W/ダブルの作品情報・感想・評価

「W/ダブル」に投稿された感想・評価

理想のアメリカン・ファミリーを築くために何度も何度でも家族をリセットする恐怖の継父ホラー(実話)

カルト映画
この時代のホラー特有なB級さがめ〜っちゃ良い!
『ドリームスケープ』が良かったので同じ監督の本作を観たけど、やっぱり面白かった
継父の狂乱っぷりがマジヤバすぎる...

これ作られた時、まだ元になった事件の真犯人が捕まってなかったの怖いな...
ジョセフ・ルーベン監督作品。
テリー・オクィン演じる男は、家族全員皆殺しにした後、スーザンとステファニーの母子家庭に、ジュリー・ブレイクという名の継父としてやって来るが・・・という話。

ジョン・リスト事件という実際の事件を元にした作品。サイコスリラー。
映像的に拙い部分もあるけれど、テーマ設定とテリー・オクィンのサイコ演技に魅力がある映画。

厳しい保守的な家庭で育ち、そのため自分の理想的な家族像にならないと家族を殺害して、新たな家族を築こうとする。娘のステファニーを主役とした部分だけでなく、ジュリーを主体にしたシーンも多く、ジュリーの素性、精神構造について考えさせる。
テリー・オクィンの演技が怖く、回りと接していてうわべ的な笑顔も怖いながら、誰もいない時に出る狂気の怒りのシーンも怖かった。

怖いシーンもありながら、怖い中にも笑える要素があった。電話の受話器で殴るシーンとか、ジュリーが「俺誰だっけ?」というシーンとか。
最初に殺害された一家の家の内装も怖い。
ジョン・リスト事件という1971年にアメリカで実際に起きた殺人事件を基に製作されたサイコホラーの隠れた名作

シリーズ化されリメイクも公開されたのも納得

主演は「ヤングガン」のテリーオクィン

理想の家庭を作り上げ、破綻した途端に一家惨殺を繰り返す男VS母子家庭

フィクションのように思えて、実は誰でも巻き込まれてしまいそうな妙にリアリティのある設定が良い

派手な流血描写や人体破壊描写は皆無だけど温厚な性格に見えてジワジワと精神が崩壊してゆく様が不気味

これと言ったどんでん返しも無いけど脚本とテンポがしっかりしているので終始目が離せない

拳銃まで購入して射撃場で猛特訓した男が瞬殺されたのは笑った

DVDのキャッチコピーが
JVD版の"お父さん、やめて!"
ウエストブリッジ版の"セカイイチノオトウサン"
など父の日のプレゼントにはピッタリな秀逸な出来
継父がサイコ野郎ってゆーサスペンス。まぁまぁかな~
撮影がジグムンドみたいなもやけた光なんだけど内容と全くあってなくて謎。
あと結構音楽で誤魔化してんな~って感じ~
mellow

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3.2
設定に無理あるとは思うけど、なかなか楽しめた。
あれ今おれ誰だっけ?の覚醒は最高。
ucocinema

ucocinemaの感想・評価

3.7
かなり前に観たのでうろ覚えではあるけど、かなり衝撃的で相当面白かった。
また観たいな。ゾッとしたい。うぎゃって言いたい。
家庭に寄生するサイコパスのスリラー、設定は完璧なんだけどいかんせん演出が下手。しかしながらいきなりラストでのヒッチコック風味がんばってる。さんざん地味に調査してきた被害者の弟が速攻で刺殺されるの最高。犬がちょう可愛い。紗がかかりまくった撮影や音楽なんかは、2時間サスペンス好きにはやっぱり無視できない魅力がある。
papi

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3.0
火サスとアイドルのイメージビデオ合体して赤川次郎原作にした、みたいな映画。話は素晴らしい、話は。全体的にソフトフォーカスだったのがほんと謎。ミスター犬死にの弟と可愛い犬が最高。
MaTo

MaToの感想・評価

4.0
可憐なJKが凶悪殺人鬼に狙われるにっちもさっちもいかない状況に笑ってしまう場面を挟みながら進行
殺人鬼ものとしては『羊たちの沈黙』に並ぶ名作と私は思う
ノッチ

ノッチの感想・評価

3.5
ある朝、ある町のとある一軒の家。

中で1人の男が身支度をしている。

リビングルームにはその家の家族の血まみれの死体が転がっていた。

男は身支度を済ませると、その家を出た。

“家族の秩序”を求めて殺戮を繰り返すというサイコ・キラーを描いたスリラー。

実際の事件、ジョン・リスト事件をモチーフにした映画です。

内容はサスペンスとサイコホラーが程よくミックスされた佳作で、理想の家族が築けなければ家族を殺害して新たな家族を求めるという設定が面白い。

殺人鬼役は『LOST』のテリー・オクィン。

まだ髪のある頃。

理想の家族を求めて殺人を繰り返すサイコ野郎になりきります。

ちょっとでも気に入らないと、家族全員皆殺し。

また、新しい家族を創るため旅に出ます。

テリー・オクィンの演技っていいですね。

気に入らないことが起きて1人になった時のひょう変振りが凄い。

あからさまに狂っているわけではなく、一見理想的な夫であり父親でありよき隣人なのに、たまにゾロリとその下にある狂気をのぞかせるところが…。

善良な人が・・・というのは、ヒッチコック映画『疑惑の影』でもみられるパターン。

そしてキレた時の演技にインパクトがありました。

「秩序だ!!」

「家族には秩序が必要なんだ!!」

彼の言う「秩序」から1mmでもハズレたら…。

この映画では嫌な奴でしたが、いい演技だったと思います。

ちなみに彼はこの映画のサイコ振りを認められ、インディペンデント・スピリット賞の主演男優賞にノミネートされています。

ウチの父親、ウザいんだ……なんて思っているアナタ。

この映画を観て、実の父親の有難さを思い知りましょう。
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