ハーヴェイ・ガールズの作品情報・感想・評価

「ハーヴェイ・ガールズ」に投稿された感想・評価

ogi

ogiの感想・評価

4.2
ジュディ・ガーランド主演✨✨
ちゃんとミュージカル💃♩♫🎶
ジュディの出演作は世間の評価に
一切関係なく鑑賞します♪( ´▽`)

これは驚くほどmarkが少ないけど、
自分的にはストーリー・演出ともに
満足できる作品!しかもカラー🌈
まぁ白黒のままでも観ますけど^ ^

オハイオの田舎から来た女の子が、
聞けば驚く理由で遠く西部のアリ
ゾナの町にやってきて…これまた
驚く理由で進出したてのレストラ
ンチェーン、ハーヴェイハウスの
ウェイトレスとして働くことに。

ところがライバル店とのバチバチ
な睨み合い…バトルも少々あって、
それなりにドタバタ劇場です。
ジュディ演じるスーザンの意外な
ロマンスは大事なところ😙
コメディな演出も豊富に取り入れ
なミュージカルでなかなかの傑作
ではないかと思いました✨

新規出店のレストランを心待ちに
する人もいればよく思わない人も…
この町の有力者はけしからん。。
女同士の泥仕合が凄くて面白い🤣
大勢入り乱れての大乱闘が勃発…
殴り合いのケンカ?道具も使う!
けれど…誰もケガしないという🤣

ウェイトレスのノウハウを教える
ミュージカルシーンが楽しいし、
不慣れな二丁拳銃で脅しをかける
ジュディが面白い🤣西部劇以外で
二丁拳銃見るなんて…初めてww
それもジュディが😙

ちょっと驚いたのは蹄鉄屋さんの
旦那さん。細身で弱っちい変人な
役どころだと思ってたら、コミカ
ルな動きで踊りはじめ…ん!?
初めて見る人じゃないと思ったら
"オズの魔法使"のカカシ役で、
レイ・ボルジャーという人!😳
アステアさんとはタイプの異なる
素晴らしいタップの達人👏👏

クラシック、ワルツ、タップなど
多彩なダンスに、歌、コメディ、
ミュージカルなど演出は多彩!!
ロマンス、女同士の友情、突飛な
ストーリーなど、楽しめる要素が
盛り沢山で好みの作品でした🤤
 「ジュディ 虹の彼方に」を観たら、本物のジュディが観たくなったので、まずはこの一本。15年ぶりくらいの鑑賞かな。
 1946年の作品です。
 
 本作は、次のような献辞から始まる。字幕付きソフトを持ってないので、拙訳だが、次の通り。
「フレッド・ハーヴェイがサンタフェ鉄道の延伸に沿ってレストラン・チェーンを展開していったとき、彼はアメリカで初めての『文明軍』と共にあった。その名も『ハーヴェイ・ガールズ』
 この可愛いウェイトレスたちは、デイヴィー・クロケットやキット・カーソンの如く着実に西部を平定していった。---火薬やライフルではなく、ステーキとコーヒーでもって。
 これら名もなきパイオニアたち、また今日同じように奮闘しているその後継者たちに、謹んでこの映画を捧げる」

 まさにその通りの、設定上は実話ベースの映画。
 
 ひょんなことから(ここ実際説明するとなると実に面倒くさいんだけど、「ひょんなことから」って便利な日本語だわ)、「ハーヴェイ・ガール」になったジュディを中心に、ウェイトレスさんたちの奮闘を描く物語。
 製作は当然のごとくアーサー・フリード。監督は大作の傾向の強いジョージ・シドニー。本作も、オープンセットに蒸気機関車を走らせたり、燃え盛るレストランの中での格闘シーンがあったりと、見ごたえ十分。
 
