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THX-1138
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目次

THX-1138の作品紹介

THX-1138のあらすじ

時は25世紀。人類はコンピューターによって支配されていた。番号による管理と精神安定剤の服用を義務づけられる中、THX-1138とLUH-3417は精神安定剤の服用をやめる。2人は愛し合うようになり、禁止されている肉体関係を交わしてしまう。

原題
THX 1138
製作年
1971年
製作国
アメリカ
上映時間
86分
ジャンル
SF
配給会社
ワーナー・ブラザース映画

『THX-1138』に投稿された感想・評価

3.5
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-720 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋巨匠ジョージ・ルーカス監督の鮮烈なデビュー作!!です。スペースオペラである『スターウォーズ』シリーズとは正反対の退廃的な未来のディストピア映像にルーカスのやはり才能を感じずにはいられません。モノトーンで描かれたシェルター内部、そこを同じ方向へ向かって無表情で歩く群衆、ずっと流れるオペレーションノイズなどが冷たい前衛的な緊張感を生み出しています。

🖋コンピュータに支配された人間が人間同士愛しあえるかどうかや、自由の渇望など、そのテーマ性はやはり後の『スターウォーズ』に繋がるところはありますね。近未来のカーチェイスの出来はなかなか秀逸(車がオーバーヒートするのは水冷式だから?この時代の車のイメージがそのまま近未来になってるのは(笑)でした。)、でもやはりまだまだデビュー作ということもあって観念的な作品で、こなれた感がないのは仕方ないですね。。。

🖋本作、ルーカスが大学時代の1967年に制作した短編映画『電子的迷宮/THX 1138 4EB』が元となっています。この短編映画に可能性を感じたフランシス・フォード・コッポラによってルーカスに資金提供され、コッポラの期待を受けて映画は制作されました。ルーカスの才能が垣間見られる本作がなかったら、後の『スターウォーズ』シリーズは生まれることはなかったでしょうね!!

🖋その後ルーカスは「THX-1138」というナンバーに執着します。『アメリカン・グラフィティ』でも登場する車のナンバープレートには「THX-138」になっていますし、後にルーカスが設立した映画のクオリティ管理会社の社名「THX」も本作が由来。『スター・ウォーズ』シリーズでは各作品の台詞や設定などに多く「1138」という数字が盛り込まれています。

😀Story:(参考: Amazon )
25世紀-地下に広がるシェルターで、人類はコンピューターに支配されていた。そこでは、人々は名前すら持たずに番号で管理され、精神安定剤の服用を義務づけられながら黙々と作業に従事していた。そんな中で、THX-1138(ロバート・デュバル)と彼の女性ルーム・メイト、LUH-3417(マギー・マコーミー)は自らの意思で精神安定剤の服用をやめる。精神安定剤から解放された二人はやがて愛し合うようになり、禁止されている肉体関係を交わしてしまう。その事に気付いたコンピューターは即座に二人を引き離し、THX-1138を裁判にかけ投獄してしまうのだが、THX-1138はLUH-3417を求めて逃亡する事を決心する…。

