カルロスを配信している動画配信サービス

『カルロス』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

カルロス
動画配信は2024年10月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

カルロスの作品紹介

カルロスのあらすじ

暗号名・カルロスを名乗るイリッチ・ラミレス・サンチェス。革命を夢見る彼は、さまざまな襲撃事件の支援や実行を経て評判を上げていった。そして1975年、同志と共に行ったウィーンのOPEC本部襲撃によって、カルロスは世界的に知られるようになる。

原題
CARLOS
製作年
2010年
製作国
フランス
上映時間
326分
配給会社
KADOKAWA

『カルロス』に投稿された感想・評価

4.1
 ベネズエラの活動家イリッチ・ラミレス・サンチェス(エドガー・ラミレス)は革命を崇拝し、パレスチナ解放人民戦線(PFLP)のリーダー、ワディ・ハダドに面会し自分を売り込む。まず手始めにPFLPの補佐としてジョセフ・エドワード・シーフを銃撃。日本赤軍によるフランス大使館銃撃の支援、オルリー空港でのイスラエルの航空機砲撃など、数々の事件で名前を売っていく。そして遂にPFLPと協力関係にあるイラクのサダム・フセインから、サウジアラビアの石油相とイランの石油相抹殺事件の首謀者に指名される。今作は主人公が革命テロリストとしてのし上がっていく姿を、当時のニュース映像を交えながら克明に描いている。革命の名においてはどんな非道さも残酷さも許されると言わんばかりのカルロスの残忍さと、仲間に見せる優しさとを対照的に描きながら、遂にフセインに指名されるまでの150分間を一気に見せる。彼の生い立ちやテロリストを志すようになる動機はここでは一切開示されていない。テロリストとして過ごした彼の20年にも及ぶ政治活動にフォーカスしていく。そのことが逆に彼のカリスマ性を浮き彫りにするかのようである。

 ここでもまたアサイヤスのアジア(黄色人種)への尋常ならざる思いが噴出している。日本赤軍のオランダ・ハーグでのフランス大使館銃撃のくだりには思いのほか時間が割かれている。空港で偽造パスポートと偽札所持で逮捕されるところから、オランダ・ハーグのフランス大使館に短銃武装で乱入し、占拠。大使ら11人の人質と交換にパリで勾留中の男を奪還、オランダから30万ドルと仏機を出させ、19日にシリアで投降する。カルロスとはあまり関係ないこの日本赤軍による最初の事件の一部始終を克明に描いている。アサイヤスがこのイリッチ・ラミレス・サンチェスという男に惚れ込んだのは、21世紀のテロの行方を予見すると共に、カルロスの尋常ならざる行動力への興味からではないだろうか?70年代という時代にヨーロッパやアラブの国々を転々としながら、様々な国で事件を引き起こしたイリッチ・ラミレス・サンチェスという男の本質に迫ることが、アサイヤス作品の根底にある国境のないボーダレスな登場人物に相通じる世界を持っているように思える。
菩薩
-
長尺映画を観るとよく頑張ったバイアスが働いちゃう軟弱者なので星は付けないが面白かった。伝説のテロリストと呼ばれる男の20年余りの活動を5時間半のスケールで描く超大作であるが、その終着点が「金玉痛えぇ…」であるのは余りにも哀れ。もはや時代と世界からの要請の様にある種の必要悪として、そのテロリズムの象徴として輝かしく裏社会の中に君臨しつつ表社会に牙を剥き続けた筈の男も、ベルリンの壁が崩れソ連をも崩壊した後にはまるで無価値な「幽霊」として誰からも必要とされる事も無くたらい回しにされ、縮小する自意識とは対照的に肥大する睾丸を抑えながら醜態を晒す事になる。三部に入り若干ペース配分をミスったのかジャンプカット多用で編集も荒くなった様に思えたが、たぶんあれはカルロスの所在の無さをも表現しているのだろうと好意的に捉えておく。銃と女を愛した男とは言うが女性の扱い方がほぼ渡部なので天罰がくだったのだろう。東西冷戦、第三世界の勃興、時代の大きなうねりの中で反帝国主義の旗印を揚げたはいいものの「大義の為」と朧げな紐帯の元では徐々に崩れていく急進左派の弱々しい連帯。どうしても若松孝二の『実録 連合赤軍〜』と比べたくなってしまうが、そこと比べると「金のかけ方」の差がまるでフェアじゃないし、日本とフランス映画界の雲泥の差を感じてしまい悲しくなるからやめよう…。にしても革命戦士が貞操観念に疎いのは世界共通なのか?
4.5
素晴らしすぎる作品!!!
5時間30分なんてあっとゆうま。
ユーネクは優しく1.2.3部と
分けてるけど一日で見ないと
彼の人生に触れられない。
アサイヤス監督も大好きだし
こんなんも撮れんのか。

