最初こそは逃亡劇、なぜあんなことをしたのか、ミステリ風でとてもよかった。
しかし掘立て小屋に定住したあたりからテイストが変わり、そっち系の日常を描くのかと思ったら、立ち退きである。これは他所から来…
イタリアのポー川沿いを舞台に新約聖書の世界を垣間見た気がする。
"キリストさん"と人々は語らう。ワインやパンを手にして。
"キリストさん"は別れを告げる。人々に大切な言葉を残して。
その一つが胸に残…
2019.6.20 DVD #138
世界で最も古い大学のひとつボローニャ大学に所蔵される大量の古文書に釘が刺される(原題は「100本の釘」)。その光景を「芸術」と検事が評するように、スペクタキュ…
私たちは何のために生きているのだろう、とふと疑問に思うことがあるでしょう。
それは永遠と抜け道の見えないような、いわゆる人生のどん底にいたり、あるいは来たる真っ暗な将来を想起したときかもしれません。…
野外の場面が映画の大半を占めていて、オルミが見せたいのはまさにそこに映っている市井の人々(の生活)なのだろう。イオセリアーニに通じる様なアティチュードを感じた。
しかしそれとは裏腹に自分がこのオル…