悪の報酬の作品情報・感想・評価

悪の報酬1956年製作の映画)

製作国:

上映時間:84分

3.2

『悪の報酬』に投稿された感想・評価

1.5

 監督は日活を中心に活躍した職人肌の野口博志(後の野口晴康)。原作は星雅二の同名小説。脚色を陶山鉄と舛田利雄が共同で行っている。助監督に鈴木清太郎(後の鈴木清順)の名が有る。

 他の出演者に、三國…

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3.8

善良に見える人が実は…という話。

組織の多くの人間から顔が知られていない太田なる人物の正体については早い段階で察しがつくけど、そこからのドラマが肝。

大物ぶっていた三國連太郎(特別出演)のあっけ…

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ぺろ
3.4

シネマヴェーラにて。姿の見えない犯罪組織のボス、というアイデアは良いのだけど、伊藤雄之助というキャスティングの時点でもはやネタバレ感もある。伊藤雄之助がそんなただの良い人やるわけねぇだろ~~。

な…

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冒頭の刑務所出所シーンから良いリズムで、そこにいる全員が端役なのもいい。警部役の水島道太郎がガソリンスタンドの娘、二木てるみに声をかける。ガラス越しに、無言の合図を交わすのを双方の視点から撮る。その…

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陽気なメロディのテーマ曲のドライな物語への対置法的適用、有楽町ロケの暗い夜の映像、なにより戦後の貧困の中で善と悪に引き裂かれていく伊藤雄之助の重層的な芝居などから『第三の男』を下敷きにしたと思しきノ…

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2.5

表では篤実な経営者だが裏では犯罪組織に関わる伊藤雄之助のドラマなのか、それとも彼らを殲滅せんとする水島道太郎たち警察のドラマなのかどっちつかずな描写がダラダラと続くので中途半端な犯罪映画に。

それ…

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