ヒューマンネイチュアのネタバレレビュー・内容・結末

「ヒューマンネイチュア」に投稿されたネタバレ・内容・結末

相変わらず設定が斬新。
毛むくじゃらな女性に自然の中で猿のように育った男とそれを調教する博士。
この組み合わせでどう話が進むのか全く想像付かず。
ネズミのテーブルマナーや、ガラス部屋の中でオペラ鑑賞の予行演習、最後のネズミのヒッチハイクとか細かいところのアイディアが効いててほんと好き。
ネイサンの死後のインタビューというアイディアも。

知恵を身につけて色々知ってしまうと、やはり元の生活には戻れなくなるよね…。
カウフマンによる奇想天外な悪趣味コメディ。
類人猿として育てられた男がねずみにテーブルマナーを教える博士に捕まり文明化される、という設定からしてもうブラックで最高である。
今作において文明と野性の境界にあるのはセックスだ。
毛深いライラは性欲のために野性から文明へ。
猿として暮らしていたパフも同じく「ヤるためにゲームに乗る(文明化される)」ことに決める。
一方、テーブルマナーに拘るネイサンは、セックスのために貞操(文明的)を捨て、フランス女のガブリエルと浮気をする。
ビッチのガブリエルはというと、セックスのための演出(文明的)を惜しまない。
「ヒューマンネイチュア」はこの4人をめぐったラブコメ作品とも言えるのだけれど、野性と理性(文明)を行ったり来たりの痴話喧嘩はとても一筋縄ではいかない。いくらでも解釈を掘り下げられる余地のある映画だ。

最後にパフは熱烈なスピーチで人々を感動させた後、マスコミに囲まれながら服を脱ぎ、もといた自然へ還ってゆく...かと思いきや、数分後には一台の車が彼の前に停まり、中にはフランス女が...というラストが最高だった。
結局はピュアな獣も文明という甘い蜜を一度知るともう抜け出せないのだ。
「類人猿は殺しをしない!」と熱弁をふるうパフ、しかしちょっと前にはネイサンを銃殺していることを思うと可笑しいと同時に人類として哀しい気持ちになる。

いずれにせよフランス女がテンプレっぽくて超可愛かった。
直訳すると人間の本質というタイトルだが、人と接さずに育った人間が最終的には人間社会を選ぶというパンチの効いた映画だった。
類人猿が人になり人殺しを覚える。人がいかに縛られた生き物かを洗い出す怪作っぷり。スパイクジョーンズ、ミシェルゴンドリーと、組んでる監督も類稀なる才能の持ち主であるからこそ生まれる傑作の数々だけど、闇の破壊力においてチャーリーカウフマンの右に出る者はいない。
スゲー映画
フォークは外側から
死後の白い部屋
廊下に出てもパフの声は聞こえる
フランス訛りは確かにいい
類人猿は時計はして行くのね
車はホンダ
洋画でホンダ車は多い気がする
まあまあ
ホルモンバランスのせいで全身が毛深く、人を避けて山で暮らしていた自然主義作家のライラ。幼少期の親しつけが原因でテーブルマナーに固執し、動物にマナーを教えようとしている学者のネイサン。そんな二人が、ある日山の中で言葉も文明を知らない男と出会う。

「人間ってやつは…」とちょっとげんなりして、端々に罪悪感を覚えるブラックコメディ。主演二人体張ってるなぁ…w面白かったけどネイサンがダメなヤツすぎて、かなりやな気分になった。言ってることとやってること全く噛み合ってないんだもの。性欲を抑えろって教えてる場面ほんと胸糞悪かった~、目の前でセックスしてたのはどこのどいつだとwこんなに色気のないベッドシーンだらけの映画も珍しいよな。

車が動き出した直後、木の家を見て明らかに後悔の表情を見せるパフ。しかしガブリエル(の体)を見てそれを押し込める。「一発やる」ために自由を捨てちゃうんだね。皮肉で後味の悪い終わり方だなぁ。一旦染まってしまったら元には戻れないんだよーっとばかりにラストをかざるネズミがよかったw