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カール・ラガーフェルド スケッチで語る人生

『カール・ラガーフェルド スケッチで語る人生』に投稿された感想・評価

MASAYA
3.7
カール・ラガーフェルド本人がインタビューに対して、スケッチとともに答えてくれるというなんとも貴重なドキュメンタリー映画。

カール・ラガーフェルドといえば超速書きスケッチが有名ですが、それを存分に堪能することができます!

最初にざっと彼とブランドの略歴を紹介しておきます。

1933 ドイツのハンブルクに生まれる

1952 デザイナーとしてパリに移住

1954 羊毛コンクール(コートの部)で優勝

1956「バルマン」で働きはじめる

1959 ジャンパトゥの下で働きはじめる

1963 「クロエ」のヘッドデザイナーに任命される

1965 「フェンディ」と契約

1983 「シャネル」のデザイナーに就任 ブランド再生の立役者となる

1984 自身のブランド「カール・ラガーフェルド」を発表

2000 ダイエットに成功

2007 ブランドを「トミー・ヒルフィガー」に売却


このような経歴自体は「fashion press」などで知ることはできますが、それにまつわるエピソードを彼の口から、しかもスケッチと共に聞くことできるのはこの映画だけでしょう。生の体験談として聞くとやはり感じ方が変わってきます。

そしてスケッチはもちろんなのですが、そもそも彼のサインからすでにカッコよさが滲み出ています。小学生の頃、野球選手のサインを真似てクラスの友人と練習しましたが、今でも尚例え求められないとしても書けるとカッコいいような気がします。

彼が語るエピソードでもっとも魅力的だったのが、1954年にコンクールのコートの部で優勝したときに、カール・ラガーフェルドから見た同じくコンクール(ドレスの部)で優勝したイヴ・サンローランの印象。ルックスや着ていたものなど詳細に覚えていて、驚きました。
またそれぞれの優勝作品が「ジバンシー」、「バルマン」という今もなお有名なブランドの目に止まり、誘いを受けるもののイヴ・サンローランは「ジバンシー」からの誘いを断り「ディオール」の後を継いだというエピソードはなかなかカッコいいです。

また映画全体を通してPOSCAを走らせる音がなんとも心地よく、癖になります。素人目では一見ただの殴り書きにも見えてしまいそうなスケッチでも、よく見ると特徴を掴んでいて芸術的なスケッチとなっています。エンドロールでアップにされた画が流れるので、そこでじっくり見れます。

彼のダイエット成功にまつわる話として、2000年エディ期の「dior homme」のコレクションを着てみたくなったからダイエットを始めたららしく、お茶目でかわいらしいです。そして改めてエディ・スリマンの偉大さを感じさせます。当時革命を起こしたと言われる極細シルエットはあのカール・ラガーフェルドにまで影響を与えたということです。

ラガーフェルドのドキュメンタリーを3作観終えた今思うこととしては、シャネルの作品はいくら観ても特に感じることは変わらなかったのですが、彼に関しては観れば観るほど、知れば知るほど魅力的な人物だなということです。ファッションスタイル、人生観、仕事などすべてにおいて自分の思想が反映されていれ、揺るぎがないからここまで人を惹き付けるのではないでしょうか。

歳をとってもオシャレでカッコいい男性になりたいです。
3.6
スケッチが語る人生!!

インタビューに対して話とスケッチで答えていくカールの対応力と記憶力が凄いです!

カメラもほぼ二視点で撮っているだけなのに理解出来てしまう!

カール自身の考え、少年期の頃からファッションへのこだわりがあったという話、イブサンローランとのつながり、シャネルとの契約など色々な話が聞けて面白かった!
私はシャネルやフェンディで服を買わないからカール・ラガーフェルドというデザイナーについて何も知らずにこの作品を鑑賞しました。

長めの白髪を後ろで一本に結びサングラスにレザーの手袋、黒のスーツを身にまといワイン片手に早口で喋りながら自分の人生をスケッチブックにサラサラと描き出していく。

画材は普通のマーカーやペンの他に化粧品なんかを使って色をつける。
「作る」ことは楽しいが、「作った」は退屈と言いながら書いた側からスケッチを捨てていく。

「普通」なんて僕には要らない。

…ただもんじゃないよ。
成功する人間ってこういう人なんだね。
と、自分の凡庸さを思い知った感じ(笑)

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