関東テキヤ一家の作品情報・感想・評価

関東テキヤ一家1969年製作の映画)

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3.6

「関東テキヤ一家」に投稿された感想・評価

 主人公の菅原文太、その幼馴染だが今は敵対関係にある組に忠義立てしている寺島達夫、主人公の女を寝取るが彼に仁義(ドスを抜かないという親父との誓い)を守らせる為に討ち死にした待田京介の三人を軸に展開する任侠映画で、『仁義なき戦い』ほどではないが人間関係がやや錯綜しており主人公が絶対的なヒーローではないのが特徴。
 寺島達夫は菅原文太との幼馴染の間柄より組への仁義を取り、待田京介は許嫁となった女よりも組と菅原文太へ忠義立てすることを選んだ。そして菅原文太も最終的には親父との誓いを破りドスを抜いて殴り込みを決行した。完全な仁義というものは誰の中にもない。だからこそ寺島と待田の場合には、滴る血に染められる妻子の写真や散らばるパチンコ玉が際立たせる死の虚しさが演出の要になっている。
 それは菅原文太の場合でも同様であり、雨と血がぐちゃぐちゃに混ざり合う殴り込みシーンの最後のカットは、親父の言いつけを破って抜いたドスを映し続けて終わっている。
 紛れもなく任侠映画の名作である。
従来の賭博モノから一転、テキヤの熾烈なやくざ社会を描いた東映任侠映画。
松竹から移籍した文太さんの記念すべき東映初主演作であり、彼の一本筋で血気盛んな役柄を決定的にした出世作です。
リング上で女子レスラーにボコボコにされちゃう拓ボンの画がたまりません!
義兄弟盃の式で見せた女親分・桜町弘子の啖呵もめっちゃカッコいいし。

鈴木監督&文太コンビというだけあって前半は恋愛模様とか笑いどころがトラック野郎っぽい感じですが、後半からの盛り上がりが凄く良かったです。
待田京介の男を立てるシーンは特に力が入っていて、観ててシビれました。
ラスト、文太さん達の殴り込みシーンは壮快!
ドスの封印に注目しましょう。
ふに

ふにの感想・評価

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「爆発する東映任侠シリーズのヤングパワー」
「叩き売り稼業にドスはいらねぇ」
「浅草(エンコ)育ちの おさななじみの ゴロメンツ(喧嘩仁義)」
「テキヤ稼業に咲いた意気地と友情をうたいあげる」
「愛する女の幸せはー こればっかりはゆずれぬふたり」
予告編より引き文句を。

鈴木則文監督だけあって笑っちゃうシーンも多いし、文太兄ぃの大立ち回りもかっこいい!
任侠アクション映画として、なかなか面白かったです。