暗黒街の対決の作品情報・感想・評価

「暗黒街の対決」に投稿された感想・評価

まさわ

まさわの感想・評価

3.6
三船敏郎と鶴田浩二の対決と友情モノ。劇画的アクション、殺し屋3人組+ひとりの「消えちゃえ」ソングのエンターテイメント。
あ

あの感想・評価

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これが岡本喜八か!速い!面白い!かわいい!かっこいい!
すごい!かっこいい!うわー最高!かっこいい!
それでこの色彩はなんでしょうね この色の喜びっていうのは、小学生のとき理科の授業で電池の直列回路で電球が明るく光っただけで嬉しかったときのような、そんな喜びです 生活すべてが素晴らしい物語なんだという喜びだと思います フィルムって本当にすごいメディアですね
ちー

ちーの感想・評価

4.0
二作目で主演交代、三船がずっとエロい。佐藤允目当てで借りたけど端役で残念。前作より格段に面白くなって、というか西部劇要素がたまらん。ハーモニカの曲が絶対マカロニウエスタンを意識しており、佐藤勝は確信犯。ラストは北北西に進路を取れか。
こんな御時世になって気持ちがクサクサしてくるの三船敏郎の愛嬌に触れたくなる。ハンサムな二枚目であるという以上に微細な表情に「萌え」が去来するチャーミングさを味わいたいという気持ちで鑑賞。

オールバックにトレンチコートで無頼の匂いと知性を滲ませる三船敏郎。
そして一見不釣り合いだが、そのアンバランスさが終盤に心躍るバディ感を生み出す鶴田浩二。
脇役に至るまでエネルギーとエレガントさを振り撒く東宝の俳優陣の好演は相変わらずの居心地良さ。

スピーディーと違和感をない混ぜにした編集と、ハッとするインサートカット。
シーンの継ぎ目に映画を宿らせるテンポ感。
呆れるほどバカバカしいギャグ演出から端役のキャラクターにまで確実な見せ場をつくり伏線にしてしまう見事な脚本。
ミスリードと後味の悪い「暴力」の陰惨さをラストに示すことで浮かび上がる無常観と、徹頭徹尾、さまざまな感情を織り交ぜながら「映画」がドライブするのがとにかく気持ちいい。

大変古い時代の映画なのに。
映画の面白さが溢れていて嬉しくなってしまった。
今と明らかに「カッコいい男」の定義が違う。

この時代、
外見のかっこよさとは別に、美学・スタイルにこだわる。

スナックでのタバコ。
タバコを吸いたい時にサッとマッチを出す気づかい。
義理と人情。

舞台設定や車の撮影、内容は陳腐ではあったが、
岡本喜八が誇る高速カットバックを大いに楽しんだ。
極端なところでは
「ちきしょう」のセリフが
「ちき・・・」の部分でカットが切られており、
気持ち良さと監督のせっかちさがうかがえる。ファンにとってはたまらない。

自分自身カットバックの速い映画は大好物なので、垂涎であった。

誰かが話せば、リアクションがきちんと撮られており、映画を撮る上で参考になる絵が多かった。
侍じゃない現代風の役の三船敏郎を初めて見たが、さすがは世界のミフネ。違和感なくしっかりキメて、鶴田浩二と共に渋くて良かった。こういうヤクザの話は整理しながらじゃないと、こんがらがるので注意。
HK

HKの感想・評価

3.9
岡本喜八監督による暗黒街シリーズ第2作目。キャストは三船敏郎、鶴田浩二、佐藤允、中丸忠雄などなど

街を牛耳るギャング組織がバックにある殺人事件の真相を調査する汚職刑事が、そのギャング組織によって淘汰されたギャング組織の幹部で、殺人事件で殺された女の旦那である男と奇妙な友情を築きながら、事件の真相を探りながら組織壊滅を狙うノワール映画。

暗黒街シリーズ第2作目なのですが、この暗黒街シリーズで特徴なのは脚本がウェルメイドな東宝映画の王道脚本で有名な関沢新一さんがとっていることなのかな~と最近思ったりします。だから良くも悪くも東宝らしさが出ているのかと。

