マルサの女を配信している動画配信サービス

『マルサの女』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

マルサの女
動画配信は2025年6月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

『マルサの女』に投稿された感想・評価

3.6
「マルサの女」
1987/2/27公開 日本作品 2018-236
日本アカデミー賞最優秀作品賞
再鑑賞シリーズ
1988年第11回 日本アカデミー賞最優秀作品賞

本作の伊丹監督の制作動機が面白いです。伊丹監督は『お葬式』などのヒットによる収益を「税金でごっそり持って行かれ、税金や脱税について興味が湧いたため」と語っています。
マルサという言葉や脱税とは?みたいなことを本作から知った人は私同様多いでしょうね。
この作品後、「○○の女」と銘打った作品は、4作作られる事になり、またそれとともに主演・宮本信子を、日本を代表する演技派女優へと転進させた点で、本作は伊丹映画の路線を決定付ける記念すべき作品となったと言えるでしょうね。
題材とその描写は伊丹監督らしいですが、少しストーリー展開が弱い気がするのは私だけでしょうか。

国税局査察部(通称マルサ) に勤務する女性査察官と脱税者との戦いを、コミカルかつシニカルに描いたドラマ。監督・脚本は伊丹十三。第11回日本アカデミー賞(1988年)において最優秀作品賞、主演女優賞(宮本信子)、主演男優賞(山崎努)、助演男優賞(津川雅彦)、監督賞および脚本賞(伊丹十三)を受賞し、主要部門をほぼ独占した。
4.1
ターララ ターララ ターラ♪
法に隠れた悪しき金を取り締まる国税局に勤めるマルサの女こと板倉亮子の活躍を描く。
いや~面白い!伊丹十三監督の凄い所って現実ではシビアな社会問題を上手くエンタメと組み合わせる手腕とか着眼点なんですがこれも極めて来ましたね。
脱税者VS国税局の攻防はテレビとかで特集を組まれててそれで見たことあったけどこの映画で描かれてるのはそんな断片的な物ではなくてまさに銭の戦争ですよね。マルサ側は脱税者を追い込む為なら調べれる記録は全て調べあげるし何時間でも張り込むし相手の言葉の裏をかくのも忘れない。果てはそこに証拠があるならゴミ収集車まで調べる攻めかたのエグさ。対する脱税者達も負けてなくて見てるこちらもびっくりする様なあの手この手で逃げ切ろうとするわけですがみんな悪人なのになんか人間臭くて魅力があります。
特に山崎努さん演じる本作のラスボスである権藤。稼いだ金をごまかす為なら手段を選ばない悪人ながらも不器用なりに子供を愛している父親としての側面も持ってます。主人公の板倉との攻防の中にもそういう人間的な1面を見せる部分はちゃんとあって金の不正に関しては対立しつつも1人の子を持つ親としては共感し合う二人の姿はパッと身だけではわからない人間の多面的な魅力があって映画の中のドラマ性を引き立ててました。
伊丹十三監督って単なるわかりやすい勧善懲悪だけじゃなくてこういう社会の中の辛さとか人間が生きていく上での理屈じゃない辛くて厳しい現実にも嘘をつかないし隠さないから共感が持てます。最後は言って見たら国にお金を納めなきゃ行けない人達の怒りの叫びとそれを受け止めた板倉のなんとも言えない表情で幕を閉じるわけですがここから続編の2にどう繋がるのか楽しみです👍️
これは完全に余談になりますが小学生の頃に同じクラスだった子達と複数で喋ってた時にその場にいた子に今日奢ってよって言われた子が「うちのオカンはマルサの女って言われてるからアカン」って返してた事があった。あの頃はみんな意味がわからなくてポカーンとしてたけど大人になって今思い返してみたらあいつこんなネタどこでしったんやろか?「笑」
3.5
敵からも味方からも好かれる“マルサの女”。演じる宮本信子のキャラ作りが秀逸で、なぜ彼女が好かれるのか納得です。“一生懸命”が似合っていて本当に魅力的ですね。

「マルサ」は国税局査察部の隠語。この馴染みの薄い職業にスポットを当て、巧妙な手口で脱税を行う経営者と、それを見破るマルサたちとの攻防をテンポよく、かつスリリングに描いていきます。

国税査察なんてお堅いイメージの題材を、ここまで面白おかしく描けるのが秀逸ですね。ユーモアが巧みに散りばめられていて、シリアス一辺倒にはならない。その絶妙なバランスに、伊丹十三監督の器用さを感じます。

物語は決して善悪の単純な構図に収まりません。だからこそ登場人物一人ひとりが魅力的で、宮本信子に加えて山崎努、津川雅彦らの演技合戦も大きな見応えのひとつです。

「お葬式」「脱税」「暴力団」「食品偽装」…社会の裏側を鋭く切り取った伊丹十三。もし彼が今も生きていたら、どんな映画を撮ったでしょうか。たとえば「特殊詐欺と闇バイト」なんて彼の手にかかったら面白く描いてくれそう。

『マルサの女』に似ている作品

アンタッチャブル

上映日:

1987年10月03日

製作国:

上映時間:

120分
3.9

あらすじ

ケビン・コスナーなど豪華俳優陣が出演した実録映画。禁酒法時代のアメリカ・シカゴ。闇酒場を横行させるなどその地区を牛耳るギャングのボス、アル・カポネを逮捕しようと政府から派遣されてきたネスの…

>>続きを読む

社葬

製作国:

上映時間:

129分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.3

あらすじ

日本有数の大新聞社・太陽新聞の社長が急逝した。しかも腹上死というスキャンダラスな死因に社内は大混乱に陥る。さらに次期社長の座をめぐり、会長派と社長派の派閥争いが激化。派閥を嫌う中立派で叩き…

>>続きを読む

女系家族

製作国:

上映時間:

111分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
3.9

あらすじ

代々女系筋の大阪船場の繊維問屋で、婿養子だった当主が急死した。遺言状に記された遺産分配が発表されるも、3人の娘たちの間で争いが勃発。さらには、身ごもった当主の愛人の存在が発覚。大番頭や長女…

>>続きを読む

蘇える金狼

上映日:

1979年08月25日

製作国:

上映時間:

131分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
3.6

あらすじ

昼は平凡なサラリーマン、しかし夜には組織へ反逆の牙を剥く一匹の狼へと変貌する主人公朝倉哲也。彼は鍛え上げられた肉体と天才的頭脳を武器に、自らの野望を果たすべく、悪の限りを尽して大企業や暴力…

>>続きを読む

関連記事

日本アカデミー賞【作品賞】歴代受賞作品一覧!あらすじと配信状況を紹介
映画『マエストロ:その音楽と愛と』あらすじ&キャスト情報・見どころは?
お金大好き♡えげつないほどの“金の亡者”が登場するおすすめ映画12本