ハッピー・ロブスターの作品情報・感想・評価

ハッピー・ロブスター1959年製作の映画)

IT HAPPENED TO JANE

製作国:

上映時間:97分

ジャンル:

3.4

「ハッピー・ロブスター」に投稿された感想・評価

ジャック・レモンとドリス・デイという、名前を聞くだけで思わず元気が出て来る最強コンビによるコメディ。なんとミュージカルではありません!観るまで勘違いしていました!(笑)

ロブスターの養殖をしながら女手一つで2人の子供を育てるジェーンは、ある日出荷したロブスターを台無しにされ、友人の弁護士ジョージとともに彼らを訴えることにするが...。

いやー、2人ともエネルギーの塊みたいなコンビなのでとにかく元気!終始元気!!
早くに夫と死別した彼女を暖かく見守るジョージとの健気なロマンスも描きながら、一世一代の訴訟に打って出るジェーン。
1950年代の作品にしては、かなり珍しい自立した女性を描いているのが印象的でした。
ジャック・レモンに自分の本音を押し殺して陽気に振る舞う男の悲哀を演じさせたら右に出る者はいませんね...!本作のジャックもまた彼にぴったりな役で、ファンとしてはとっても嬉しい作品でした。

途中のボーイスカウトとの合唱シーンだけ、2人の歌声が聞けるのが貴重。歌詞も思わずにっこりしてしまう可愛らしい内容なので癒されました。
ラストも、何だかんだの大団円!(笑)なんて牧歌的な作品なんでしょう...。
ドリスデイのお気楽ほのぼの話。着ている服がかわいいね。オープニングの歌が好き
ミュージカル映画だと勝手に想像してたのですが、コメディ映画でした。 しかし、話はちょっとシリアス。 これが全くうまくハマっていません。

1959年ていうと、ハリウッド映画が劣化し初めている頃ですから、映画史的には時代の変遷が良く解る作品と言えるかも知れません。 スタジオから出てロケーション撮影が多くなっていますし、ボーイ・ミーツ・ガールのプロットをギャグ・ライターがオカズてんこ盛りにしてハッピー・エンドでジャンジャンというハリウッド・コメディのフォーマットを崩して、色々なトライアルを始めたりしてるんですが、殆ど失敗作ばかりで観客も激減している頃でもあります。

このプロットも、ハリウッド・コメディ全盛期の頃であれば、訴えた鉄道会社の社長が新しい恋のお相手だったりしたのでしょうが、これが昔から付き合いのある弁護士のジャック・レモンなんで、お話が地味でいけません。 素直にプロットを読むと、後先考えず裁判沙汰にしたバカ女の話ってだけですし、そもそも事件のきっかけが “ロブスターを殺した!” ってことなんですが、そんな事言ったって殺して喰うために運んでるだけじゃん、なんて突っ込みを感じつつも、この大団円で街の聴衆に向かって演説する弁護士ジャック・レモンにもびっくりです。

“昔の女の人は片手にフライパン、片手に拳銃を持ってインディアンと闘っていたんです。アメリカ人の権利のためにみんなが闘う。これがアメリカなん
です!”

ですと。 インディアンは人じゃないらしいです。 恐ろしいね、アメリカって。

原題は 「It happened to Jane」。 意訳すると「ジェーンに何が起こったか」です。 ひゃ〜、こっちも恐ろしい(笑)
mie38

mie38の感想・評価

3.7
ロブスターの養殖で生計を立てる発想がいいなぁと思いました。
ジャックレモンいいですね!!
rico

ricoの感想・評価

3.8
ミュージカルかと思ったら違った。
普通に「ロブスター販売している未亡人と鉄道会社との裁判合戦」という、シリアスで社会派なドラマで驚いた上に、割と普通に感動した。
だから、歌もボーイズスカウトで子供と歌うという一曲しかない。
年代的なものか、大会社対個人の物語でも暗さはなく明るくハッピーな作り。
ジャック・レモンはなんだかんだいっても、こーゆー「アツイ男」が似合う。
んで、また思い出して「スージー・ウォンの世界」探してみたけどなくて悲しくなった。
女手一つで2人の子供を育てながらロブスター養殖で生計をたててるドリス・デイと彼女の幼なじみで弁護士のジャック・レモンとのロマコメを縦軸に
彼女のロブスターを台無しにした鉄道会社の強欲社長との補償をめぐる戦いを横軸にしたコメディ。

ドリス・デイとジャック・レモンがラブラブになって終わりじゃなく、その後もっともっとハッピーにさせてくれるラストに痺れます。