涙を、獅子のたて髪にの作品情報・感想・評価

涙を、獅子のたて髪に1962年製作の映画)

製作国:

上映時間:97分

3.7

『涙を、獅子のたて髪に』に投稿された感想・評価

odyss
3.3

【若い加賀まりこがカワイイ】

(以下は西暦2000年に、今はなき中野武蔵野ホールで「寺山修司特集」2本立てを鑑賞して書いたレビューです。)

寺山修司シリーズの一環としての上映だが、「田園に死す」…

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篠田正浩監督×寺山修司脚本の4作目。加賀まりこ(当時18歳)の映画デビュー作。制作は独立プロにんじんくらぶ。

横浜。チンピラのサブ(藤木孝)は海運会社支配人の水谷(南原宏治)に命じられ港湾労務者を…

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寺山修司の脚本を、篠田正治が監督。加賀まりこのデビュー作。港湾労働者の賃金をピンハネしている藤木孝は南原宏治の子分で、彼に支配されている。労働者が立ち上がっても暴力で押さえつける。そのyプな状況下で…

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IMAO
4.3

日雇い港湾労務者から暴力でピンハネをしている「横浜のダニ」藤木孝。純真な少女を知ることによって、人間性をとり戻そうと焦った結果──。松竹ヌーヴェルヴァーグの1人、篠田正浩の凄惨な青春映画。本作で加賀…

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tBi
4.1
Rec.
❶24.10.23,ラピュタ阿佐ヶ谷(35mm)/日本映画監督協会プレゼンツ “時代と切り結ぶ”映画作家たち&「映画監督って何だ!」
篠田正浩監督、寺山修司脚本の1962年の作品。ジャンルは青春映画。劇中の歌の作詞を寺山修司さんがしている。全体として面白かった。
やるせないストーリーと藤木孝のロックンロール。
加賀まりこさんの異様な可愛さと哀しみの対比。

ほんとだ波止場だ…いちいちキマった撮影連打でちょっと逃げ出したくなるけど、声高すぎの藤木孝のすべてが良い。くだらない金持ちたちが集まるパーティでアカペラ強要、ヨットの上で岸田今日子のために歌わされ弄…

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lag
3.6

小顔と大きな目に整った鼻筋で口を尖らせていじける。肩出した私服で並んで歩く。丸い平仮名四文字の置き手紙。ライスカレーつくって待ってたのに朝まで帰ってこずエプロン姿の加賀まりこに向かって吠えるような野…

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篠田正浩の松竹時代のリリカルな作品。加賀まりこのデビュー作。脚本・寺山修司、音楽・武満徹。白黒シネスコ。港湾労働者を仕切るヤクザと組合を作ろうとする労働者たちの抗争に巻き込まれる若者たちの悲劇と絶望…

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