あげまんの作品情報・感想・評価

「あげまん」に投稿された感想・評価

恋仲になると男にツキを呼ぶ女、通称あげまん。
しかも作中、あげまんなる女性は、情に深くて相手の幸福が自分の幸福と言わんばかりに男に尽くす。とどのつまり「男はこういう女がいいんだろ?」ってやつです。

当時流行語にもなりました。今地上波で流すと特定思考団体が声を大にして文句垂れてきそうではありますが、いいエンターテイメントだと思います。
ゴールデン洋画劇場で鑑賞。
伊丹映画が地上波テレビで観られた時代が懐かしい?

なんか、宝田明が箱にたっぷり入った札束を足で踏みつぶしていたシーンがすごくえげつなかった印象あり。

あと、銀行の頭取役の大滝秀治が、歌舞伎の女形役の加藤善博とイチャイチャしていたら、なんか変な物を落として、慌てて拾うシーンがあったけど、いまだにあれの意味が分からない。
(多分、下ネタだと思うけど)

ちなみにオープニングの宮本信子のお乳は作り物です。
(メイキング映像で確認済)
ただいま「日本映画専門チャンネル」で伊丹十三特集をやっているので、伊丹作品の中でまだ観たことがなかったこの作品を観てみました。

想像していたよりもどきついエログロさはなくて、日本の都市伝説を、日本の典型的なカリカチュアの図式で描いたらこんなふうになるんだろうなと思いました。男女の恋愛のモチベーションや、そもそも恋愛の対象に足るべき価値とは何?といったことを、ちょっと考えさせてもくれます。 
みやり

みやりの感想・評価

3.8
あげまんというか、たくましく生きる女の話というか、1人の男とのラブストーリーというか。
宮本信子が引っ張りだこの芸者というのがあまりピンとこなかったけど、内容は面白かった。
タイトルのあげまんが流行語になった有名な映画。日本がおじさんを中心に回っていた1990年頃。付き合うと男の運気が上がる女。チョット古くさい感じがしました。登場人物がおじさんばっかり。現代日本は さげちん が多いのかなあ~。伊丹十三監督らしい雰囲気は良かった。
大金と女(セックス)。宮本信子を中心に置き女性映画のふりをしながら100%男目線の保守主義的な表現。このあとにバブルが弾けて、伊丹十三映画も見事に失速していく。
しんや

しんやの感想・評価

3.2
ナヨコはホント母親のようだな。
あなたなら出来る!
ダメだったら、あなたの面倒は私が見る!
結局あげまんって、どんな時も見捨てず励ましてくれる母親なんだなぁ〜
何十年ぶりに見て、伊丹監督が宮本信子に捧げた作品のような気がした。
まりも

まりもの感想・評価

3.0
びっくりしたのは、さらっと映る宮本信子さんのお胸。あれは本物だろうか。特殊メイクみたいに見えたけれど…色とか…💦
なんだか、途中から、あげまんさんがかわいそうになってしまった。だって相手がおじいちゃんばかりだったり、手ごめにされたりで。。

それにしても、あげまんて、いるのかなあ。
まあ、どちらにしても、せっかくなら自分もそうありたい。愛する男の運気があがりますよう。
スカパーで超久々に見たわ。

“あげまん”って言葉自体が普及したのもこの映画からだもんな。下ネタかと思ったら、「あくまで男の運気を上げる女のことなんですよ」とタイトルに対する説明が、当時テレビでされてたのが思い出される。

しっかし、伊丹十三は嫁が本当に好きなんだな(笑)
宮本信子に十代の少女が芸者に弟子入りするところから演じさせてる。

ウブな芸者さんが老住職の元に旦那として貰われるが、不能な為に処女性を残したまま成長するのも、なんかとっても倒錯的だ。

大人になって銀行に就職し、支店長の津川雅彦と恋仲になり彼の運気を上げまくる。浮気され別れたら彼の運気はダダ下がりする。

あるいみ男の妄想をコレでもか!包め込んだ映画だね。だがココまでやってくれると突っ切ってるよ。この映画をフェミニズム的な観念で語ると面白いと思う。ここまで都合の良い女を描写しながら、決して女性のジェンダーは否定はしていない。むしろ超肯定してる。
この映画の最大の面白みはここなんだと思う。

伊丹十三にとって宮本信子は本当にあげまんだったのだろうなぁ。
ニシ

ニシの感想・評価

2.5
男に愚痴を言ったり、未練がましくしたり、命令したりしないところが◎。ナヨコの前向きな素直な性格が運を引き寄せるんだろうな。
ダメ男を演じる津川雅彦もなかなか良い。
まだ携帯電話普及しいていない時代だからか喫茶店の電話呼び出しが何だか新鮮に見える。
>|