老朽化によって(あと恐らく信者も減ってるから)壊されるらしい小さな教会。
年老いた主任司祭は取り壊しに抵抗するけどもうむり。そんな教会に、アフリカからの不法移民が逃げ込んでくる。
移民問題を扱って…
静かなんだけれどものがたりが進むのが早くて、ぼぅっとしていると何回か取り残された。映画の中で
教えてくれる異国からまた続く先の異国への途中下車みたいな。
ただ生きているんだなって。誰かは命尽きてその…
アフリカから命がけでたどり着いたイタリアの教会にひっそりと身を潜める難民の人たち。
多くを語らず教会に使わせる司祭。
彼らにとってイタリアの地はまだ道半ばだった。
セリフも少なく雨の音、歩く靴の音が…
取り壊しの決まった教会の礼拝堂から、磔刑のキリスト像がついた十字架が外されるシーンから始まる。長年教会に仕えてきた老司祭は、主の宮が冒涜されたように感じ、主の憐れみを求めて叫ぶ。
聖母像も聖画も取…
解体の始まったイタリアの教会で、老司祭はアフリカからの不法入国者たちを匿う。様々な分子を孕んだ旅人たちは社会の縮図。信仰に苛まれた司教自らの独白が痛恨のメッセージを放つ。争いの耐えぬ現世界に宗教の…
>>続きを読む道
イタリアのある町で、取り壊されようとする教会に、長年にわたり神の愛を唱え続けてきた老司祭がひとり残っていた
そこへアフリカから長い旅をへてやってきた不法入国者の一団が訪れる
やがて身重の女性が…
カットを割り過ぎだ。せっかく長回しで撮影したであろう映像を、細かく切り分けて、3カットにも4カットにも短く分けてしまうのか。映像が「見えない」、被写体が「見えない」。張り詰めた緊張感を備えながらも静…
>>続きを読む潰れかけの修道院がアフリカの難民を受け入れ、と聞くと社会派ぽいが閉鎖的な教会はむしろ舞台装置のよう、外部から光が差し込むと宇宙船みたいに。人物の詳細な背景を明らかにせず話が進んで寓話になる。光、言葉…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
内容は難しくてすべてはわからなかったけど、面白かったのは、同じ教会のなかにいるにも関わらず、移民たちと、神父さんとの間にある、距離感。
同じ建物にいながら、彼らは(とくに神父さんは)自問自答する。
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