しかし、それ以上に、喜八さんによる絶妙でクールでかっこいいカッティングが目立つ作品でもある。クレーン射撃のシーンとか特に自分は好きですね。あのテンポ感は個人的にはたまらない。

キャバレーでの場外乱闘シーンなどもあるのだが、あそこでの癖は何とも言えないんですけども、それでも喜八さんによるテンポ感あふれる徒手格闘シーンはたまらないと思いました、なんたってコミカルで面白いんですもん。

登場人物のやり取りに、トランプを並べるカットとかお札が飛ぶカットを入れることでクールで外連味のある演出を見事に取り入れていて個人的にはとても好き。

何よりも、前作以上に佐藤勝さんによるジャズ音楽が良い味をだしていると思いますね。アップテンポでそれでいて壮大でもあるためやはり個人的にはとても好きです。

喜八さんによるカッティングで突然ワープしたりしてしまう部分、僕はこれを喜八イリュージョンと呼びます。普通の監督さんがこういう突然場面が切り替わるようなことやっても混乱してしまうのですが、喜八さんによるこの切り替わりのシーンはクールでかっこいいため、見入ってしまうんですよね。だからこそ自分はファンになったのだと思います。

特にこの暗黒街シリーズでは、銃撃のシーンにおける三回パンのような演出がとてもいい味を出していると思いますね。オープニングからかっこいんだから素晴らしいです。

今回の殺し屋はもろ外連味たっぷりというか、コミカルというか、天本英世さんのせいか凄い不気味ながらもどこか抜けている感じがしてそこが好きです。

ただ、最後の最後で鶴田浩二が死んでしまうシーンは、ちょっと喜八さんらしからぬ間延びしていた展開でちょっと合わなかったかなと思いますね。喜八さんは乾いた死の描き方に定評があるし、ああいうのは多分関沢さんとかの影響があっちゃうのでしょうかね。

いずれにしても、前作以上に面白かったと思います。見れて良かったです。喜八さんによる現代劇も生きていれば見てみたかったな~と思いますね。
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.3
初見は、今は無き浅草東宝オールナイト。このたびスカパーにて再見。
大好きな岡本喜八だが、暗黒街シリーズはハマんなかったんだよね。

そんなシリーズ2作目。ヤクザの対立する町に左遷された不良警官を三船が演じる。利権を巡って対立する二つの組。昔気質の親分に田崎潤。新興の組長に河津清三郎。
元田崎の子分で、河津の組に秘密を知られ奥さんを殺された、男に鶴田浩二。
バーを経営しながら復讐を考える鶴田に、穏便に事件を解決したい警官三船の友情劇。

やはり東宝は、東映や大映に比べ、ヤクザ映画にも品がある。あくまでハリウッド的なギャング映画を目指していたんだね。それが岡本演出の計算され尽くしたカット割と相まって、スタイリッシュに仕上がってる。

そしてユーモアもある。河津の組の殺し屋(天本英世など)が「お前等は普段はバックバンドで歌え!」と命令される。
「ええ?!」と動揺するが、次のカットで殺し屋3人がギターもって歌ってる(笑)このカット割のテンポの良さから来る笑いのセンスよ!

また、追われる鶴田に三船が「天井裏で寝ろ」とアドバイスするシーン。判っていでもワクワクしちゃう。こういうセンスは流石だなぁ。

復讐による殺人という罪を鶴田に追わせたく無い、三船のセリフ「友達だからだ」も格好良い。こういうちょっと照れくさいセリフと臆面も無く言うのがイカしてるよな。
前作よりも喜八色が増してテンポが良くなった印象。場面転換や画作りのアイデアが見事です。喜八組役者たちの演技も愉快で特に天本英世は最高です。

クライマックスで三船敏郎の顔に真っ赤な照明が当たるのはどういう意味なんですかね?法をかざす三船にあまり感情移入していなかったということなんでしょうか。
ILC

ILCの感想・評価

3.6
絶妙にダサいんだけど嫌いじゃない。毎度のことながら場面の切り返しが上手い。
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