を作ろうとする労働者たちの抗争に巻き込まれる若者たちの悲劇と絶望…
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