100,000年後の安全を配信している動画配信サービス

『100,000年後の安全』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

100,000年後の安全
動画配信は2024年3月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

100,000年後の安全の作品紹介

100,000年後の安全のあらすじ

誰にも保障できない10万年後の安全。 放射性廃棄物の埋蔵をめぐって、未来の地球の安全を問いかけるドキュメンタリー。 世界中の原子力発電所から排出される高レベル放射性廃棄物が、暫定的な集積所に蓄えられている。フィンランドでは、世界で初めて、高レベル放射性廃棄物の「永久地層処分」建設を、国会が承認した。完成の22世紀に向けて、その巨大な地下都市のようなシステムを建造し続けて行く。それでもなお、安全が保証されたわけではない。10万年後の人類がその施設の危険性を理解するだろうか。どうすれば確実に警告できるのだろうか。国家をあげて、放射性物質を人類から隔離するための政策を検討しているフィンランドの姿勢に、今の日本の我々も、学ぶところがあるのではないか。

100,000年後の安全の監督

原題
INTO ETERNITY
製作年
2009年
製作国
デンマークフィンランドスウェーデンイタリア
上映時間
79分
ジャンル
ドキュメンタリー

『100,000年後の安全』に投稿された感想・評価

3.11に相応しいドキュメンタリーを

放射性廃棄物の処理問題
原発に賛成でも反対でも、たとえ今すぐ稼働を完全に停止させたとしても、避けては通れない「廃棄物」の問題

舞台となるのはフィンランドにある最終処分場「オンカロ」
フィンランドは原発の操業開始と同時に、最終処分場の議論も始めた「先進国」

地下深くに、使用済み核燃料が安全なレベルになるまで10万年保管する計画(工事)を着々と進めているため、映画の中では、埋めた「ゴミ」を、未来の人類にどうやって見つけさせないか?が議論されるんですね

もう、議題のレベルが日本と違いすぎやしませんか・・・

「危ない」って看板を立てても
数万年後の人類に、我々の言語は通じるのか
それなら、抽象的な絵ならどうか・・・
賢そうな人たちが真面目に永遠と話してるんですよ

もしかしたら、未来の人たちが処分してくれるかもよ?

技術も進歩してるだろうから、とりあえず大丈夫でしょ?

みたいな、他力本願な発言は出てこないんですね

自分たちの出したゴミは、自分たちで責任を持つ
なんなら「未来の人類は自分たちより退化してるかもしれないから」と、心配で心配で仕方がないご様子

この映画のナレーション自体、未来の人類に向けられてるんですね

10万年保存されることを前提とした「警告の為の映画」というコンセプトのようでした

フィンランドみたいに安定した地層がない日本はどうしたらいいのよ・・・

原発の是非を問うとか、放射能の恐さを知らしめるとかよりも、早急な対策が必要な、根本的な問題に迫った、放射性廃棄物処理の最先端

仮に、現在の私たちが数万年前の「何か」を発見したら、大騒ぎするだろう事を考えると、フィンランドの専門家たちの悩みも凄く分かる気がする

私たちの残すタイムカプセルは、人類(地球)を滅ぼす爆弾なのだから
No.2701

「こういう施設を作る必要があるかどうかを議論している」のではなく、

「もう作り始めている」という事実の重さと怖さ。

「"こういう施設があることを忘れる"ことを"忘れない"」という、なんだか禅問答のような哲学のような、空恐ろしさ。

36/60 https://www.uplink.co.jp/cloud/features/2311/
ぽぬ

ぽぬの感想・評価

3.6
この映画は原発賛成、反対の議論を促すための映画ではありません。原発を稼働したことで生じた、今現実として存在する核廃棄物をどうするかという話です。
この映画でも言っている通り、この核廃棄物については、原発賛成派、反対派に関わらず現在生きている人すべてに責任があります。なぜなら、この忌まわしき廃棄物の被害を受けうるのは、私たちの次の世代でも、次の次の世代でもなく、一度いまの人類がいなくなり、氷河期を経て、新たに原始人から始まる人類だからです。
その新たな人類、今はまだ存在しない言語を使い、価値観も今と異なるものたちに如何に地中にある廃棄物の危険性を警告するかを真剣に考えることは、非常に興味深いものがあります。

実を言うと、自分は事故の一年前に福島第一原発の中に入ったことがあります。その時は、原発の危険性とか核廃棄物について考えもしませんでした。(中学校の社会科見学でしたが、その時ウラン君とプルトニウムちゃんというキャラの下敷きとか貰いましたが、今じゃシャレにならない笑)
原発は私達に豊かさを与えてくれる一方で、未来の人類に対して危険性ではなく、実際に存在する危険をもたらすことになります。
このことについても、多くの人が問題意識
を持つべきだと思います。

『100,000年後の安全』に似ている作品

東京原発

製作国:

上映時間:

110分

ジャンル:

3.6

あらすじ

カリスマ的な人気を誇る天馬都知事が臨時の会議を招集。その席上で、なんと「東京に原子力発電所を誘致する」と爆弾発言。会議のメンバーは大混乱に陥ってしまう。一方その頃、お台場には大量のプルトニ…

>>続きを読む

緑の山

製作国:

上映時間:

128分
3.4

あらすじ

アルプスの山間で持ち上がった放射性廃棄物処理場の建設計画。土地と自分たちのルーツを守ろうとする反対派と賛成派の住民たちを追ったドキュメンタリー。ムーラーはこの作品を「子どもたちと子どもたち…

>>続きを読む