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マルサの女2
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『マルサの女2』に投稿された感想・評価

4.3
今度のマルサは宗教法人に切り込みます!「マルサの女」の続編。
1も十分に面白かったですが2も超絶面白い。現代社会にも通ずる宗教と政治の関わり、自分達に取って不都合な物はどんどん切り捨てていくトカゲの尻尾切り。バブル時代に横行した地上げ屋の闇を感じさせる序盤、中には流石に誇張し過ぎじゃないか?ってツッコミを入れたくなる部分はありつつもいつの時代でも自己の強い権利を盾に甘い汁を吸おうとする奴らがいるのも事実で。地上げ屋のターゲットになったスキャンダル記事をメインにしてる写真週刊誌のカメラマンが地上げ屋達を脅して優位に立とうとするも逆にやり込められる様が例え弱者から搾取している人間でも立場が弱くなったら今度は自分が切り捨てられ搾取される側になってしまうと言う人間の陰険さやバカ具合を良く描いてるよなあって思った。本作はそんな闇の世界の住人達にマルサ達が対決する訳ですが序盤は敵側の悪行を描く事に時間を割いてる分主役各である板倉達が動き出すのがやや遅いなと感じる所はある物の中盤以降のぶっ飛び具合は前作以上でエンタメ映画としても十分過ぎる仕上がりです。
相手が誰であろうとも悪い金は絶対に許さないマルサ達ですら裏の権力者達と政治の関係は切り崩せない事を示す着地。余りのリアリズムに寒気を覚えますが伊丹十三監督が1はマルサの入門編で本当に描きたかったのは2だったと言ってたのを聞いてたらこれをやりたいがために1と2を作った監督の発想を良い意味で恐ろしく感じると共にもし現在も監督が存命なら今の日本の社会を見てどんな映画を作っただろうか?と言う部分に思いを馳せた。伊丹監督作品の中ではかなり好きな方かも。
健一
5.0
私はパート1より こちらの「2」のほうが好きです。



TOHOシネマズ日比谷にて開催
『伊丹十三 4K映画祭』より。

伊丹十三監督作 最高傑作!
パート1の大ヒットから1年ちょっとでの公開。
ちなみにパート1は当時の総理大臣までお忍びで劇場に足を運んだそうで。😅
日本映画の中で わたくしの永遠のベストムービーがこの作品。

『宗教法人に財産を寄進すれば相続税がかからないぞ!』

宗教法人を隠れ蓑に巨額の脱税をはたらく地上げ屋や 背後に潜む邪悪な権力者たちとマルサたちの攻防を描く痛快娯楽作‼️
当時('88年)税金だの脱税だの宗教法人だの ほとんど意味がわからない 若ぞー でしたが、本当に面白かった。

伊丹監督は『前作はマルサの入門編で本当に描きたかったのは本作』と言っているように個性的なキャラたちの解説&説明はこのパート2では一切省き、本編の半分以上を『悪』の側である地上げ屋や悪徳政治家たちの わるだくみ をリアルに描いている。

本作劇場公開の数年後に『地下鉄サリン事件』『オウム真理教』などの事件が起こったと考えるとちょっと恐ろしくもなるのだが・・・

アリ・アスター監督の怪作「ミッドサマー」。
この作品を鑑賞していて私は真っ先にこの「マルサの女2」が頭に浮かんだ。

共に描いているのは 洗脳。
マインドコントロールの怖さ。

『愛情』と『脅し』を武器に一般庶民を地獄の底へ叩き落としていく地上げ屋たち。
そして
最後にトドメの一撃を喰らわす三国連太郎!
その圧倒的な存在感と卓越された演技力に観ているこちらもタジタジ。😱

そしてこのバブルが生んだ巨大な悪にマルサたちがメスを入れる後半戦。
前半とはガラリと変わりマルサたちが追い詰めていく様は痛快!

哀愁たっぷりなラスト(おわりかた)も色々考えさせられる。

『パート2は前作を超えられない』
という昔からの定説があるが、本作は軽々と超えていると思います。

バブル全盛期、都市開発、超好景気な時代。
そして本作公開後・・・
バブル崩壊、不況、オウム真理教事件、阪神淡路大地震。

日本の大きな分岐点となった貴重な作品なのかもしれない。


2025年 3月17日 16:35〜
TOHOシネマズ日比谷screen 8
💺116 席
客入り 8割くらい埋まってた。


映画館鑑賞時(ムーヴアウト)
1988年 4月1日
テアトルアピア (千葉県 八千代市)
💺85席
客入り ガラガラだったような。

わたくしの地元です。😅
4.8
【本当は笑えない話🤪】

※リバイバル上映

バブル景気を駆け抜け、経営破綻したイトマンという会社があった。

この「マルサの女2」では、地上げの実行部隊としてヤクザのあの手この手を見せているけれども、イトマンは、バブル景気の頃、地上げ部隊を調達し、南青山の地上げで名を馳せ、統一教会系企業ハッピーワールドに巨額の融資を行い、S友銀行の手足になって、H和相互銀行の吸収合併を演出、S友銀行の痰壺(たんつぼ)との別名よろしく、その1000億円近くの不良不動産を引き受けて、経営破綻に徐々に近づいていった。

エンディングの場面で、銀行の役員が「地上げに270億円、それを370億円で生保に売却」って話す場面があるが、当時から金融機関としては銀行が頂点に君臨して、弱小生保はイトマンよろしく銀行の痰壺化しており、渋谷やその近辺に本社を構えていた四つの生保は皆、不動産取引の焦げ付きで破綻してしまった。

まあ、当時の大手銀行でちゃんと生き残れたのはM菱銀行とS友銀行だけで、現在のメガバンクのうち二つは、この2行が中核になったものだし、残りは寄せ集めのMほ銀行だ。

ところで、「マルサの女2」では、前作では電話のインサイダー情報くらいで表立って姿を表さなかった国会議員漆原が登場して、一番の悪党のように思わされる瞬間はあったが、上記のように銀行役員のセリフを聞くと、やっぱり銀行が最大の悪党だよなあと思う。

今は違うと思うけどね。

面白いけど、笑えない話🤪

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