 ジュディの脇を固める俳優陣は、道を挟んだ向かいにある「アルハンブラ」の娼婦アンジェラ・ランズベリー(劇中ではバーとその踊り子ということになっているが、どう見ても娼館であり娼婦だ)。
 この人、私が10代で認識したころからお婆ちゃんだったけれど、最近の「メリーポピンズ リターンズ」でもやっぱりお婆ちゃんです。日本で言えば、笠智衆みたいなもんですかね。今年94歳だけど、どうか、いつまでもお元気で。
 あ、本作では敵役だけど、とってもキュートです。
 ジュディの同僚のハーヴェイ・ガールズに、いつも無表情なのがおかしいマーガレット・オブライエンと、麗しのシド・チャリッシ!
 あとは、オズの案山子男ことレイ・ボルジャー。

 ジュディの恋のお相手は、ジョン・ホディアック。この人は日本ではほとんど知られていない。
 などと偉そうに書いているが、私自身がほとんど知りません。ハワード・キールにちょっと似ているが、口元がかなりいやらしい。「アーティスト」のジャン・デュジャルダンや、ジーン・ケリーも時々その傾向があるが、それよりもっと下品な感じ(失礼!)。
 まあ、ぶっちゃけ本作はラブ・ストーリーやボーイ・ミーツ・ガールでなくっても成立する物語なので、この人のことは忘れてください(さらに失礼!)
 「アナ雪以降」なら、本作はロマンス抜きで作られていたはずだけど、それより70年近く前なので、フォーマット上仕方がないわけです。
 でも、ほんと、それくらい現代の視点で見ても、かなりフェミニンな作りになっている。
 それは献辞にある通り、武器の代わりに料理で闘う女性たちの物語だから。
 これ、今もっかいリメイクする価値あるんじゃない? それこそロマンス抜きで。

 本作は往年の王道MGMミュージカルなので、ミュージカルシークエンスが素晴らしいのは言うまでもない。
 まずは序盤に来る「On the Atchison, Topeka and the Santa Fe」。9分以上ある。
 当時のミュージカルではいちばん大きなナンバー、いわゆる「プロダクション・ナンバー」は、ほぼ最後に来る。「雨に唄えば」だって「バンドワゴン」だって「巴里のアメリカ人」だって全部そう。「ラ・ラ・ランド」だって、そこは踏襲してみせた。ところがこれは冒頭に来る。
 「摑みはOK!」的にキャッチーなサビから始まる曲が現代はとても多いけれど、ある意味その構造の先駆とも言える。

 あと、ジュディがチャリッシ、オブライエンと踊り歌う「It's a Great Big World」。ここでは3人の「シェー!」を見ることができます。赤塚先生の何年前だよ!

 終盤の長尺ナンバー、パーティー・シーンでの「Swing Your Partner Round and Round」。ここもかなり長い。
 映画史上最大の舞踏会シーンと言われるヴィスコンティの「山猫」にも比肩する! いや、ごめん、言い過ぎた。そこまでじゃない。でも、凄いし、素敵。
 
 あと、MGMミュージカルで忘れちゃいけないのが、細かいギャグね。
 本作もいっぱい入っているけれど、序盤「In the Valley」を列車のデッキで歌い終えたジュディが、車内に入ってきてからの無言のシークエンス。トランプしてる人の手札に口出ししたくなったり、少ししかないランチを食べかけたらお腹を空かした子供がやってきて困ったりと、ジュディの可愛い表情だけでとても楽しい。
 二挺拳銃でステーキ奪還のため「アルハンブラ」に入っていくジュディも可愛いし、それに感服して背後から「こいつは大したタマだね」とサポートしてくれる脇役の西部男も最高。
 バージニア・オブライエンが歌う「The Wild, Wild West」に出てくる灼熱の蹄鉄を摑むところは、最初観た時めちゃくちゃびっくりした。思えば、フレームから外れている間にフェイクに差し替えてるという単純なトリックなんだけどね。
 
 えーっと、まだ言い忘れてることなかったっけ。
 だいたいいつも観終わって、酒を飲みながら書いているし、途中で読み返して推敲したりするので、本日もここまで1時間半。だいぶ酔っぱらってきましたですよ。