🔸Database🔸
・邦題 :『THX 1138』
・原題 :『THX 1138』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1971
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 86分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジョージ・ルーカス
・脚本 : ジョージ・ルーカス、ウォルター・マーチ
・原作 : 電子的迷宮/THX 1138 4EB
・撮影 : デヴィッド・マイヤーズ、アルバート・キーン
・音楽 : ラロ・シフリン
・出演 : ロバート・デュヴァル、マギー・マコーミー、ドナルド・プレゼンス、イアン・ウルフ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
後に「スター・ウォーズ」シリーズを生み出すジョージ・ルーカスが1971年に手がけた長編デビュー作で、自身が学生時代に制作した短編「電子的迷宮 THX 1138 4EB」をもとに描いたSFドラマ。25世紀。人類は地下に広がるシェルターで、コンピューターに支配されながら暮らしていた。人々は名前すら持たずに番号で管理され、精神安定剤の服用を義務づけられながら黙々と作業に従事する。そんな中、THX-1138とルームメイトの女性LUH-3417は、自らの意思で精神安定剤の服用をやめる。2人は精神安定剤から開放されて愛し合うようになり、禁止されている肉体関係を交わす。これに気づいたコンピューターは2人を引き離し、THX-1138を裁判にかけて投獄。THX-1138はLUH-3417を求め、逃亡を決意する。「ゴッドファーザー」のロバート・デュバルが主演を務めた。
3.8
 時は25世紀。人類はコンピュータが支配する地下に広がる世界で、精神抑制剤を投与されながら機械的管理の下、登録番号で呼ばれながらさまざまな作業に従事していた。しかし主人公のTHX1138(ロバート・デュヴァル)と女性ルーム・メイト、LUH3417(マギー・マコーミー)は抑制剤の投与をしない日々を続けてしまい、次第に“人を愛する感情”が目覚め、この世界では禁止されている肉体関係を交わす。薬の未投与のおかげで毎日の作業にも支障をきたしはじめ、その事を知ったコンピュータはTHXを投獄し、裁判にかけようとするのだが……。ジョージ・ルーカスの記念すべき長編デビュー作。25世紀においては人間とコンピューターの関係は逆転しており、どういうわけか人間がロボットに管理される日々を送っている。今作はまるで精神病棟のような窮屈な地下組織が舞台となっており、70年代のカリフォルニアの風景は一切出て来ない。そこに見られるのは、白い壁に囲まれた発狂するような空間であり、ここでは人間たちが互いを登録番号で呼び合いながら、機械のような生活を送っている。

 出演はルームメイトとして管理社会に放り込まれることになるロバート・デュヴァルとマギー・マコーミー、SEN-5421に扮した名脇役ドナルド・プレザンス、そしてHologram SRTに扮したドン・ペドロ・コリーくらいであり、ミニマムな世界と極力台詞を排し、ショットの構成に心血を注いだ映像世界からは、実験映画との親和性をありありと感じる。それと共に、今作が影響を受けているだろう作品として、60年代末の反権力の象徴である『イージー・ライダー』が挙げられる。管理社会とは同調圧力と等価であり、その抑圧をあまり感じない者にとっては、何も考えずに食べて寝るだけの生活をしていればいいが、アウトローには窮屈でとても耐えられない。主人公であるロバート・デュヴァルがコンピューターに管理される規律社会の中で、規律を破りマギー・マコーミーと抱きあう場面は、後の『スター・ウォーズ』におけるアナキン・スカイウォーカーとアミダラに置き換えるとわかりやすい。ジョージ・ルーカスの映画においては男女の触れ合いはしばしタブー視されるが、主人公はその鉄の掟を幾つかの葛藤を超えて、いとも簡単に破る。

 抑圧下における国民のささやかな楽しみは『スター・ウォーズ』において度々描かれてきたが、今作ではまるで精神病院のような閉鎖的で抑圧された空間から、ロバート・デュヴァルが果敢にも脱走を試みる。考えてみれば今作における管理社会の黒幕や実質権力者とはいったい誰であろうか?モニターの向こうにその姿を確認することは出来ないまま、主人公は管理社会という現実からの逃避を試みる。随分と手薄なセキュリティの裏をかき、ロバート・デュヴァルが脱走した先にはやはり追っ手がついて回る。しかし彼らは後ろから前方にいるターゲットを襲うことはしない。無表情なロバート・デュヴァルも人間を殺すことはない。そこで行われているのは紛れもなくカー・チェイスに違いないのだが、どこか図式的でアクションが沸き立ってこない。男にとって守るべきヒロインや、社会の敗者となった主人公に対する巨大な権力者は遂に出てくることはない。しかしながらこれは紛れもないアウトロー映画であり、SFというジャンルの中で実に純粋な反権力の映画なのである。
ジョージ・ルーカス監督のデビュー作。

コッポラ監督と共に制作したという事もあり、非常に芸術点が高い。
そして、もちろん娯楽としてのレベルも高く、非常に楽しめる。

余計なものを削ぎ落としたデザイン、世界観が美麗。
白をとことん突き詰めた様な印象。
そんな中に青があると、それが非常に美しく映えていたりもした。

また、狂気すら感じる様な演出、演技があり、とても衝撃を受けた。

ストーリーも、捕まったり、追われたりと、しっかりと波があって見応えがある。

退屈するシーンが無く、常に魅力ある画面が連続すると感じた。

70年代には既に、凄く質の高いCGが使えた事も分かる。

スターウォーズファンの方に特にオススメ。

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