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『ポルノグラフィア 本当に美しい少女』に投稿された感想・評価

emily
3.7
1943年、ナチス政権下のポーランド。友人の家でヘニアという娘に出会ったフレデリクとヴィトルド。ヘニアには婚約者がいたが、幼馴染のカルロと良い雰囲気であるため二人をくっつけようと、フレデリクとヴィトルドは映画の演出という口実で、二人の関係をよりリアルな物に作り上げていく。

男女の足元の描写から始まり、一気に顔にカメラが向くと、そこに本当に美しい少女ではなく、かなりの”おじさん”の顔が映る。題名とジャケ写から本作に興味を持って見始めた私にとってはこの時点で衝撃である。フィルターのかかった映像で死体を運んでる人たちが映る。そこから芸術家の集まるカフェに場面は変わり、ナレーションが始まる。

おじさん二人が友達の家でしばらくお世話になる。その設定自体に不穏な空気感がはじめから流れる。時代は一日に何百人もの人々が犠牲になっている最中である。物語は社会情景も垣間見ることができるが、あくまで彼らと少女を取り巻く物語主体に淡々と展開していく。ヘニアは意図的に誘惑している訳ではないが、無意識的な行為やはだけた肌の露出がおじさん達を虜にしていくのだ。その思いを払拭するように、戦争によるトラウマは抱えているものをなんとか頭から消すように、ヘニアとカルロをくっつけることに全身全霊を注ぎ込む。

物語の途中で、耳のアップやその奥から聞こえる声、唇のアップなど意味深に絵を繋ぎ、トラウマとも思われる戦争の一コマがセピア色で描かれる。あからさまな映像ではなく、耳から唇へのつなぎが非常に芸実的センスを感じ、そのテクスチャーが伝わってきそうなぐらいの美しい描写である。

池のほとりで昼寝をしているフレデリクに近づくピンクの服を着たヘニアの母親。二人の配置が見事である。ピンク色に光が当たり、煌びやかな二人の間に何か起こりそうな不思議な間の時間を作る。ヴィトルドにヘニアが本当は純情ではないと打ち明ける。まるで彼女は誘ってるかのように見え、男は彼女の足に手をおくのだ。しかしそこまでである。ヘニアは婚約者の元に戻っていく。おじさん二人が思ってるより彼女は利己的で、今を生きているのだ。

結局演技をもって、二人を芸術的なシーンを繰り返すことで、なんとか盛り上がらそうとしたが、あくまで自己満足にすぎない。そのシーンが見たいがために、言い訳をでっちあげ、美しい処女の唇の間から零れ落ちるエロスを陰から見守り、堪能しているのだ。何かが起こる分けではないが、なんでもないシーン。例えばジャガイモを選別しているジャケ写にもなってるシーンなどエロティックさをほんのり香らせ、幻想感の中に超リアルな鳥の群れの動きや、虫の動き、ひときわ白い馬が華麗に走る姿などの動の動きを交差させる。色彩もそうだが構図や人物配置、空気感の見せ方に詩的要素が非常に際立つ。独特の隙間の中に孤独や悲しみが溶け込み、ラストがしっかり冒頭のダンスへつながり、ラストの数十分ですべてを明らかにする畳みかけが見事である。
3.5
パケ写とタイトルとエロティック分類……三拍子揃った詐欺作品(笑)

これ、ナチ政権下のポーランドを舞台にした文芸作品でしょう。

全体的に陰鬱な雰囲気が漂い淡々と展開するので、到底エロティックとは言い難い映画でした。

確かにエロっぽいシーンも有るんですよ、美少女も居ますから。
でも、パケやタイトルから思い描く様な内容じゃ無い(笑)
ハッキリ言って、騙されました。(何を期待していたのやら(笑)

内容は難しくて解りにくいですが、映像は面白かったです。
何処か少しタルコフスキーを想わせる雰囲気も有りましたね。

結局、騙されて悔いの無い作品でした。
3.7
これを“エロティック”の棚に置くTSUTAYAさん…実は中身観ないで分類してるでしょ…これナチ占領下ポーランドの疎開先での物語で強いて言えば文芸作品なのに“エロティック”はないだろ。エロ要素も無いわけではないが分類した人は絶対本編観てない。

都会から疎開してきた芸術家のおっさん二人…なれない田舎暮らしの中…田舎らしい旧弊な社会に“イタズラ”を仕掛ける。
性の目覚めの渦中にある年頃の娘は野鄙だが美しい。彼女には年上の許嫁があるという。おっさん二人は悪趣味にも、下男(といっても近所の子で通い)の美青年との恋をそそのかす。これは芸術的な試みだとうそぶきながら。
村で人格者と称えられる厳格なカトリックのおばあちゃんは、都会の男にとってはなんとも鬱陶しいご様子。またほぼアル中の奥さんや、おっさんを口説いてくるご近所の少女もあるが、なんとも退廃的な空気に満ちている。
おっさん二人それぞれの諦観に満ちた視線…特にお調子乗りのおっさんのどこか投げやりな…何故か苛立っている突拍子も無い言動と、田舎らしい閉塞感が重なってゆく。

不思議なんですが…欧州の映画においてファシズムの支配する空気は、退廃的なエロティシズムを孕んだものとして描写されることが多い。日本映画には無い表象。(“戦争と性”の映画は洋の東西を問わずありますけど)

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