非常にコンパクトに描くべきことは全て描いている。
後は目に見えない感情の部分を観る側が肉付けしていけばよい。
その感情の部分は複雑ではあるが、誰にどう感情移入するか。
姉、妹、父、祖父、妾、誰も対…
1935年 成瀬巳喜男脚本 監督作品 55分。健吉(御橋公)が営む灘屋酒店は経営が苦しい。妻は亡くなり、古風な長女邦江(千葉早智子)は店を手伝い、派手な妹紀美子(梅園龍子)は遊び人だ。邦江に良家との…
>>続きを読む妹がねえいきいきしとるんだわ。何が悪いの!と。その通りだ。そうかと思えば、お父さんの方がねえ、情けない感じで、、、。やっぱりイキイキしているのは女性。男性が頼りないか、モブか。最後の後味の悪さがすご…
>>続きを読むとんでもないことをやっている。
至る所でのイマジナリーライン飛び越えの切り返しショットも勿論だが、別場所で歩く人物達に同方向性を与えることで繋ぐ編集。
あたかも当たり前のように淡々と繋がれているため…
自宅の一室でレコードで軽音楽を掛けて寝そべる妹の梅園龍子のもとに、着物を身につけた姉の千葉早智子が無表情で立っている。あの無表情の末恐ろしさ。彼女の縁談話のかげで妹がその相手と逢瀬を重ねていた事実を…
>>続きを読む早稲田松竹の成瀬特集。「妻よ薔薇のやうに」との2本立、35mmフィルム上映。
ほぼ事前情報なしで初見だったけど、55分の短尺ながらメッチャおもしろい。クライマックスの二階での4人のやり取りの怒濤のカ…