伝説のテロリスト。
イリッチラミレスサンチェス。
忠実に作られたが、
彼の人生は謎ばかり。
5時間描いてもね....
ゴッドファーザーとはまた違うが
それなりの濃厚さ。
14件のテロと84人殺害
数百名を病院送り。
今も尚終身刑で生きる。
他の方は割と無罪とかで生き残ってる。

これで生きるって覚悟したんだろうね。
一部はカルロス誕生物語。
2部は女とテロリストリーダーとして
生きスターにのしあがる。
3部は、やがて陰りが。人生の終焉。

革命ってなんだろね....
空港爆破や冷戦終結にベルリン壁崩壊...
とにかく生き抜いた時代と
テロの規格....
追ってきたやつに普通にそこらへんの
家の前で車に銃これまでもかって
ぶっこんだり色々すげぇ笑笑!!!
とにかく古き映画の渋さ。
これは堪らないですよ。

『カルロス』に似ている作品

第三世代

上映日:

2018年10月27日

製作国:

上映時間:

109分

ジャンル:

3.7

あらすじ

意志と表象としての世界―。彼らも、我々も、もはや何も理解できない。理解しようとはしない。暴力で構成された社会に曝され、支配され、共感し、欲望し、絶望する。怒りと悲しみとおかしみが横溢するこ…

>>続きを読む

ゼロ・ダーク・サーティ

上映日:

2013年02月15日

製作国:

上映時間:

158分

ジャンル:

配給:

  • ギャガ
3.6

あらすじ

華奢で青白く澄んだ瞳が印象的な20代半ばの女性・マヤ。とてもCIA分析官には見えないが、情報収集と分析に天才的な感覚を持ち、一向に手掛かりをつかめないビンラディン捜索チームに抜擢される。捜…

>>続きを読む

WASP ネットワーク

製作国:

上映時間:

130分

ジャンル:

3.3

あらすじ

キューバからフロリダに亡命し、反カストロを掲げて母国の民主化を目指す者たちの苦闘を描いた実話。90年代を舞台にしたスピード感溢れる社会派エンターテインメント。ベネチア映画祭コンペ作品。

チェ 28歳の革命

上映日:

2009年01月10日

製作国:

上映時間:

132分

ジャンル:

配給:

  • 日活
3.3

あらすじ

1955年7月、メキシコ。持病の喘息を抱えながらもラテン・アメリカの貧しい人々を救いたいと旅を続けるゲバラは、独裁政権に苦しむ祖国キューバの革命を志すフィデル・カストロと出会う。わずか82…

>>続きを読む

6日間

製作国:

上映時間:

94分

ジャンル:

3.3

あらすじ

1980年。武装したテロリストらが駐英イラン大使館を占拠した。緊迫が高まる中、立てこもり6日目を迎え、ついに英陸軍特殊部隊SASが突入作戦を決行する。

RHEINGOLD ラインゴールド

上映日:

2024年03月29日

製作国:

上映時間:

140分

ジャンル:

配給:

  • ビターズ・エンド
3.8

あらすじ

クルド系音楽家のもとに生まれたジワは、亡命したパリで音楽の英才教育を受け、ドイツのボンに移り住むが、両親は離婚、底辺生活に。 ストリートで勝つためにボクシングを覚えたジワはカター(Xata…

>>続きを読む

フランス特殊部隊 GIGN(ジェイジェン) 〜エールフランス8969便ハイジャック事件〜

製作国:

上映時間:

91分

ジャンル:

3.2

あらすじ

1994年12月24日、アルジェリアの空港でパリ行きのエールフランス8969便がイスラム武装組織にハイジャックされてしまう。離陸を迫る犯人たちとアルジェリア政府のにらみ合いが続くなか、フラ…

>>続きを読む

ミュンヘン

上映日:

2006年02月04日

製作国:

上映時間:

164分
3.6

あらすじ

ミュンヘン・オリンピックでパレスチナゲリラ“黒い九月”がイスラエル選手団を襲撃。これを受けてイスラエル諜報機関“モサド”は報復部隊を組織する。リーダーのアヴナーは妊娠中の妻を残してヨーロッ…

>>続きを読む