 あ、そうだ。パーティ・シーンでのハーヴェイ・ガールズとアルハンブラの娼婦たちの衣装のコントラスト。
 あれって、「ウェストサイド物語」でのジェット団とシャーク団の女子チームたちのコスチュームの元ネタじゃない?
 それでいうと、「アティソン・トピカ」ナンバーのカラフルな衣装→「掠奪された七人の花嫁」→「ウェストサイド物語」って連想も働くんだけど。ああ、ついでにレインボウ・フラグも連想できるか。っていうかオーヴァー・ザ・レインボウ? なんだ、この酔っ払いの円環構造。ってか、言ってるの全部俺か。

 後は、そうだなぁ。ウェイトレスとしての「トレーニング・モンタージュ」。何か「ロッキー」評みたいな言い方になってるけど、「The Train Must Be Fed」ナンバーのことです。ここでので、テーブルの下からのショットにも言及しとこ。
 ガラスの上に人物を置いて、下から撮影するのは、古くはルネ・クレールの悪ふざけ「幕間(1924)」があるし、ヒッチコックの「下宿人(1927)」もそう。本作の前年「錨を上げて(1945)」では同じジョージ・シドニーが、アクリル板で作った鍵盤を使って、演奏を下から撮ってる。今でもYOSHIKIのピアノならできるよ!
 面白いのは、本作ではそれが花びらみたいに、つまりはあたかもバスビー・バークレーの俯瞰映像みたくなってるところ。
 これを私は勝手に「逆バスビー・バークレー」と命名したい。略して、「逆バス」。まあ、「逆バク」でもどっちでもいいんだけど。
 っていうか、「逆・バス・爆発」、みたいな?
 あ~あ。だから呑みながら書くと駄文にしかならないんだってば。
けっこう面白かった。メイドの衣装がかわいい。タップシーンも素晴らしい
rico

ricoの感想・評価

3.7
ジュディ・ガーランドが超細い。
ケニー・ベイカーとシド・チャリシーの歌とダンスのシーンが良かった。
衣装が微妙に40年代エッセンス入ってません?
文字通り豪華絢爛なセットと衣装がとっても眼福なミュージカル。ジュディの歌も勿論見所のひとつだが、個人的には『オズの魔法使』でカカシ役を演じたレイ・ボルジャーのダンスがめちゃ好きだった。シド・チャリシーがなかなか見つからないと思ったら、踊り出した瞬間に分かった笑。
holly

hollyの感想・評価

4.5
ジュディ・ガーランド主演の西部劇ミュージカル。
サンタフェ鉄道沿いにある西部の町サンドロックに進出したレストランのウェイトレス・通称"ハーヴェイ・ガールズ"と、既に人気を博していた酒場アルハンブラの踊り子たちの争いがストーリーの大筋。
ハーヴェイ・ガールズ側ではスーザン(ジュディ)が、アルハンブラ側ではエム(アンジェラ・ランズベリー)がそれぞれ筆頭となっており、アルハンブラの経営者ネッド・トレントを巡って微妙な三角関係が繰り広げられます。

ただこれは黄金期のMGMミュージカルですので、内容というよりはミュージカルナンバーと古き良き雰囲気を楽しむ映画。
見所としては、やはりアカデミー賞を獲得したメインナンバー"On The Atchison, Topeca, And The Santa Fe"が素晴らしいです◎
この一曲だけで約9分くらいあるのですが、ついつい引き込まれて時間を忘れてしまうほど。

出演者も豪華で、ウェイトレスにはシド・チャリシーやヴァージニア・オブライエンが脇を固めているなど、美女たちが勢揃いしているのも流石MGMだと思います。
個人的には「オズの魔法使」でカカシを演じたレイ・ボルジャーが、ずっとジュディに優しく微笑みかけているのが印象的でした。
そんな二人がワルツを踊るシーンには思わず感動…!
ボルジャーが3分弱をソロで披露するタップはまさにエンターテイナー。こちらも必見です。

ミュージカル好きな方にはぜひ見てほしい一本。