セント・オブ・ウーマン/夢の香りの作品情報・感想・評価

「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」に投稿された感想・評価

Yumarker

Yumarkerの感想・評価

4.8
めっちゃ良い作品。
フランクの言葉が毎回深いし、盲人って思えんぐらいなんでも見透かしてるような感じやった。好きなシーンは街のレストランのとこやけど、NYのホテルと最後の学校の所は感動した。チャーリーと過ごす中でフランクが変わって行く所とかグッてきたし、アルパチーノの演技力が更に映画の内容を濃くしとうように思えた。格好いいし、色々学べる映画やと思う。
OTO

OTOの感想・評価

3.9
「告げ口をするか否か悩む青年」という設定はいささか説教臭くて好きにはなれないが、そうしたストーリーを補って余りあるほど、アル・パチーノの魅力が溢れ出る作品。

スーツ姿、軍服姿、どれもがシビれるほど決まっていて、自殺を企図するほど憔悴した演技でさえセクシーでクラクラする。

盲目のフランクがフェラーリを運転するシーンは、どんな刑事モノのカーチェイスよりもハラハラさせられる。絶賛されているタンゴのシーンよりも見所。
正しい道は困難な道
JBOY

JBOYの感想・評価

3.9
本当の正義とは。
アルパチーノの名演技もさることながら、フィリップシーモアホフマンもこの頃から流石の巧さでした。キャラクターを明確にアクションで表現するさじ加減が抜群に上手い。
タンゴシーン良きでした。
退役軍人と高校生の交流の物語。
とにかく、アル・パチーノの演技がすごい!圧倒的な存在感!
二人の心が通じ合っていくところが感動的です。タンゴのシーン、フェラーリのシーン、自殺を引き止めるシーン、学校裁判のシーン…
大好きな映画になりました。
パチーノ氏、素敵!
りょう

りょうの感想・評価

4.6
アルパチーノ恐るべし
865本目。
この作品は奨学金で名門高校に通う優しい青年と頑固で口の悪い盲目の退役軍人の交流を通して,二人の心と心がぶつかり合い、固く結ばれるまでを描いています。

とにかくアルパチーノの演技が素晴らしいです。瞬きもせず1点を見つめ,語気の強い口調で話す登場シーンから,その人柄を強烈に印象づけられます。
彼が出演しているか否かでこの作品は違ったものになってしまうくらい影響力があります。
こんなに存在感がある俳優は少ないのではないでしょうか。

登場時には不機嫌な偏屈ジジィだったフランクが、タンゴのダンスではダンディなチョイ悪になったり、燃え尽きて無表情だったかと思えば、フェラーリの運転では子供のように生き生きとしたり、まさにアルパチーノの独壇場で、たまりません。

「人生はタンゴ,脚がからまっても踊り続ければよい」という名言もでましたが、ラストでのフランクの演説は名言のオンパレードで圧巻です。誰もが魂を揺さぶられるシーンです。テーマは違いますが、このシーンを観て金八先生 第2部での刑事・教師・PTAを交えての話し合いの場面を思い出しました。金八先生が必死で加藤まさるを護っている姿とかぶりました。友であり親であり、人生の先輩として素直な好青年を援護してくれました。それは、自分の心を救ってくれたチャーリーに対する精一杯の恩返しでもあります。

この映画で盲目のフランクは女性の香りにこだわっています。感覚反応で失われた感覚があると,他の感覚が鋭くなることがあります。彼の場合嗅覚がそれにあたるようです。五感の中で最も原始的で本能的な「嗅覚」ですが,最も反応が早いことから,旅客機でのCAさん,レストランでのドナなど香りのエピソードにはうなずける内容です。最後に出会った政治学の先生の香りもフランクの生きる原動力になりそうです。

それにしても、タイトルの「セント・オブ・ウーマン『夢の香り』」ですが、このタイトルでこの感動的な作品内容を推測するのは難しいですね。なんだか残念な感じがします。
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