哀しい話の濁流となるところを映像のきらめきが凌ぐ。「振り返り」において水久保澄子が回る、吉川満子も回る、人物たちがことごとく「見る」から「伏目」に移行する、二階の部屋の雨戸をカップルが開けるのを「外…
>>続きを読む無声映画をあまり見ないからなのか、カットが短く感じた。テンポが早い。
そして成瀬監督の演出がみごとで、上目づかいの女優さんの表情をずっと見入ってしまう。
好きな女性を助けてあげることができない、な…
成瀬の初期サイレント。登場人物の顔にドリーインがこれでもかと多用され、それが感情の抑揚を付ける。初期サイレントの小津もそうだった気がする。それにしても水久保澄子の毅然とした美しさが素晴らしい。彼女は…
>>続きを読む『夜ごとの夢』と同じ1933年作のサイレント、伴奏付き上映(ヌーヴォさん・国立映画アーカイブさんに感謝)。立場が守られる男性に対し身を売ってでも働かざるを得ない女性の受難。今で言う母子家庭やヤングケ…
>>続きを読む菊江は働かない父親と子だくさんの家を支えるため、駒菊は義雄を一人で育てるため、芸妓として生きている。義雄は自分のために芸妓をする母に複雑な感情を抱き、母に反抗的な態度をとって不良仲間とつるむ。照菊に…
>>続きを読む©1933松竹株式会社