ポスト・アポカリプス感には正直うんざりするし、アポカリプス後の無限の詩情や無限のたわいもない日常みたいなものを描く作品群にはフィクションの麻薬感しかない。
この作品もその一つといえる。
虚構の効能…
私の生きてきた人生そのもの。
最初は大学の授業で見たっけ。
アニメーションのタッチもいいし、アニメーションらしくまさしく絵で見せてくれる映画。孤独にも見えるおじいさんの生きてきた人生を感じ取れて素…
カメラロールを遡って、スマホの奥深くに沈んでいるもう何年も前の写真を見返すことに夢中になっているときのわたしのよう。
過去は、後戻りできないとわかっていることのほうが、今を生きなきゃいけない自分にや…
床下の扉を開けて潜れば潜るほど過去、
気を回れば回るほど大人に
水の音、レンガを置く音、頭を掻く音
ワインを注ぐ音、ガラスがぶつかる音
耳障りのいい10分、絵も良かった
長澤まさみのナレーションあり…
積み重なっていく家を”人生”にしているのがすごくいい。ずっと愛していたんだもんね。同じ場所だけど、階層が違うことで、その空間は全く別の空間になる。この発想がよかった。絵のタッチもきちんと定められてい…
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