核弾頭によりソ連に占領されたアメリカの荒廃したディストピアな世界から40年後の物語。

ロックンロールのアヤトラにして偉大なキング『エルヴィス』の遺してくれた自由の楽園【ロストヴェガス】を目指す主人公と、楽園の支配を目論む暗黒サウンド奏でるトップハットな『悪魔デス』とのロックンロール戦士(笑)達のギターチャンバラ功夫バトル！

時代劇と西部劇テイストを感じさせる荒野に日傘！
無骨な優しさのアウトローにはキッドの随伴は不可欠の王道展開！

『マッドマックス 2』に『デスペラード』&『子連れ狼』等を下敷きに、黒縁メガネのダブぼろスーツの侍バディ・ホリー+仕込み杖ならぬホロウボディのネックが歪んだギターにポン刀！
イーストウッドもどきにラジオDJもトレイシーウルマン擬き～。
低予算Ｂ級レベルどころかＣ級臭プンプンだけどイカれた世界観とイカしたR&Rとロカビリーの劇伴！🎸

アクションシーンもキレが有ってなかなか宜し！👍️

ツレはずっと『ナンだこりゃ？』と呆れてましたが、個人的にはツボるタイプの作品でした！＼(^o^)／

祝７０００！

レビューの前にちょっとご挨拶させて下さい！
この度、皆様の支えもあって７０００本達成しましたー。
とは言っても７０００本全てにレビューがある訳ではなく、、当初、自分のためだけにひたすら見た映画に点数だけ付けてました。。システムをよく分かってなくて、マークしたものがフォロアーにタイムラインとして流れてるとは露知らず…毎晩５００件ぐらいずつ反映していった時は、少なかったですけどフォロアーの方、地獄だった事でしょう、申し訳ありませんでした！！そんな状態でもRYANさんが熱心に[いいね]押してくれてたのを記憶しています！！大変感謝しております！！

ある日、M少佐殿の【記録はノートに！点数付けろ！コメントも書け!征くぞ諸君】のメッセージを目にし、ハッとしてそこからレビューが始まった次第です！(笑) 少佐殿、気付かせてくれてありがとうございます！！

他の方のレビューを見続けてくると…絶妙にそれぞれ個性があって本当に面白いです！！！

[独創的な文章力・情報量でフォロアーを魅了するファンタジスタ]
[絶大な支持率を誇るフィルマークス・スーパー・アイドル]
[ひたすらえげつないホラーをレビューし続けるトビー・フーパーの申し子]
[完全に男を翻弄するフィルマークスの壇蜜]
[誰よりも早い新作評論が頼もしい驚異の試写会王]
[身体を張ってＺ級映画を紹介し続ける映画侍]
[柔軟な頭で周りのオススメを吸収していく蘇った松田優作]
[流行に流されない孤高のアートムービーマスター]
[掛け合いが楽しいリアル・ブルース・ブラザース]
[自身の体験と重ねながら詩のようなレビューを連ねる美人ポエマー]
などなど…どれが誰とかの詮索は抜きにして、他にも皆さんポリシーをもってレビューしてるのが大変興味深く面白く拝見しております！！
周りに[映画好き]はたくさんいますが、皆さんほどの情熱をもった人がいなかったので此処での繋がりは刺激になりますし何より楽しいです！！

今後もよろしくお願いします！！

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さて…散々煽ってしまいましたが…やはり節目という事で大事な名作をレビューしたいと思います。

もちろんショーシャン…じゃなかった

人生最高の映画・・・
『シックス・ストリング・サムライ』でしょう！！！！

舞台はソ連に占領された荒廃したアメリカ！
最後の楽園・ロストベガスで長年キングとして君臨していたエルヴィスが死去。新しいキングとなるべくロックンローラー達がロストベガスを目指す異色のロード・ムービー！！！！

主演、脚本、アクション監督、デザインはご存知(な訳ないか)ジェフリー・ファルコン！！！！！！！！！

そう、私が【片腕ファルコン】と名乗らせていただいているのも、ネバーエンディングストーリーのファルコンなんかじゃなく…ここから頂戴させてもらってる訳です！
『片腕カンフー対空飛ぶギロチン』の【片腕】と合体技で作ったネーミングなんです。謎が解けましたね？（はい、誰も知りたくないですね。。）

彼はマーシャルアーツの達人でキャリアは２０年以上、カンフー世界大会でアメリカ代表として参加したり、小さな大会でも金メダルをいくつも獲得してる本物なんです！！マイナーな香港カンフー映画を１５本ほど経験し本国アメリカでこの伝説の映画で再デビューする訳です！！！

しかし、この直後ジェフリー・ファルコンは映画界を引退！！「伝説の映画は生涯１本あればいい」という名言を残し、その後実業家して大成功を収めているらしい。


監督のランス・マンギア。長編初監督で…この後の作品はあのブラントン・リーの伝説の遺作『クロウ』の続編『クロウ -真・飛翔伝説-』のみでストップしている。いったい彼は何をしているんだろう。。

