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ハヌッセン
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『ハヌッセン』に投稿された感想・評価

Omizu
3.7
【第58回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
『メフィスト』サボー・イシュトヴァーン監督作品。カンヌ映画祭コンペに出品され、アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。

イシュトヴァーンらしい歴史ロマンで楽しめた。実在の予言者ハヌッセンの半生を追った伝記ドラマで、ドラマチックで優美な世界観が見事。

彼の死は未だ解明されていないという。ナチシンパだったのに何故殺されたのか、一説には彼がユダヤ人だとバレたこと、ヒトラーがハヌッセンの影響力を脅威としたことが理由だとされている。

野戦病院で患者として能力を開眼させたハヌッセン、興行師に見出され千里眼、預言者として名を馳せていくが…

イシュトヴァーンの演出はタメがないのが少し残念なあたりではあるが、淀みなく半生を語っていく展開力は間違いない。彼らしい歴史ドラマで大いに楽しめる。

ハヌッセンを演じたクラウス・マリア・ブランダウアーも存在感がありとてもいい。運命に翻弄される予言者ハヌッセンをドラマチックに描いた優れた歴史絵巻だ。
5.0
イシュトヴァン・サボー監督作。

20世紀前半のドイツで活動した実在の予言者:ハヌッセンの謎に包まれた人生を描いた伝記ドラマ。

ハンガリーの鬼才:イシュトヴァン・サボーが、アカデミー外国語映画賞を受賞した自身の監督作『メフィスト』(81)で主演を務めたクラウス・マリア・ブランダウアーを再び主演に迎えて撮った“ナチズム+オカルティズム+伝記ドラマ”の力作で、二次大戦前夜のドイツで活動した手品師・占星術師・予言者であるエリック・ヤン・ハヌッセン(1889-1933)の謎めいた生涯を解き明かしていきます。

アカデミー外国語映画賞にノミネートされた本作は、そのカリスマ性で大衆の心を鷲掴みにした予言者:ハヌッセンの物語を、ヒトラー率いるナチスが台頭していった1930年代ドイツの状況の中に描いた伝記映画で、ブランダウアーの怪演が光った大傑作『メフィスト』同様、ナチス台頭の不穏な気配と大衆の不安が全編に横溢した異色の大作となっています。

第一次世界大戦末期、頭部に重傷を負ったオーストリア軍曹:クラウス・シュナイダーが、医師から受けた催眠療法をきっかけに超能力に目覚め、終戦後、エリック・ヤン・ハヌッセンという芸名で千里眼を売り物にベルリンの一流劇場で大衆相手の興行を行い一躍世間の注目を浴びてゆく中、やがて台頭したナチスによって破滅への道に引きずりこまれてゆく姿を事実を基に描いています。

大衆を扇動する巧みな演説で権力を手中に収めていったヒトラーと、千里眼や予知といったオカルト的なメソッドで大衆を熱狂の渦に巻き込んでいったハヌッセンを途中まで同調的に描いていきながらも、『メフィスト』のように、大衆の支持を得て制御不能な程に権力を膨れ上がらせていったナチスの暗黒に為す術なく呑み込まれてゆく無力な個の悲劇を克明に導き出した力作であります。

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製作国・地域:

上映時間:

133分
3.7

あらすじ

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