ゲストの作品情報・感想・評価

ゲスト2010年製作の映画)

GUEST

製作国:

上映時間:131分

3.6

「ゲスト」に投稿された感想・評価

☆☆☆★★

2012年7月1日 シアターイメージフォーラム/シアター2
roland

rolandの感想・評価

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ゲリンとアピチャッポンさえいればとりあえず今、映画は死なないと思う(彼らのせいで映画は死ぬかも)
Hero

Heroの感想・評価

3.8
【この世はフィクション】
『シルビアのいる街で』の大ヒットを受け、世界各国の映画祭に招待されたゲリンが、2007年9月から2008年9月までカメラを片手に世界中を回った旅日記。

ホセ・ルイス・ゲリン。
彼の目にフィクションとドキュメンタリーの境界線はどう見えているのだろうか?
神なのかなんなのか、この世の創造主とされている者が監督の『地球』という作品に出演するホセ・ルイス・ゲリンという役名を与えられたその男はカメラを片手に世界各国を旅する。
居住権を訴えデモを起こす者、世界の終末を身振り手振りで喚き散らす者、人生を悟ったかのような少女、雷雨の中愛を叫ぶ者、世の不平不満をラップに乗せて歌う者、遥か彼方の空を見つめる銅像、ひたすら餌を追い求める犬………etc。
名もなきホストとしての出演者たちの姿がゲストであるゲリンの構えたカメラに偶然収められる。
彼の中にドキュメンタリーなどは存在せず、すべてがフィクションに映っているのか?

飛行機の窓から見える景色からのポン寄りポン寄りポン寄り→ジャズが流れ出しタイトルどーん、、、ってジャームッシュかよ!!!と冒頭から永遠にオシャレ。メリエスやチャップリンへのリスペクトも見えたり。字幕消してサイレントにしてカフェなんかで永遠に垂れ流しておきたい系作品。

“この世はフィクション”なのかもしれない。という結論。

オシャレ。

《ミューズとゲリン ホセ・ルイス・ゲリン監督特集上映》

2017-21
菩薩

菩薩の感想・評価

4.3
目の前で起きている出来事にカメラを向けたものがドキュメンタリーで、カメラを向けた先で何かが行われるのがフィクションであるならば、ではその明確的な境界線はどこにあるのか、各地の映画祭を巡るゲリン自身がゲストになり、その旅路の中で答えを探る野心作、という捉え方を自分はしたのだが、果たしてそれが正解かは分からない。かつそのゲストなるものが何を示すのか、一重にその地に生まれ育ったものがホストであり、他の地からやってきたものがゲストと言うわけでもあるまい。世界各地で音楽は鳴り響き、広場では狂信的に神への信仰を叫ぶ者がおり、それを冷ややかな目で蔑む者もいる。イスラエル・パレスチナ間ではどちらがゲストなのか。映画は何時から?と聞く子供達におそらくは2本指を立て、2年後の完成を伝えたかったゲリンの意図とは裏腹に、朝の2時から上映があるのだと心待ちにする彼ら。映画と観客の間にある隔たりとは、常にそう言うもののような気がした。
oqmr

oqmrの感想・評価

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風に捲られる本のページの映像を多用とか、誤解の面白さ、音。映画を思い出して文章を書いているだけでまたゲリンの世界に戻りたくなる魔力が確実にある。誰とも共有したく無い静かな悦びを何個も発見できる異空間。
今まで観たゲリンのなかで最もラフな作品だと感じた。
カメラを向けられる人たちから緊張感を感じないのが良い。
傑作。
映画祭巡業で各国を巡るゲリンが行く先々での一般の人々をポートレイト的にとったドキュ映画なのだが、キューバ編が特に素晴らしかった。
キューバ編のスラム街のシーン、雷雨の中、完全に酔っぱらったおっさんがスラム街の中心で愛を叫ぶシーンにグッとくる。
josh

joshの感想・評価

3.0
自分が普段目にしている世界とは違う世界が確かに存在していると強く実感させられる。
skip

skipの感想・評価

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ビデオ片手に街を訪れ日常の美しさと人の叫びを収めた記録映像。政治・宗教・滲み出る生活の苦しみ・人のシワ、絶妙な距離感である。ドキュメンタリーだが美的センス抜群で。自分もこんな旅をしてみたい。やや冗長だが痺れるかっこよさ。
ドキュメンタリーとフィクションの狭間とは言い得て妙で、この記録映像はジャーナリストではなくアート製作者として作られている、たぶんね笑。人の声は映されるのではなく映り込んだものであり、他ならぬその中間的な映り込む美しさを作為的に撮る。うん、文才のなさに笑うw