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エリート養成機関 ナポラ
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『エリート養成機関 ナポラ』に投稿された感想・評価

綾
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ナポラといえば、アンソニー・ドーアの『すべての見えない光』を思い出す。ヴェルナーやフレデリックのいた、閉ざされた異様な世界。ナチス政権下のエリート養成校。

正義と悪はほんとうに相対的なものだし、人の強さや弱さを推し測る絶対的もの差しなんて存在しない。そう頭では理解していても、どうしたって混乱してしまう。人間の心の動きは、ほんとうに、ほんとうに複雑なんだと思う。

繊細な文学青年アルブレヒトは、『ジェネレーションウォー』のフリードヘルムを思い出さずにはいられない。トムシリングはこういう役がほんとうによくはまるなあ…

すべてを俯瞰した神の視点、かつ、ナチスや第二次大戦が「過去のもの」(あえてこの言葉を使う)である私からすれば、アルブレヒトは誰よりまともに見えるけれど、もしあのとき、あの場所に、私もいたなら、どうするやろう。何を思うやろう。

ナポラのことを少しでも知りたくて本作を観たけど、当時、実際にナポラにいた青年たちのことが、ますます分からなくなってしまった。彼らは何を感じ、何を思ったのやろう。“この映画が良くなかった” わけではなくて。想像すればするほど、実際の彼らが遠のいていってしまう。
本編のどのシーンより、エンドロールの数行が重たく響いた。

ラストのフリードリヒの表情がとても印象に残っている。
e
4.1
「ナポラ」とはナチス時代のエリート養成学校で、日本でいうところの全寮制中高一貫教育学校のようなところだそうです。

裕福とは言えない労働階級の主人公はナポラの教官にボクシングの才能を認められ、工場で働けという父親の言葉を無視して、山の中のお城にあるナポラにやってきます。

「魔王」という映画でもヒトラーユーゲントの養成学校が山のお城にありましたが、この手の学校はそういった場所に作られる事が多かったのでしょうか?「魔王」では特に言葉は出てきませんでしたがあれはおそらくナポラの学校だったのかな?

希望に満ちて黒の制服に身を包む主人公ですが(鉤十字の腕章はユーゲントのものですね)、学校では鬼教官のしごきに上級生のいびり、落ちこぼれに対する容赦ない仕打ちと、この手の全寮制学園物(?)に付き物な出来事を経験することになります。ナポラの授業では、ユダヤ人こそ敵、死を恐れるな、総統と国家に忠誠を誓え、という思想教育も行われます。Wikipediaによると、ナポラは形式的には突撃隊配下に属していたようですが、戦時中は実質的には親衛隊配下に置かれ、この辺の思想教育は親衛隊と同様のように思えます。授業中の事故で学友が亡くなった時の葬式で行われる知事の演説内容が怖いです。

主人公は、特別待遇で入学してきたその知事の息子と交流を深めていくことになります。字幕では知事と訳されていましたが、これはガウライター(大管区指導者)のことですね。この知事の息子はひょろい文学少年で、ポエムを書いたり学校新聞の発行に携わったりします。

戦争が激化していき、上級生が前線に駆り出されるようになったある日、事件が起きます。ロシア人捕虜が武器を奪って森に逃げ込み、主人公たちがその捕虜の捜索に駆り出されるのですが、この事件をきっかけに文学少年はナチスの思想に決定的に反感を強め、父親は「ウクライナで鍛え直してもらえ」と武装親衛隊への入隊を手配します。映画では結局文学少年は武装親衛隊へ行くことはありませんが、ウクライナで親衛隊が何を行ったかを考えれば、いずれにせよ悲劇しか待ち受けていなかったのでしょう。

あまりナチスの知識がなくともすんなり理解でき見やすい映画だと思うし、美少年の制服姿もたくさん出てくるので、そちらの方面が好きな婦女子の人にもオススメできるかと思います。
4.2
第二次世界大戦下のドイツ、昼は工場に通い夕方はボクシングに励むという貧しい青年がナチスのエリート養成機関である「ナポラ」の上官にボクシングの腕前を認められ入学するという話。

何の希望もない毎日を過ごしていた主人公の青年としては、「腕っぷし一本でノシ上がれるまたとないチャンス」と捉え入学を希望するも、父親は「ナチスなんかに関わるんじゃねーよゴラアアアア」とばかりに大反対…しかし、主人公は家出同然に入学。

入学した先の学校は、森の中にありまさに下界との交流が全くない閉鎖的な全寮制で規律が厳しい。しかし、主人公は順応し仲間も増やしていく。ボクシングの腕前も上がり、上官や校長からも褒められる。自分の出自なんて関係ない、まさに身分差別のない世界…主人公にとっては理想の世界…


だが…

徐々に見え隠れするダークな部分。上官や上級生による理不尽な命令やしごき、そして弱い者いじめ…

そして、のちに親友ともなる知事の息子が入学し知り合うことによりその「暗い部分」が一層鮮明になり、果たしてここにいるのはいいことなのか主人公は悩む…


そんなある日、列車から逃亡したロシア人捕虜が学校近くに隠れており、見つけ次第殺せとの出動命令が下る…


この作品を通じて、ナチスの「弱肉強食論」がはっきり伝えていたことは評価したいです…強い奴(ここでいうとドイツ)は弱い奴には何やっても構わないし、そんな奴らはいなくなるべきだという思考…

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