驚異のドキュメント 日本浴場物語の作品情報・感想・評価

驚異のドキュメント 日本浴場物語1971年製作の映画)

製作国:

上映時間:88分

3.3

「驚異のドキュメント 日本浴場物語」に投稿された感想・評価

べらし

べらしの感想・評価

2.8
当時の観客が抱いていたであろうところに従っていやらしい気持ちを持って見たらそれなりに真面目な内容だった 温泉行きたいな
しかし実際にドキュメントとして記録された当時のお座敷芸の野蛮さたるや凄まじいものがあるな…秘宝館とかいらないですやん
buccimane

buccimaneの感想・評価

4.5
最初から性的なやつのつもりでレンタルしたから普通のお風呂なのかよと思ったけど歴史を経たうえでの現代の性的お風呂なのかと納得した。
母親の羊水に浸かるのが人間の入浴の原体験なのだなと再確認するフィナーレには感動。
恐山のシーンの終わりに秋田音頭が流れたり大沢温泉での宴会でドンパン節が歌われるのはルーズじゃないのと思ったけど。
変わり種の風呂を発明しまくってる有田観光ホテルの社長もド助平そうで良かった。
これは一体どおやって撮影したんだろう…
赤ちゃん産まれる瞬間とか本物うつしてるし…
帝王切開ってこんななのねとビックリ…
日本の歴史を感じる作品でもあった笑
地上には帰れる居場所がなくなって、人はタラッサ的退行をしていくのだろう。
わりと前半というかほぼ最後のあたりまでというかまじめな劇の入ったお風呂ドキュメンタリーです。風呂の歴史と風俗をちゃんと描きます。水遊びや産湯などの根源的なものから、身をきれいにする清浄としての風呂、精神的な向上のための宗教的意味合いを持つ風呂、レジャー複合施設の一部としてあるいは間口としての風呂、そして欲望を満たす道具としての風呂と、風呂と人のかかわりの歴史を辿りながら、71年当時の俗物化してしまった風呂の状況を憂い、最終的には子宮という風呂へ回帰します。日本は経済成長で豊かになり、何かを捨ててしまったようで、それを憂うわけですが、では経済的に豊かではなくなった現在、捨ててしまったものは戻ってきたかというとそうでもない気がしますね。トリエンナーレの件とかみてて確信しました。子宮へ帰ろうかなと思いました。
CTB

CTBの感想・評価

4.0
「1970年、日本列島はぬるま湯に浸かりきっていた。」そして俺もぬるま湯に浸かるようにウトウトしてしまった。実際風呂に浸かりながら観たい。ミストルコのコーチが本当にいい顔してる。あんた輝いてるぜ。天職だろう。
映画構成としてはイマイチと感じた

戦後の高度経済成長を経て
ぬるま湯に浸かりゆく日本とその風呂文化の変容を重ね合わせ
特に後半になるにつれ
醜さとともに
イライラさせるために
おやじのニタニタを繰り返し見せてくるのはわかるし
怒りや冷めた眼差しがそこにあるのは感じたが
それ以上それ以下の感想は生まれず。


後々、貴重な資料になり得るとカメラを向けていたようには思えないけど
結果として、僕がこの映画から良いバイブレーションを得たとすれば、それは、その時代の記録としての映像であり
そういう意味では制作側の意図でないにしろ
時の洗礼を受け始めて成功しているのかなぁ、という感じはする。

お色気シーンはお色気といえるほどでもない。
まぁ老若沢山のおっぱいは拝める。
csm

csmの感想・評価

5.0
本当に湯に浸かってる日本列島、荒木一郎のイイ曲、まさに産まれてくる野々村一平、女屋実和子さんから。各地の夢溢れる風呂、東北の混浴でギャルに人気の一平、木彫りの男根ナメで母と交わる一平、トライバルな太鼓にあわせて川の水を汲み焼き石で風呂を作る一平。温泉芸者にトルコのエピソードで一平どこ行ったー?と思ってたら現実逃避して胎内回帰。最高!山野愛子の泥パック!鍛冶屋のオヤジが作った空中風呂!コンピューターに答えを聞け!
意外と、最初の方は秘湯好きだったら、間違い無く泣いて悔しがる場所揃いだった。
おそらく、大部分は今はもう行けない場所とか、閉鎖されてるんじゃないかなぁ?

川の端で焼き石で露天風呂を作る所とかも、なんとなくやってみたい気がする。

それにしても、滑り台付きのお風呂とかロープウェイお風呂とか、なんか訳分からないなりに、なんとなく楽しそう!と思ってしまう。

後半のトルコ風呂は、とりあえず付け足したお色気シーンという感じ。
tomharak

tomharakの感想・評価

4.3
ラピュタの中島貞夫監督性風俗ドキュメンタリー特集にて。

看板に偽りなしのほんとに『驚異のドキュメント』でびっくりしたよ

ときは70年代初頭、日本各地の風呂紹介ドキュメントと、母親と死に別れると同時に浸かった産湯の記憶により風呂に取り憑かれた男(何を書いてるのかよくわかんなくなってきたが…リアル帝王切開シーンをぶっ込んでくるモンドドキュメント感も盛り込みつつ)による終始いまじぶんはなにをみせられてるんだろう?感に包まれる土着アシッドな風呂行脚ドラマによる構成。
セミドキュメンタリーって言う?これ?
風呂ドキュメントっつっても情緒を超えた情念が浮かぶのがこの時代感。良い…

古そのまままの岩蒸し風呂、江戸の湯屋、万博の人間洗濯機、みかん風呂(おそらくあなたが想像するものと違う)、ロープウェイ風呂、恐山などなどと有名温泉や湯治場、非常に興味深い70年代初頭には存在していた珍風呂織り交ぜて紹介しつつ(退屈したかな、って頃合いにちょくちょくしっかり捉えたおっぱいカット入れつつ)、日本の風呂の歴史やバリエーション紹介はかなり真面目かと思うんですよ。
まあ温泉芸者あたりから性風俗の色合いが強くなりトルコ風呂、トルコレズ、トルコSMときて最終的に『これもはや風呂関係なくね?』と観客全員が思いはじめたときに放たれるナレーションの
あの驚愕のひとこと。
なに?禅?そして口ポカンのラスト。

…まあ…すごく面白かったです。
コンピューターでもわかんないっことってあるよね!

※突然ぶっ込んできたサンカの風呂のくだりも興味深かったです。
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