マイ・ワンダフル・ライフの作品情報・感想・評価

マイ・ワンダフル・ライフ1980年製作の映画)

CHIEDO ASILO

製作国:

上映時間:108分

3.3

「マイ・ワンダフル・ライフ」に投稿された感想・評価

ビデオを昔買っていたから見てみたけど、思った以上に良くて驚き。

まずは若いロベルト・ベニーニが新鮮って程度の印象だけど、そこから保育園で子供たちと触れ合うセミドキュメンタリーが展開されると、ロベルト・ベニーニの良い意味でピエロ的な振る舞いと子供らの愛らしさにすっかりやられてしまっていた。

撮り方もベニーニらに即興的に演じさせた後で補完する為のクローズアップを別に撮るという手法が採られていたけど、そのリアリズム重視の手法が題材と合致していて秀逸だった。

ベニーニが保育園にロバを連れて来たり謎の巨大ロボットが闊歩したりとマルコ・フェレーリらしい独特なユーモアが発揮されたシーンも多く、特に未亡人らしき女とセックスしようとして子供を誤魔化す為にジャングルの音を鳴らすシーンにはその発想に唸りすらした。(もしかしたらベニーニの発案かもしれないけど、どっちにしろ馬鹿らしくて逆に感心する)

最後に映る夕陽や蛙も希望的意味合いが如実に感じられて実に素晴らしく、この作品でマルコ・フェレーリがベルリン映画祭の銀熊賞を受賞したのも納得する他無く、その確認の為にもビデオを見つけて買った判断は正しかったなと過去の自分を褒めたくなった。

しかしこの隠れた名作が日本だとビデオでしか見られず、海外でも DVDが希少という現状は不遇と言わざるを得ないけど、そもそも最後の晩餐以外のマルコ・フェレーリ作品の扱いがあまりに小さいから、確かに特殊な監督ではあるけど彼はもっと評価されるべきだと強く思う。
難しくて私にはうまく理解できなかった...数年後にもう1度観たい。
ERI

ERIの感想・評価

2.9
ロバート・ベニーニ主演「マイ・ワンダフル・ライフ」。1980年頃の映画やのでだいぶと古いし、ベニーニもめちゃんこ若いです。マルコ・フェリーリ監督作品。

ベニーニ扮するロベルトが保育園の先生として赴任するところから、物語は始まる。子供たちと同じ目線で、遊んだり、おしっこしたり、ご飯を食べたり、色んなことを、色んな時間を子供たちと共有する。その中で一人の男の子ジャンルイジ(?)って子が、一言も喋らず、ご飯も食べない拒食症やの。そして奥さんが妊娠して、出産のために実家に戻ったとき、ロベルトはその拒食症の男の子を含めた子供たちを30人ぐらいを連れて、奥さんの所へ行くの。そして、その中で拒食症の男の子が心を開いていくというお話。

うーーん。難しかった。なんだかとても叙情的な作品ではあって、丁寧に作られているし。ただひとつ思ったことといえば、これ古いんやけどやっぱりベニーニは、昔から存在感がすごくて、唯一無二の存在でいい役者さんやなぁということ。

それは、アル・パチーノと少し似ていて、やっぱり強烈に、絶対的に、誰にもない部分を持っている人で。それが役者という職業にとても向いている。そのことをただただ感じました。よく喋るし、細身で、たたずんでいるだけで哀愁がある・・ってのとは少し違うんやけど、彼独特の優しさと生き方と、その思想が、画面に乗っかる人やなぁと思う。

何が言いたいかわからない映画ではあったんやけど、ベニーニってすごいなぁっていうは しっかり思い知らされました。