唯一映画人として驚異的出世してるのが音楽担当だったブライアン・タイラー。彼は今年だけでも『アベンジャーズ』『ワイルド・スピード』『ミュータント・タートルズ』と超特大級大作の音楽担当をしています！！誇らしい！


で、内容ですが…ＤＶＤには
「エルビスのメロディが鳴り響くマッドマックス的世界に、ジェット・リーばりの技と子連れ狼ばりの殺陣を魅せるギターを持った渡り鳥がいた！　ロックンロール・カンフー・チャンバラ・ウエスタン、勝手に上陸！」

何のこっちゃ分からないかもしれないがまさにこの通りなんです！！

バディ・ホリーともエルビス・コステロとも言える黒縁メガネの黒タキシードにボロボロの傘・刀・そしてギターを構える主人公バディは、偶然助けてしあう子供のキッドと共にロストベガスを目指す。
車、バイク、自転車さまざまな手段を選び荒野を駆け抜けるがここで見れるカーチェイスは映画史上最も遅いカーレースでしょう。だって普通に走ってるヤツに追いつかれてますし。。

２人の行く手を阻むキャラ勢も…ボウリングシャツの３人組、人食い家族、宇宙服の軍団、ボロボロチアガール、ほうれんそうモンスター、地下に潜むガスマスク軍団、１００人のソ連軍(実際は数名を合成で多く見せてる…涙)、そして最強のヘビーメタル軍団などなど
とにかく全てがブッ飛んでいる！！！

冗談のような映画のようで冗談でない…ラストはお金ないだろうにＣＧも使って泣けるショットが待っている！！

この映画で泣けるのは私ぐらいだろうか。。

ちなみに私は日本でベスト３に入るくらいこの映画のコレクターと自負してます。（まぁコレクトできるモノがないですが…）

海外から取り寄せたポスター、レンタル時のポスター（[２回、３回借りてこそサムライなり]という激アツキャッチコピー付き）、カネコアツシデザインポスター、そして…偶然知り合ったしりあがり寿さんの秘書と仲良くなり、その人を通してですが本人からしりあがり寿デザインのポスターとサンプルＤＶＤをいただきました！！運をも味方するシックス・ストリング・サムライ愛！！ＶＨＳも吹き替え版と２本。ＤＶＤも海外版と併せて４種類、サントラも当然あります！


こうして書くとよほどスゴイ映画としてオススメしてるように見えますが…実はオススメはできません。しかも今まで周りの人もススめた事がありません。否定されるのがコワイんです、この映画も私の人格も(笑)

映画愛と情熱は画面から爆発してますがいかんせん技術とお金が追いついてないというかアラもたくさん目につきます！！私はそこも含めて愛おしいのです。

あ、ちなみに関根勤さんは公開年のベスト１に選んでました！！

昔付き合っていた方に色んな映画を見せましたがこれは避けてました。
別れた後にメールが来て…そこには
「貴方の部屋に貼ってるポスターの映画シックス・ストリング・サムライ見ました。何で言ってくれなかったんですか？本当に面白かったです。」

別れなきゃ良かったーーーー！！

まぁそれは良いか、、。他にもいっぱい言いたい事ありますが…異常な長さになってるのでまた別の機会に。。

今後、これを越える映画に出会いたい、いや出会いたくないそんな葛藤も込めて…とりあえず唯一の５点満点を捧げる。

◆人生のベスト１位◆

• #片腕１９９９年公開映画

ずーっと観てみたかった本作。
パケ写から想像してた以上の、B級にも及ばぬヘタウマ映画でした。
そもそもは大学の卒業製作から始まった作品なんだそう。学生のインディーズ作品でこのセンスならば、ある程度の未熟さは目を瞑れる範囲です！

ジョージミラー「マッドマックス」のようなディストピア感！
ロバートロドリゲス「エルマリアッチ」のような素人感！
タランティーノ「キルビル」のようなオタク感！
ジャームッシュ「ゴーストドッグ」のような凄腕ガイジン侍！

まず、設定のバカバカしさが絶妙です。ギター侍て…。
音楽もサーフロック～ロカビリーを基調とした小気味のいいロックメドレー。パルプフィクションの代名詞「Misirlou」を使用したのは絶対に確信犯でしょう。
撮影に関してはなかなか技術が長けてました！

しかし、モタついたテンポのせいで終始間延びした印象に。通常の1.5倍くらいのノロさに感じます。
見せ場の盛り上がりも他とほぼ同テンポなのでメリハリが皆無。
全体的にせっかくの素材の良さを活かしきれてないのも残念でなりませんでした。
これは編集の腕も大きく左右してそう。

でも映画への情熱と愛はしっかり伝わったよ！
あとガキの奇声が毎回癇に障って凄くイライラしちゃいました。大人げ無くてごめんね。