二発目は地獄行きだぜの作品情報・感想・評価

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tk33220

tk33220の感想・評価

3.5
片岡千恵蔵がネタバラシする場面はかったるいけど、西部劇然とした出で立ちだったり、いきなりスキーをし始めるところだったり割と楽しめる。
ド天然の暴力おじさん片岡千恵蔵の演技、そして奇怪な行動、素なのか演技なのかがまったくわからない。相対する進藤英太郎は役の幅がとにかく広い人なだけに、ワンパターンの王道をゆく千恵蔵の奇怪さが結果的に主役らしく際立ち、話がどこに転ぶかわからない謎のスリルまでついてくる。

千恵蔵、進藤英太郎、健さんの明るいナチュラルボーンキラーぶりは暴力的な東映のカラーそのもので、なんの前置きもなく居酒屋を破壊したり、画面には映らないがたまたま現場に現れた犬を蹴り飛ばしたり、潔さを感じるほどひどい。しかも今回はそういった雑すぎる演出が映画のトリックにもなっているから確信犯なんだろう。

また、高倉健の役名が「けんさん」なのでそういうところも雑だ。あらすじによると「謙さん」で一応漢字は違うにせよ、劇中に字幕が出るわけでもないのでほぼ意味をなしていない。言うまでもないことだが、そこがいい。