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シャルロットとジュール
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『シャルロットとジュール』に投稿された感想・評価

tetsu
3.6
ゴダールリバイバルの流れで地元の図書館に本作を発見し、鑑賞。


[あらすじ]

彼女の"シャルロット"に別れを切り出され、一人になった男"ジャン"。
シャルロットが家に戻ってきたことで安堵するジャンは、とめどない感情を吐露し続けるが……。


[雑感]

未練がましい男性の滑稽さを彼のマシンガントークとそれを物ともしない女性の振る舞いで成立させた作品。

当時はジャック・ドゥミ監督の『ローラ』と併映されたとのこと(DVD付属の解説書による情報)。

ゴダール特有の気難しくて長ったらしい言葉の羅列が、女性の一言で一蹴されるという展開は珍しく、痛快だった。

ひたすら男が弁明を捲し立てる作風そのものは、相変わらず冗長的で10分すら退屈に感じてしまう。

しかし、それもオチへの前フリと思えば許せてしまった。

そういう点で、彼の難解な作風が未だに咀嚼しきれていない自分としては、かなり好みな作品だった。

室内で繰り広げられる男女の会話劇という要素には『勝手にしやがれ』にも繋がる部分があり、そちらが好きな方にもオススメ。

また、"シャルロット"を演じたアンヌ・コレットさんは、かつてゴダールさんの恋人だったとのこと。

劇中でジャンはシャルロットの新たな彼氏が映画監督と知り、「映画はスクリーンにうつるウソの世界」、「映画はまやかしの芸術」とうそぶく場面があるのだが、その辺りの切実さには、そういう背景も関係しているのかも……。

ちなみに、アンヌさんは『男の子の名前はみんなパトリックっていうの』でもシャルロットを演じている。

『男の子……』はエリック・ロメールさん脚本作ではあったが、ゴタール監督がメガホンを撮っていたため、そのキャラクター造型を転用したとのこと(DVD付属の細川晋さんによる解説を参照)。

直接的な関係はないものの、二作をあわせて観ることで、より楽しめる部分はあるかもしれない。


【Next Movie's HINT】
>>ヌーヴェルヴァーグの映画たち>>
杜口
3.9
全編ジャンポールベルモンドの喋りに埋め尽くされてる。で、逆にジェラールの方はん〜とかふーんとかしか言わない。
でも、印象に残るのはジェラールのその手持ち無沙汰に動かす可愛らしい仕草ばかり。

台詞に埋め尽くされていながらも、台詞の印象が薄くただの音楽のようで、一周回ってサイレント映画のよう。
題材的にも昔のサイレント時代のコメディっぽいね。
pika
3.0
ゴダール節炸裂!
短編である意義を満遍なく味わえる、さすがの作品。

コクトーに捧ぐ。

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