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太陽の年
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『太陽の年』に投稿された感想・評価

クリスマスも近いというわけでもないですが?珍しく昔観た恋愛物を3本借りてきました。その最後、一番地味な作品。それもビデオ。

戦後すぐのポーランドを舞台にした中年男女の恋。派手さは全くなく、質素な部屋のシーンが多いので雰囲気も暗い。ビデオだから画像も暗い。でも、またそこがいい。深い暗闇があるから「太陽の年」が光り輝くのだろう、、。

女はポーランドに母親とひっそり暮らす。男はアメリカから駐留でポーランドへ来た。

そんな二人が偶然出逢う。言葉も通じない二人のやりとりがなんともイジラシイ。そんな二人に戦後すぐのポーランドの複雑で悲痛な運命が影を落とす、、。

女は病気の母親を抱え、母親も、もう若くもない娘の先行きを心配する。少しは自分の幸せを考えても良いのに、決してそうはしない。抑えに抑えた選択。幸せなほんのひと時の思い出を胸に、、あまりにもせつな過ぎます。

熱烈な恋もファンタジックな恋もいいですが、たまにはこういう抑えた恋もいいものです^_^
「太陽の年」

第41回のベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品。戦後間も無いポーランドでの未亡人と米兵の愛を描いた作品。

ベネチアを制したにも関わらず、日本ではほぼ観られる機会がない様だが、ウクライナかロシアっぽいサイトで英語以外の言語に英語字幕が付いた動画を発見したので鑑賞してみたが、なかなかいい作品だった。

終盤にあるダンスシーンも素晴らしいが、2人が床に穴の空いた部屋で愛し合うシーンの光の使い方に衝撃を受けた。

母親が死に際にジョン・フォードの「駅馬車」の話をするのだが、「フェイブルマンズ」でも言及された様に「地平線」の話が出てきたので、フォードはそこに凄くこだわっていたんだなとつくづく思った。

一般公開されたら割とウケが良さそうなラブロマンス映画でもあるので、いつか劇場でかかる日が来ればなと切に思う。

余談だが、ノーマン役のスコット・ウィルソンは「TWD」のハーシェル役の俳優さんだった。
[戦後ポーランドに生きたもう一人のマリア・ブラウン] 70点

このラストは今年ベスト級かも。"モラルの不安"と呼ばれる社会主義政権批判を展開したポーランド映画のジャンルの中で、それまでも同じ様な映画を作っていたアンジェイ・ワイダと共に有名になったのがクシシュトフ・ザヌーシである。日本でもデビュー作『結晶の構造』が公開されて以降、意外にもコンスタントに紹介されているのだ。本作品は第41回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞している。

1946年の戦後間もないポーランド。戦争未亡人のエミリアは足の悪い母親を養っていた。ある日、廃車で絵を書いているとアメリカ人兵士のノーマンに声を掛けられる。戦犯裁判の調査のためにドイツからポーランドにやって来たというのだ。どんな仕事かは明かされないが、基本暇そうだ。ノーマンはエミリアの家を探し当て、絵の具をプレゼントする。二人は全く言葉が通じないが、身振り手振りで会話して、意思疎通を図ろうとする。

翌日、母娘は衝撃的なカツアゲにあう。白昼堂々男たちが入ってきて、部屋中を荒らした挙げ句、なけなしのお金を巻き上げていく。戦争によって男が激減した戦敗国では、女たちしかいない家などざらにあっただろう。こんなのが日常的な風景だったのだろうか。向かいの部屋に暮らす娼婦も十分な金額をもらえていない。彼女たちは只管に搾取され続けるのだ。ノーマンも絶句して、為す術もない。

今度はノーマンが通訳を連れて彼女の家にやってくる。通訳は正直どうでもいいと思っているので、やっつけ仕事だが、それを通り越してエミリアとノーマンが笑い合うシーンは言葉を超えた感情の繋がりを良く示していた。その後も言語の溝が埋まることはないが、事あるごとにノーマンが助けることで、遂に二人は結婚するまで話が進む。

しかし、夫の法的な死亡が確認されないと重婚になってしまい、母親は病気が悪化してきたのだ。母はエミリアの幸せを願いながら亡くなり、エミリアは安易な亡命が問題を解決するとは限らないと悟り、ノーマンと別れる。

ザヌーシ映画の常連であるズビグニエフ・ザパシエヴィッツがメフィストフェレスのようにところどころ登場するポーランド人を演じるが、正直彼の役割はよく分からない。ザヌーシは五本目だが、必ず出てくるので"またか"という感じである。

ラストのダンスシーンは荘厳である。グランドキャニオンを背景に二人が別れのダンスを踊るのだ。訪れることのなかった未来と戦争で負った傷の瘡蓋が取れるまでの長い期間を圧縮した魔術的な締めくくりだった。

物語は結構形式的で、ポーランドじゃなくても成立する物語だったのは残念だったが、あのラストを見ちゃうとそんなの吹っ飛んじゃう。

『太陽の年』に似ている作品

離愁

上映日:

2022年08月06日

製作国:

上映時間:

103分

ジャンル:

3.9

あらすじ

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